2023年5月30日火曜日

イベルメクチンの効能を隠蔽する秘密の動き ― アルゼンチン

 

国連の世界保健機関(WHO)は、55日、新型コロナ感染症の大流行は収束したと発表した。

新型コロナ感染症に対する主戦場での戦いは終わったのだが、特定の領域における局地戦は今でも続いている。たとえば、それはRNAワクチンの製造・販売に従事し、金儲けに邁進した大手製薬企業に対して勇敢にも戦いを挑んだ安価で、安全性がすでに確認されている既存の医薬品「イベルメクチン」の有効性を報告した研究者の話である。

そして、もっと重要な点は新型コロナ騒動において主役を演じたmRNAワクチンの効能と安全性に関する議論は今も収束してはいないことだ。ワクチンの効能と安全性に関する公の筋書きにとっては極めて不都合な新事実が発掘され、新たな研究結果が次々と公開され、周囲の関心を集めている。不幸なことには、世界中で何千万人もの人たちがmRNAワクチンの長期的な副作用によって健康被害に苦しめられている。

ここで、コロナ後遺症に関する最近の論文(原典:Long COVID: major findings, mechanisms and recommendations: By Hannah E. Davis et al., Jan/13/2023)の冒頭に記載されている「要約」を抜粋しておこう:

コロナ後遺症は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染によって重症急性呼吸器症候群に見舞われた人たちの少なくとも10%で発生し、患者を衰弱させる疾患である。複数の臓器系への影響を伴い、200以上の症状が確認されている。世界中では少なくとも6,500万人がコロナ後遺症に見舞われていると推定され、新たな症例は日々増加している。生物医学研究はさまざまな病態生理学的変化や危険因子を特定し、この病気を特徴付ける上で大きな進歩を遂げて来た。さらには、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群や起立性頻脈症候群、等の他のウィルス発症疾患との類似性がこの分野の研究の基礎を築いている。他の数多くの論文を批評する当論文は最近の文献を調査し、主要な調査結果、他の症状との重複、さまざまな症状の発症、小児における後遺症、ならびに、予防接種の影響にその重点を置く。これらの重要な研究成果は長期にわたるコロナ後遺症を理解する上で重要であるが、現在行われている診断や治療の選択肢は不十分であり、主要な仮説に対処する臨床試験を優先する必要がある。さらに付け加えると、長期にわたる新型コロナ感染症の研究を強化するには、将来の研究においては先入観や新型コロナウィルス検査の課題を説明し、ウィルス感染の発症の研究に基づいて構築し、疎外された集団を含めて、研究過程全体を通じて患者を有意義に関与させる必要がある。

こうして、一般大衆はより多くの基本的な情報に接することが可能となり、より客観的な判断をすることができる環境がようやく構築されそうである。

本来ならば、安全性に関する調査研究を完了してから、ワクチン接種を開始するべきであった。だが、不幸なことには、そうしなかったがために何百万人もの人たちが不本意な死に見舞われたのである。しかも、ワクチンの製造・販売に関与する大手製薬企業によって捕捉された保健当局が初期治療をないがしろにする指針を出したがために、大多数の医師や病院管理者は自分たちの職やビジネスを奪われることを恐れて、当局の指針に従い、金銭的な報酬プログラムに勧誘された。米国の医療業界のさまざまな団体には連邦政府からの資金が流れ込んで、ワクチンの集団接種に向けて活動家たちを多忙にさせた。米国医師会は2021年にイベルメクチンの使用を排斥するキャンペーンを開始した。一般大衆はパニックに陥り、ワクチン接種会場へと足を運ぶことになった。小児科学会や産婦人科学会も連邦資金を受け取り、長期的安全性が確認されてはいないにもかかわらず、子供たちや妊産婦へのワクチン接種に扉を開いた。こうして、一般大衆は、子供たちから年配者に至るまで、集団接種に駆り出され、少なからずの人たちが致命的な健康被害に見舞われた。最悪の場合、ワクチンの副作用や間違いだらけの医療指針によって死亡した。

ここに「イベルメクチンの効能を隠蔽する秘密の動き ― アルゼンチン」と題された最新の記事がある(注1)。

本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。

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副題:アルゼンチンで最も広く読まれている新聞のひとつに最近掲載された記事はエクトル・カルバロ博士の研究とそれを抑圧しようとする政府の動きを詳述

アグスティナ・スクリによる次の記事は150年の歴史を有するアルゼンチンの日刊紙「ラ・プレンサ」紙に430日に掲載された。同記事は元の言語であるスペイン語から機械翻訳によって英訳されている。

