英国の国民医療サービスにおける開業医でもあり作家でもあるマルコルム・ケンドリックは新型コロナに関して自分のブログで個人的な思いを綴っている。彼は「Doctoring Data – How to Sort Out Medical Advice from Medical Nonsense」と題された書籍を刊行してもいる。ここに引用しようとする記事は「私は医師として新型コロナを巡るデータを研究してみた。ひとつだけ本当のことが分かった。それは都市閉鎖はまったく機能してはいないという事実だ」と題されている(注1)。世界中が新型コロナに曝されて丸1年たった今、これは極めて興味をそそる表題である。
通常、世の中には千差万別の見解がある。少しでも多くの見解を知ることはものの見方を広めるだけではなく、公平な世界観を維持することに役立つと私は思う。そして、特定の見解の裏に秘められた政治的・経済的な利益を誘導しようとする狡猾な集団の存在に気が付くことも多い。
本日はこの記事を仮訳して、読者の皆さんと共有してみようと思う。さっそく始めよう。
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新型コロナの騒ぎが始まってから1年が経った今、新型コロナについての疑問は今までに分かった事柄以上に多いのが現状だ。新型コロナに関して信用がおける唯一のデータは様々な国の死亡率である。胡散臭い今の世情においてこれらのデータだけは明快さを示してくれる。
新型コロナに関しては、最近、私はそれほど書いてはいない。いったい何について書けるのであろうか?私の意見では、世界はまさに気が狂ってしまった。この状況を一番うまく言い表す言葉は14世紀にダンテが書いた「神曲地獄篇」であろう。
その中で、ダンテは社会からののけ者について書いている。彼らは天使の反乱においてはどちらの側にもつかなかった。彼らは入口に住んでいる。天国に住んでいるわけではないし、地獄に住んでいるわけでもない。永久にどっちつかずのままである。裸で、何の役にもたたず、彼らは次から次へと変化し続ける自分自身の個人的興味を追い回して、地獄の霧の中で競争し合うのである。
捉えどころなく揺れ動く横断幕を追い回す様子を描いたこの記述こそがわれわれが今日いったい何処に位置しているのかを見事に描写していると私には思えるのである。ところで、あなたはいったいどのような横断幕を追い回しているのだろうか?
「新型コロナは今まででもっとも恐ろしい感染症であって、われわれはこの感染症が広がるのを防ぐために、たとえどんなにコストがかかっても、可能なことは何でも実行すべきだ」という横断幕だろうか?
それとも、あなたの横断幕は「われわれはいったい何をしようとしているんだ?この感染症は悪性のインフルエンザよりりも遥かに質が悪いというわけでもないのに、世界中の経済を破壊し、人々の権利をはく奪し、人々を救うよりもむしろ数多くの人々を殺してしまっている」というまったく別のものだろうか?
横断幕は他にもいろいろとあるだろう。
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真実はこれらのお互いに相容れないふたつの立ち位置の中間に存在する。でも、それは酷い状況にある。すっかり潰され、形も変わって、壊れ物の山となって隅の方に押しやられている。一枚の絵として何らかの意味を成すようにするために、私はその断片を可能な限り探しまわる。
しかし、何を信じたらいいのか?誰を信じたらいいのか?
新型コロナにおけるPCR検査の精度を丸裸にしてみた。意味のあることなんて何もないことが分かった。新型コロナの死者が記録される手法を確定するために叩き切ってみた。私が見い出したものはいくつもの想定やいくつもの困難さだけであった。
誰かが新型コロナのせいで亡くなったのだろうか?それとも、コロナウィルスとは何の関連もなかったのだろうか?いったい誰がそのことを知っているのだろうか?間違いなく、私には分からない。とは言え、私も死亡証明書を何枚か書いた。
われわれは新型コロナによる死亡を過大評価しているのだろうか?それとも、過小評価しているのだろうか?私には分からない・・・。でも、物事は何もなかったかのようにそのまま進行して行く。
いったい私は何を知っているのだろうか?
