2023年5月10日水曜日

人工知能の名付け親がグーグルから退社し、人工知能は人間性に対して危険だと警告

 

人工知能(AI)はわれわれの毎日の生活とどのように関わっているのだろうか?

新型コロナ感染症の大流行においてはAIが活躍したと言われている。

新型コロナウィルス感染症の発生については誰も知らなかった20191230日にカナダにあるAIを駆使する小さな企業(BlueDot)は中国の武漢の市場周辺で「原因不明の肺炎」のクラスターが出現していることを感知した。ブルードット社は「新型コロナウィルス感染症」として世界中が知ることになる肺炎を世界保健機関が同感染症の発生を公に宣言する時点よりも6日も前にすでに検知し、発信していたのである。

ウィキペデイアによると、ブルードットは次のような新企業だ:

ブルードット2013年に設立。同社の創業者によると、ブルードットの最初のビジネスコンセプトは2002年から2004年のSARSの発生の影響に触発されたという。同社は2019年にシリーズAの資金調達で940万ドルを確保し、主な投資家はHorizon VenturesThe Co-operatorsBDC CapitalWomen in Technology Venture Fundである。

また、202036日の記事(原題:How this Canadian start-up spotted coronavirus before everyone else knew about it)によると、ブルードットが行った企業活動は概略下記のような具合だ:

ブルードットはビッグデータを扱う。自然言語処理と機械学習を駆使して、公衆衛生機関からの報告書やデジタルメディア、世界中の航空券データ、家畜の健康に関する報告、人口統計、等、数十万の情報源からデータを選別する。毎日、15分毎に大量の情報を迅速に処理することができる。

AIの調査結果を医師やコンピュータープログラマーのグループが確認し、状況分析を行い、発信する報告書を作成する。「われわれは人間の知能を置き換えるためにAIを使うのではない。基本的にはAIを駆使して干し草の山の中から一本の針を見つけ出し、それをチームに提示するのだ」と創業者のカーン氏は説明する。

新型コロナウィルスの場合、ブルードットは警告を発信するだけではなく、世界の航空券データなどを使用して武漢との接続性の高い都市を洗い出し、感染者がどこに旅行するのかを予測することもできた。武漢からの旅行者が最も多いとブルードットが予想した国際的な目的地はバンコクや香港、東京、台北、プーケット、ソウル、シンガポールであった。結局、リストの一番上にある11カ所の都市で新型コロナ感染症の症例が最初に観察されたのである。

ブルードットの創業者は感染症が広がるよりも早く情報発信を行うことに意義を認めていた。今回の新型コロナ感染症の流行において、ブルードットはその使命を果たしたと言える。

ところが、「人工知能の名付け親がグーグルから退社し、人工知能は人類に対して危険だと警告」と題された最近の記事(注1)が目に留まった。グーグルと言えば、最先端のハイテック企業である。そのグーグルで今何が起こっているのだろうか?

本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。

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ジェフリー・ヒントンは自分の人生のほとんどをニューラルネットワーク(神経回路網)の提唱とその開発に費やしてきたが、今ではこの神経回路網を恐れるようになった。

AI名付け親」と呼ばれるジェフリー・ヒントンは、グーグルでの職を辞し、神経回路網の分野における将来の進歩について懸念を表明し、「非常に怖い」と述べたことをメディアが伝えている。

ヒントン博士は彼の生涯を掛けた仕事を後悔し、神経回路網はすぐにも人よりも賢くなるであろうと言う。問題は、企業がロボットにコンピューターコードを生成させているだけではなく、そのコードをロボットが自分で実行することを許可している点だ。AIがすぐにも完全に自立し、人間の管理下から離れて、自律的に振る舞うことを彼は恐れているのだ。実際のところ、神経回路網は一種の集団思考を形成する。AIは「彼らの知識を即座に共有する」。あるロボットが知っている事柄は他のロボットによって共有される。それが故に、人間の脳が人工脳と競争できるなんてことはあり得ないのである。

他にも問題がある。それはユーザーの意図だ。彼が述べているように、「悪意のある人物がAIを悪いことに使うのを防ぐ方法を理解することは極めて難しい」。明らかに、彼は個人的な利益を得るためにAIを悪用する可能性がある政治家を言及しているのである。