新型コロナ感染症に対するイベルメクチンの有効性をロベルト・ヒルシュ博士とともに早期に実証した我が国のパイオニアの一人であるエクトル・カルバロ博士は彼の貢献に対しては何の謝意さえも寄せて貰えなかった。それどころか、彼の研究は彼に障害と迫害をもたらし、彼が研究を継続することや彼の研究成果が世に知られることを阻止する試みが成され、解雇の脅威、追放の動き、中傷、彼の名誉と彼の専門的および学術的名声に影響を与えるような侮辱へと発展して行った。

これはカルバロが主張していることである。すべてが始まってからほぼ3年が経過した今日、彼は新型コロナ感染症の大流行の間に市場にすでに出回っており、低コストで入手可能なこの医薬品の有効性を隠蔽するために活性化された秘密の動きについて公開することを彼は決心した。これはブエノスアイレス州の保健省によって進められた陰謀である。

カルバロは彼の信用を傷つけた計画に関与した当局者を法廷で報告しており、新型コロナ感染症の治療と予防のために彼が研究していたこの医薬品が使用されていたならば、数多くの命を救うことができた筈であるとして遺憾に思っている。「この治療薬を省略することによって、彼らは多くの人々を死なせた」とカルバロはラ・プレンサ紙とのインタビューで主張。「ブエノスアイレス州だけでも、死ぬべきではなかった人は42,000人にも達する」と彼は推定している。

カルバロは「エセイサ病院」の院長であり、同じヘルスセンターの診療所の責任者でもあり、1984年から2004年まで20年間働いた。その後、同病院はその名前を「エウルネキアン博士一般地域救急病院」と改名して、別の場所に移転した。インタビューの中で、40年以上も前に卒業した同医師はブエノスアイレス大学の学部生の教育も担当していたと語っている。

引退後、彼はエウルネキアン病院から呼び戻され、「完全に休眠状態にあった」教育研究エリアの「名誉職」を担当した。それ以来、彼はその分野の「顧問」となった。

カルバロは、新型コロナに対するこの医薬品の適用についての関心は「大流行の少し前から、デング熱、ジカ熱、チクングニア熱を治療するために世界の他の地域ではイベルメクチンを使用した研究が行われており、それらの研究を観察していた」ことによってもたらされたものであると述べている。

生体外での成果:

「少なくとも試験管内では良い結果を示した。今日までこれらみっつの病気の治療法や予防法がなかったため、この事実は格好の同機となった」と彼は言う。

「オーストラリアでは、レオン・カリーとカイリー・M・ワグスタッフには何が起こるかを見るためにイベルメクチンを新型コロナのサンプルに入れてみようと決心するまで特別な閃きは何もなかった。彼らはデング熱、ジカ熱、チクングニア熱に取り組んでいた。新型コロナ感染症の大流行が始まった時、彼らは自分たちの研究の焦点をちょっと替えてみた。すでに行っていた手順に基づいて続行した。そして、その時、試験管内でイベルメクチンが機能することを知った」と彼は説明している。

『それとは別に、深刻な新型コロナ感染症の写真は過度の炎症を示しており、免疫抑制剤を必要とするものであることが明白であった。つまり、コルチコステロイドが必要。そこで、20203月に「JAMA」誌でこのテーマに関する最初の投稿をし、その表題は「イベルメクチン+デキサメタゾン ― これは新型コロナ感染症に対する理想的な組み合わせ?」とした』と同医師は回想する。

「同誌はその投稿を公開しなかったので、われわれは自分たちで研究をすることにした」と彼は付け加えた。「当時、科学雑誌の出版は医薬品の製造企業によって支援されていることは知っていたが、それがそれほどに大きな問題であることは知らなかった」と彼は指摘する。

事実を評価する中で、カルバロは資金こそが彼らが直面した主要な困難であったと述べている。「試験管レベルでの研究を行うに当たっては医薬品を調達する必要があったが、われわれには十分な資金がなかった。われわれは独立した研究者であるからだ。」

「当時、私はエウルネキアン病院におり、ロベルト・ヒルシュはムニス病院にいた。しかし、誰もが病院スタッフのための保護具の購入に専念していたという単純な理由から、それまでは疥癬やシラミ、腸内寄生虫のために使用されていたこの医薬品の購入を許可するように院長に求めることはできなかった」と彼は述懐している。

「そのため、パナラブ、カサラ、エレアのみっつの研究所に大量のサンプルを提供して貰うべく、何を求めているのかを説明する必要があった。最初のふたつの研究所はとても寛大であったが、エレアは私たちに答えようともしなかった」と彼は説明する。