新型コロナはインフルエンザよりも致死率が高いのだろうか?確かに、新型コロナはインフルエンザの殆どの亜種よりも致死率が高いが、スペイン風邪では5千万人が死亡したと推定されている。その当時の世界人口は現在のそれの約5分の1程度であった。つまり、新型コロナの致死率はスペイン風邪よりも遥かに低い。恐らくは、その致死率は1957年と1967年に流行ったインフルエンザと同程度であろう。
ウィルスはより致死率が高い方へと変異するのだろうか?それは誰にも分からない。現行のワクチンは変異株にも功を奏するのだろうか?誰にも分からない。ウィルスは無症状の人からも感染するのだろうか?誰にも分からない。現行のワクチンはどれほど効力があるのだろうか?誰にも分からない。
他にどんな疑問が残されているのだろうか?
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ウィルスの影響に関して私が待ち望んでいたのはその結末に関して誰も変更したり、でっち上げたりすることができないようなものである。その種の結末とは集団的な致死率だ。つまり、一人の市民が何らかの理由で死亡する確率である。
私がこの情報を待っていた理由はこうだ。ある特定の疾病によってもたらされる致死率を記録する際には、物事はある種のファッションに入ったり、そのファッションから出たりするのである。2~3年前、私は敗血症による死亡に注目していた。これは血液の感染症であって、致死的な毒素を放出する。かっては、この感染症は優先度が低かった。医師らが日常的にこれを詳しく調べたり、死亡診断書に記載するようなものではなかった。
その後、突然、この症例をもっと真面目に調べ上げ、患者に対してより良い治療を施すようにという圧力がかかってきた。敗血症は治療可能であり、生命を救うことが可能であることから、これは一般的には好ましいことであった。われわれはイニシアチブを取って、コンピュータで検索できる警告情報を立ち上げている。「敗血症について考えたことはありますか?」といった内容だ。これはいいね・・・ いや、必ずしもそうではない。何故かと言うと、ひとつの基準として「ゼロ・リスク」を目標にしてプログラム化されたコンピュータアルゴリズムによってどのように考えるべきか、あるいは、どのように自分の仕事を成すべきかに関してあれこれと外部から指示を受けることに私は好きになれないからである。♫ヘイホー、♫ヘイホーだ。
2013年、英国の健康に関するオンブズマンがひとつの報告書を著し、ある行動を提案した。つまり、「敗血症は心臓発作よりも頻繁に入院の理由となっている。そして、致死率が高い」と指摘した。 だが、この報告には何か一物があるように感じられた。敗血症に見舞われる患者は、通常、非常に高齢であり、多くは複数の病的症状を抱えている。彼らは敗血症とは別の理由で、恐らくは、そう遠くはない将来に死亡するであろうと考えられるのだ。
敗血症の認識が高まり、その治療が行われることによって、敗血症の致死率は低下するだろうとあなたは思うかも知れない。ところが、そうはならなかった。2013年以降、致死率は30%も上昇したのである。これは敗血症が増えたことを意味しているのであろうか?あるいは、ただ単に死亡診断書により頻繁に記載されたというだけなのであろうか?私が思うには後者が主な理由だ。死亡診断書に記載されている死亡理由は確固たる証拠とするには程遠いという事実を明確に指摘するために私はこの事例を持ち出している次第だ。
新型コロナについて言えば、これは今や巨大な問題である。英国や他の幾つもの国家においては、もしもあなたがPCR検査(この検査手法は正確であるかも知れないし、不正確であるかも知れない)によって陽性であると診断された場合、その検査から28日以内にあなたは死亡するかも知れず、死亡診断書には新型コロナによって死亡したと記録される。私は新型コロナについては何も確かなことは分からないが、これらの状況はまったくのナンセンスであることは私には十分に分かっている。
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癌を患って末期的段階にある誰かが病院で新型コロナに感染し、死亡する。彼らを死亡に至らしめた理由はいったい何だろうか?