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彼は潜在的に危険を抱えているテクノロジーに取り組むことへの不安を共有している。ロバート・オッペンハイマーの言を引用して、彼は自分自身を落ち着かせる:「技術的に魅力的なものを見ると一歩踏み出し、それを実行する。」

しかしながら、現在、この自立的な技術については「社会と人類に深刻なリスク」をもたらすことから、AIを抑制するキャンペーンを積極的に行う予定である。もはや、明らかに機能してはいない。ヒントン博士は認知心理学の専門家としてスタートしたが、間もなくコンピューター科学に切り替えた。だが、母校で学んだことは決して忘れなかった。そのようなユニークなスキルの組み合わせにより、1972年に彼は現在知られている神経回路網を思い付くことができたと言う。神経回路網は新しい情報を分析することによってさらに展開して行く自己学習型の数学的モデルだ。当初、多くの科学者は彼の考えにかなり懐疑的ではあったが、彼らが間違っていることは歴史が証明した。

2012年、ジェフリー・ヒントンは、彼の学生であるイリヤ・サツケバーとアレックス・クリシェフスキーとともに、画像を分析し、識別することができる神経回路網を作り出した。言い換えれば、それは花と犬、または、犬と人間の違いを見分けることができる。このプロジェクトはグーグルの幹部の注目を集め、このテクノロジーの巨人はヒントンのスタートアップ企業を4400万ドルで買収し、それを「グーグル・ブレーン」プロジェクトに統合した。

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関連記事:Rage Against the Machine: Italy Slaps Ban on ChatGPT1 April, 2023 11:38 GMT

ヒントン博士のアイデアは「ChatGPT」や「Google Bard」などの現在の最先端のAIテクノロジーの開発の基礎となった。2018年、彼は神経回路網における先駆的な研究に対してチューリング賞を受賞した。

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これで全文の仮訳が終了した。

最先端の技術は悪意を持った権力者に流用されると、極めて危険だ。人類はこのような危険については何度となく高い代償を払ってきた。問題は、われわれ一般庶民には潜在的な危険がいったいどこに潜んでいるのかが分からないことだ。自分の真意を隠すために、権力者たちは自分の周りにたむろすメディアを使って巧妙な情報操作を実行することが可能だ。

たとえば、全世界が最近体験した状況がその好例であると思う。新型コロナワクチンの推進者たちは集団接種を開始するめに情報を歪曲し、国連の世界保健機関を抱き込み、米FDAの仮承認を取り付け、都合の悪い科学的な報告や反論を封じ込め、金儲けのために彼らはブルドーザーのごとく邁進した。そして、何十万人もの犠牲者のことは知らぬ振りをした。今、後遺症に悩まされている人たちが何百万人もおり、これらの人たちはいったい何時になったら後遺症から解放されるのかも分からない。極めて暗黒な状況だ!

だが、最近、潮の流れが変わり始めた。今まで隠されてきた真実があちらこちらで掘り出され、報じられている。

ワクチン接種の義務化、都市閉鎖、ワクチンパスポート、といった諸々の新型コロナ対策を提唱した学者やそれらを採用した政治家はこの事実をいったいどのように受け留めているのだろうか?

そして、なによりも大きな問題は科学が、金儲けのために、企業集団によって政治的にハイジャックされてしまった点であろう。過去3年間におよぶ新型コロナ禍によってもたらされた混乱や膨大な数の死者が発生し、健康被害者が出現したという事実は今後の教訓として肝に銘じておかなければならない。余りにも理不尽である。

AIがもたらすかも知れない人類に対する危険は十分に検証しなければならない。「あ、しまった!」は許されない。なぜならば、AIはビッグデータを扱うことから、その性格上、何らかの欠点や弱点が見過ごされた場合、必然的にそれは全人類の将来に悪影響を与えるからである。検証が不十分なままに、AIを商業的に使ってはならない。新型コロナワクチンの二の舞は決して許してはならないのだ!

参照:

1'Godfather of AI’ Quits Google, Warns Thinking Machines Pose Danger to Humanity: By Sergey Lebedev, Sputnik, May/02/2023

 



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