「ヒルシュはムニス病院でイベルメクチンによる予防研究を実施する許可を求め、病院の倫理委員会はそれを承認した。しかし、フェルナン・キロスの責任の下で保健省に提出された時、彼らは彼が満たすことができない要件を求めたため、この研究は拒否された」と彼は説明する。困難を克服するために、ヒルシュは参加した人々のインフォームド・コンセントを入手して、後ろ向き研究を行うことになった。「その研究はエウルネキアン病院でわれわれが行った研究よりも少ない人数で実施されたが、観察期間が長く、基本的な価値があった」とカルバロは指摘する。

「エウルネキアン病院の場合、私たちは対応する手順に従った。当時の ANMAT(アルゼンチンの食品医薬品規制当局)によると、疾病の流行が発生した際に医薬品市場にすでに存在している製品の効能を研究する場合、必要なステップは次のとおりであった。つまり、研究を行う病院の倫理委員会へ提案し、その承認を取り付け、ブエノスアイレス州の保健省の中央倫理委員会に報告を提出する。そうする前に、保健省の学術顧問であるマリオ・ローヴェレ博士とズーム会議を開いて、われわれが研究したいことを彼に説明した。ローヴェレは私たちにこう言った。「あなた方は外に出向いて、他の病院にも参加するように説得しなければならない。これは20203月のことだった」と彼は説明する。

研究の開始:

「病院の倫理委員会の承認とエセイサ市の倫理委員会の追加承認を得て、治療と予防に関するふたつの研究を同時に開始した」とカルバロは続ける。

「われわれにはイベルメクチンによる予防を希望する100人以上のボランティア(病院のスタッフや家族)があって、このグループを別のグループと比較した。彼らのほとんどは平均年齢が40歳で、待機医師、救急車の乗組員、待機看護師、等、重要な分野で働いていた」と彼は指摘する。

「もうひとつの研究はすでに新型コロナ感染症が確認されている患者に対する治療を研究するもので、重症度表を作成し、患者の状態に応じて投薬を管理する必要があった。外来患者と入院患者がいた。重症度スコアを作成し、それぞれにどれだけの用量の薬を与えるか、そして、薬をどのように組み合わせるかを研究した」と彼は続ける。

「対照群のメンバーとそれぞれが一致する患者で構成され、合計32人の患者の内で1人だけが死亡した。対照群では8人が死亡した。つまり、イベルメクチンの投与は当時使用されていた他の治療法(回復期血清、ヒドロキシクロロキン、ロピナビル、リトナビル、等)に対して71の有効性を示した」と彼は熱狂的に話す。

134人の軽症患者は誰もが入院する必要はなかった。だが、それと並行して、公式統計によると、軽症と診断された患者の10%は悪化する傾向があり、入院した」と彼は比較する。

これらの前向き研究は4月にエウルネキアン病院で開始され、5月に終了したと研究者は言う。

「予防研究では、1か月後に対照群で14の症例があり、予防としてイベルメクチンを投与した群では症例はゼロであった」とカルバロ氏は言う。彼らがこういった研究を行っているという噂が広まり始めたのはまさにその頃であったと彼は言う。

承認を得た後に、clinicaltrials.govの サイトにこの研究を登録したと同医師は指摘している。このサイトは米国立医学図書館の一部である。そして、研究が完了した時、彼らは結果を保健省に提出した。しかし、保健省は何の応答もしなかった。

「そのため、われわれは研究結果を国立医学図書館に提出した」とカルバロは言い、これらは新型コロナ感染症の予防と治療におけるイベルメクチンに関する世界初の研究成果であったと彼は強調する。

同研究者の説明にはアクセル・キシロフ知事、当時保健大臣を務めていたダニエル・ゴラン、および、副大臣のニコラス・クレプラクによるエウルネキアン病院への訪問の様子が含まれている。彼らは病院長から研究結果を受け取った。『「そうそう、彼らがこれをやっているのは知っていたよ」とクレプラクが応じた』とカルバロは言う。

さまざまな問題:

それ以降、同医師の事実評価によると、さまざまな問題が始まった。「8月に州保健省から電話があった。電話の主は大臣の私設秘書で、彼は病院で研究を続けることはできない、研究結果を公表することはできないと私に告げて来た。」

「研究はすでに完了しており、研究結果はすでに米国立図書館と「Journal of Infectious Diseases」誌に掲載されていると私は彼に言った」とカルバロは言う。「その男は私の話を遮って、私がやったことは自分の立場を危機に曝すだろうと私に言った」と同医師は言い、「関連する委員会の承認を得ており、彼は引退したので失う立場は何もない」と述べ、自分自身を擁護したと主張した。だが、彼は忍耐力を失い、電話を短く終わらせた。

カルバロによれば、「10日か15日後に州政府の中央倫理研究委員会から病院に電子メールが届き、それは病院内で私が実行できる機能のすべてから私を排除するように要求してきた。」彼の友人であった院長に傷を付けないためにも、カルバロは自分が「名誉職」を保持していた立場から自由意志で辞任することに決めた。