たとえPCR検査が正確であるとしても、新型コロナが死亡の理由ではないと思われる事例が非常に多く存在する。他にも言えることがある。つまり、コロナウィルスで死亡した人たちの大多数は幾つもの病的状態にあったということは、恐らく、われわれの誰でもが知っていることである。
米疾病予防センター(CDC)は新型コロナの関連死と判定された人たちの94%は他に重篤な病気を抱えていた、あるいは、並存疾患を持っていたという事実を見出している。ただ、この94%という数値はすでに認識されている並存疾患を示すだけのものであって、それ以外にどんな疾患が隠されていたかに関しては誰にも分からない。特に、われわれは今や死後の解剖を実施してはいないのだから。
とにかく、患者は新型コロナに感染していた(あるいは、少なくとも、試験の結果は陽性であった)。けれども、多くの場合、彼らは非常に高齢で、重篤な病気を抱えていた。特別な事例を取り上げれば、癌の末期的段階にあり、1週間後には死亡するかも知れない患者が病院で新型コロナに感染し、死亡する。彼の死亡理由はいったい何だろうか?統計上では、この患者は新型コロナで死亡したと言う。私はこれは非常に馬鹿げた話だと言いたい。
私が医者になった頃は「気管支肺炎」(悪質な胸の感染症)は「高齢者の友人」として知られていたものである。非常に高齢で、すでに衰弱しており、多くは認知症を患い、たびたび失禁し、老人ホームに横たわっている人たちにとってはこの感染症は比較的痛みを伴わないで死亡に至る代表的な症例であった。
大体においてわれわれはこの疾患を積極的に治療しようとはしない。どちらかと言えば、患者が安らかに眠りに就ける方を選ぶ。確かに、この状況は今でも起こる。今はそれ程ではないけれども、何処かの誰かによって、多くの場合、何処か遠方に住んでいる親戚筋で何年も訪ねては来なかった人によって訴訟を起こされることがある。
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患者らは本当に気管支肺炎で死亡したのであろうか?あなたは「その通りだ」として議論することができるだろうし、「そうではない」と言って議論することも可能だ。確かに、気管支肺炎が患者を最終的に崖端から蹴落としたのだと言えるだろう。いいや、患者らはすでに衰弱しきっており、ゆっくりとではあるが死亡しつつあったのだとも言える。最終的には、どんな理由で実際に死ぬのだろうか?私のスコットランド人のおばあさんは102歳まで生き長らえたが、彼女はよくこう言っていた。「皆呼吸不足になって死ぬんだ。」 まったくその通りなのだが、残念ながら何の役にも立たない。
こうして見ると、あなたがしなければならない事は死亡診断書に記載されている事柄を通り越して、さらに先を読むことだ。あなたは集団的な致死率に何が起こっているのかに注目しなければならない。死亡の具体的な理由について無制限に、しかも、的を射ないままに議論を続けることは可能であるが、あなたが議論することが出来ないことがひとつだけ存在する。それは患者がまだ生きているのか、それとも死んでしまったのかという点だ。通常、私は医師としてこの点を正しく理解することができる。脈がない、息が止まった、瞳が光に反応しない、痛さに反応しない、等々。ついに、患者は死亡したのだ。問題は、この患者がいったい何の理由で亡くなったのかという点だ。ウム、ちょっと考えさせてくれ・・・
かようにして、私はEuroMOMOを覗いてみることにした。EuroMOMOはEuropean Mortality Monitoringの略。EuroMOMOプロジェクトはヨーロッパ各国におけるウィルスによる過剰死亡者数を測定し、過剰死亡が起こっているのかどうかを探知している。
このプロジェクトには全面的に信頼を寄せることが可能なデータがある。ヨーロッパ中でいったい何が起こっているのかを見極めるのに私はこのプロジェクトを訪れる。これはスペインやイタリア、英国(4地域に分かれる)、スウェーデン、等々の重要な国々を網羅している。
まず、ここにヨーロッパ各国を網羅し、全年齢層を含む全体としての死亡者数を示す。このグラフは2017年に始まり、2020年のほとんど最後までの期間を網羅する。
お気付きのように、死者数は毎冬急増する。2020年には、年初にはそれ程の増加はなく、その後、鋭いピークが現れた。これが新型コロナである。このピークは第15週目辺りに現れた。
このピークは3月下旬に始まり、5月の中旬にはほとんどが収まった。今、われわれは冬季にあり、何時ものように冬季特有の急増が現れる。増加の程度は2017年から2018年にかけた冬季とほぼ同程度であるようだ。また、このピークは過ぎて、今や死者数は下降している。しかしながら、再度上昇する可能性もある。[もっとも最近の週の数値はいささか正確性に欠け、全数値が落ち着くまでにはある程度の時間がかかる。]
ふたつの事柄が浮かび上がって来る。先ずは、「新型コロナのピーク」だ。二番目には現時点でわれわれが目にしているのは前年の推移と大きくは異ならないという点だ。通常の冬に見られる死者数の増加と大して違わない。
ところが、以上述べたことを個別の国毎に分けて観察すると、何とこの合理的で明快な形態は崩れ去ってしまうのである。
ここに英国のイングランド地域のグラフがある。
最初のグラフとは違って、左側(縦軸)の尺度は絶対数ではない。それは「Zスコア」と呼ばれ、平均値からの標準偏差を示す。申し訳ないが、数学だ。Zスコアが5(赤の破線で示す)を超す場合、何らかの優位な事象が起こっていることを示している。ご覧いただいて分かるように、イングランド地域からは彼らが見舞われている新型コロナに関しての苦悶の大声が聞こえてくるにもかかわらず、実際にはそれほど大きな流行が進行しているわけではない。
独身独歩の対応策を歩んだスウェーデンはどうだろうか?彼らは完全な都市閉鎖は実行せず、無責任な馬鹿者の行動を取った(しかし、彼らが採用した策はまさにWHOの指針通りであった)が、彼らは今非常に苦しんでいる、もっと遥かに厳しい都市閉鎖を実行すべきだった、彼らの実験は失敗に終わった、等とわれわれは聞かされている。
ご覧いただいて分かるように、スウェーデンでもこの冬大きなピークが現れているわけではない。
次に、さらに別の事例を見ていただこう。至る所で普通とはまったく違った挙動が見られる。北アイルランドは英国の一部であり、都市閉鎖やマスクの使用、等、英国の残りのすべての地域とまったく同様の策を実行した。少なくとも2020年の前半にはそうした。しかしながら、イングランド地域とはまったく違った挙動を示した。もっと正確に言えば、北アイルランド地域は何のパターンも示さなかったのである。波は襲来せず、溺れた人はいない。
Photo-4: 英国の北アイルランド地域
不思議なことには、私はこのグラフを2~3日前にダウンロードしたのだが、EuroMOMOでは今やこのグラフを入手することができない。
スロベニアはどうであろうか?
Photo-5: スロベニア
ご覧になると分かるように、スロベニアでは2020年の始めにはまったく何も起こらなかった。しかし、同国は 、スイスは別として、他国とはまったく別のパターンで、 今になってからピークに襲われている。2020年の当初、同国を例に挙げて、マスクの素晴らしい効能が喧伝されていたものである。ところが、今はマスクの効能に関しては何も聞かない。
EuroMOMOのデータから私はいったい何を学んだのか?第1に、たとえどこかの国が厳しい都市閉鎖を実行し、当初から注意深く実行したとしても、あるいは、都市閉鎖を何も実行しなかったとしても、結果としては何の違いも現れないということだ。立派な初期対応を行った政府の事例として誰もがノルウェーやフィンランドを例に挙げ、わが国でも同様に行動していたならば素晴らしい結果を得ていただろうに・・・などとぼやくのである。
さて、北アイルランドをもう一度見て欲しい。その後で、フィンランドのグラフを見ていただきたい。
Photo-6: フィンランド
何らかの違いを指摘していただきたいと思うのだが、何の違いも見当たらない。
もちろん、もっとも熱気を孕んだ議論のほとんどはいわゆる第1波が襲来した頃に起こった。どの国がうまく対処し、どの国が悪い対応に終わったかといった議論だ。今も、ヨーロッパ各国は相変わらずの対応をしている。都市閉鎖や旅行規制、他の人たちとの会合に対する規制、マスクの着用、等。それでも、ある国では新たな感染のピークに見舞われ、他の国ではまったく何も起こってはいない。