しばらくして、同医師は、家族や元級友たちを含めて、電子メールの連絡先リストの多くの人々が同じ電子メールを受信したことを発見したため、彼のコンピューターがハッキングされた可能性があると疑っていると述べている。

カルバロによると、この電子メールは202093日付けで、ブエノスアイレス州の中央倫理委員会の委員長やコーディネーターを務めるカルロス・バーガーとシルビア・イネス・サンチェスによって署名されていた。そして、これらの研究に関して州の保健省や倫理委員会の承認もなしに研究結果を出版してしまったことを非難し、それが故に、法律11.044 に対する違反に関して調査を開始し、倫理委員会はこの状況について他の管轄当局にも連絡するよう警告されているという。つまり、これは全国的な規模の話である。

カルバロは、彼の個人的な名誉と専門的、学術的、教義的、科学的な名声に影響をもたらしたとして、中傷、名誉毀損、道徳的損害についてこれらふたりの役人に対して訴訟を起こした。

今日、同医師は「5月末に研究が終了するとすぐに、すべての研究結果はワッツアップによって保健省に送られた」と主張している。「彼らは研究結果を見なかったのか、彼らがそれらをどこかに片付けたのか、それとも、隠したのかどうかは分からない。私には分からない。何が起こったのかというと、私たちが行った研究が公になり、新聞や雑誌に掲載され、さらには、公共のテレビでも放映されたので、彼らが無知を主張することは不可能であった。」

彼の意見では、この出来事の結末のすべては「この情報を排除することによって、彼らは多くの人々を死なせた」という点に尽きる。

「死亡率が7人から1人に減り、50,000人から60,000人が死亡したブエノスアイレス州でこの比率を適応すると、死亡すべきではなかった人は42,000人にも達することを意味する。そして、いったい誰がその責任を負わなければならないのか?」と彼は尋ね、結論を下す:「世界の他の地域では、政府の責任者を必要な共犯者として認定する裁判が始まっている。」

元記事をお読みいただきたい: https://www.laprensa.com.ar/528981-La-trama-secreta-para-ocultar-la-eficacia-de-la-ivermectina-en-el-pais.note.aspx

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これで全文の仮訳が終了した。

アルゼンチンでイベルメクチンの使用の有効性を研究し、文献を発表し、パイオニア的な存在であるエクトル・カルバロ博士と彼の同僚研究者は不当に扱われ、職場から追放された。そして、今、彼は自分たちを追放したブエノスアイレス州の職員二人を名誉棄損で訴訟を進めているとのことだ。

日本医師会のホームぺーじを見ると、医師の基本的責務としてA-6節で「ヒポクラテスと医の倫理」が説明されている

ヒポクラテスの誓い」は二千年以上前の医療状況下で書かれたものであるので、一部の内容は現代に適さないものもあるが、多くは現在でも医療倫理の根幹を成している。患者の生命と健康保持のための医療を要とし、患者のプライバシー保護、医学教育における徒弟制度の重要性、専門職としての医師の尊厳など多岐にわたっていると解説している。そして、ヒポクラテスの誓い」は国際的に採用されており、これを現代的な言葉で表したのがWMA(世界医師会)のジュネーブ宣言(1948年)である。

それにもかかわらず、新型コロナ感染症の大流行においては人々の健康や生命を守ることは最優先順位から外され、金儲けに執着する大手ワクチン製造企業によって捕捉されたWHOや各国の政府機関は人々の健康と生命を守るとの美名の下にさまざまな愚行に走った。その結果は惨憺たるものである。世界中で数百万人が不本意にも死に追いやられ、数千万人が今もワクチンの後遺症に苦しんでいる。

アルゼンチンの事例と似たような話は、恐らく、多数存在すると容易に推測される。何故ならば、ワクチン接種を少しでも広く実施しようとするあまりに彼らが駆使した虚偽情報の数々、反対者に対する職場からの追放、脅迫、大手メデイアによる大合唱、都市閉鎖、社会的距離、ワクチン接種の義務化、規制に違反した者に課す罰金、ワクチンパスポート、等は健全な思考からは逸脱していた事実を考えると、実際に起こった状況とは真逆の状態がその座を奪う可能性はゼロではなかったものの、極めて低かったと思う。

民主党系の知事が君臨する米国のいくつもの州、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、オーストリア、ドイツ、等においては恐怖感が煽られ、より厳しい規制が導入された。各国の首脳はあたかもお互いに競争をしているかのような観を呈した。つまり、医の倫理は忘れ去られ、愚行が大行進したのである!

 

参照:

1The secret plot to hide the efficacy of ivermectin in Argentina: By FLCCC ALLIANCE, 20 MAY 2023

 




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