さまざまな国で実施されている規制の厳しさの度合いとZスコアとの間の関係性を指摘した人には特別賞を授与しよう。相関性が見られないからこそ、私はこう宣言したいのだ。
改めて確かめておこう。新型コロナに関して私は何かを学んだのだろうか?すべての政府が四苦八苦していることを私は学んだ。各国はこの感染症に対して何らかのコントロール策を実行したと主張しているが、それに反論する証拠については無視して来た。本当のことを言うと、彼らは何の成果さえも達成しなかったのだ。規制や都市閉鎖が厳しさを増すに連れて、多くの場合、感染者数は単純に言って増加するばかりで、実行された施策との関係性はまったく認められないのである。
もちろん、公的な解決策はあくまでもさらなる規制を続行することであって、英国の首相は昨日もう一度そのことを提案した。本質的には、「われわれは市民を十分には規制しては来なかった!」と言ったのである。ため息が聞こえて来るようだ。ある施策が効を奏さなかった場合、それに対応すべきはその施策を継続することではなく、その施策を中断することだ。現実的な答えはその施策を中断し、他の策を試すことである。
誰かが病院へ運び込まれ、重篤な状況にならない限り、PCR検査を中断することを私は推奨したいと思う。単純に言って、大量検査は大衆にパニックを引き起こし、まったく何の役にも立ってはいない。しかも、莫大なコストがかかる。われわれはただ単に以前の生活に戻るべきなのだ。われわれは死亡のリスクが高い集団、つまり、老人や脆弱な人たちにワクチンを施し、狂気じみた横断幕にまつわる恥ずべきエピソードを過去のものとすべきである。
望むらくは、われわれは遅かれ早かれ何かを学び取るであろう。すなわち、われわれは決してパニックに陥るべきではなく、狂気じみた横断幕に従うべきでもない。こんなことは二度と繰り返してはならない。しかし、恐らくは、またもや同じことが起こるのではないかと私は危惧する。今回のパンデミックは、将来、大衆のパニックを引き起こす際のモデルになるではないか。何故ならば、別のやり方を採用することは今回ヘマを仕出かしたという事実を認めることに他ならないからである。別のやり方を許容すると、強力なパワーを持った数多くのお偉いさんたちがその影響をもろに受けることになるだろうからだ。
注: この記事に掲載されている主張や見解、意見はあくまでも著者のものであって、必ずしもRTの見解や意見ではありません。
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これで全文の仮訳が終了した。
まず、著者は北アイルランド地域に関するグラフが入手できなくなったと言っているが、私が確認したところ、2021年1月10日現在EuroMOMOのサイトで入手可能となっている。念のため。
この引用記事に掲載されているEuroMOMOのグラフは非常に興味深い。著者が述べているように、甚大な代償を払って各国が実行した都市閉鎖が奏功したという明白な証拠は残念ながら見当たらないようだ。
と言うことは、少なからずの識者が指摘しているように、都市閉鎖は一般大衆にパニックを引き起すための単なる演出だったのかも知れない。それとも、引用記事の著者は何らかの重要な情報を見過ごしているのであろうか?今後時間が経過するにつれて、今まで解明されてはいなかった事実や隠されていた情報が陽の目を見て、新たな要素としてこのジグソーパズルに加わって、全体像を見せてくれるのかも知れない。そんな日がやって来ることを待つことにしよう。
あるいは、特に最近は予期できない状況が深刻化していることを考慮すると、月並みな期待は見事に外れてしまうかも知れない。
参照:
注1: As a doctor, I’ve studied the data swirling around this perplexing Covid virus. One stark truth stands out: lockdowns don’t work: By Malcolm Kendrick,
Jan/04/2021, https://on.rt.com/aynf
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