2022年9月28日水曜日

イベルメクチンの効能に関して最高権威とされる医学専門誌が行った犯罪的な検閲行為 ― 第1部 <その一>

 

医療・医学部門の研究者や専門家は研究成果や新たな臨床的知見についてデータを纏め、新らしい見解を表明するにはその特定分野を専門とする医学雑誌へ論文を発表し、世に問うことになる。これは極めて重要な仕事だ。医療・医学分野においてはいくつかの専門誌が世界でもっとも権威があるものとして認識されている。たとえば、ランセット誌やニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)がその例だ。

しかしながら、これらの専門誌が科学の神髄である筈の真実を報告することを怠り、データを恣意的に歪曲して論文を掲載していると知ったら、誰もが義憤に駆られることであろう。このブログでもその種の状況については何回か投稿して来た。そして、極めて不幸なことではあるが、これは医学分野だけの問題ではなく、他の数多くの領域でも同様の状況が起こっている。

ここに「イベルメクチンの効能に関して最高権威とされる医学専門誌が行った犯罪的な検閲行為 ― 第1」と題された記事がある(注1)。

本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。

ところで、この記事はかなり長いので、二回に分けて掲載する。

まずは、<その一>をどうぞ!

***

<その一>

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NEJMの元編集長であったマーシャ・エンジェル博士は20006月に20年間務めて来た職を辞任した。彼女が辞任した理由はこの権威ある専門誌とその強力な関連団体に対して製薬会社が行使する影響力が高まるばかりであって、それに対抗することができなくなってきたという点にあった。そこで、彼女はそれについて本を書いた。彼女の著書「薬品企業の真実:彼らはどうやって私たちを騙し、その欺瞞をどうするのか」(The Truth About Drug Companies: How They Deceive Us and What to Do About It)(訳注:2005年の刊行)から極めて重要な点を引用しておこう。次の通りだ:

今や疑わしい利益を生み出す薬を販売するマーケティングマシンと化してしまった大手製薬会社は彼らが持つ富と権力を駆使して、米国議会やFDA、学術医療センター、医療従事者、等、彼らに対して邪魔をする可能性があるすべての機関や団体を自分の陣営に取り込んでいる。」

上記の状況はまさに私がわが国を「大手製薬合衆国」と呼ぶようになった理由だ。彼女がFDAについて言及していることに注目していただきたい(NIHの共謀は文章の残りの部分で暗示されている)。私は、新型コロナパンデミックの初期の段階から、米国の連邦保健機関は「規制側が完全に捕捉された」状態にある(そして、長い間そのような状況にあった)と言い続けてきた。「規制側の完全な捕捉」に関してはウィキペディアの定義は次の通りである:

規制側の捕捉とは、政策立案者または規制当局が業界の商業的利益に奉仕するために取り込まれたときに発生する権限の腐敗に見られるひとつの形態である。

エンジェル博士の引用をもうふたつ紹介しよう:

「公表された臨床研究の多くを信じたり、信頼できる医師の判断や権威ある医療指針に頼ったりすることは単純に言ってもはや不可能だ。NEJMの編集者としての20年間、ゆっくりと、そして、しぶしぶと辿り着いたこの結論に私は何の喜びも感じない。」

これはまったく馬鹿げている:

2003年には、大手製薬会社の上位10社の利益は他のフォーチュン500の企業490社の累積利益を上回った。」

うわあ―、何てことだ!

NEJMの元編集長であったレルマン博士は同じく20年前にこう語っている:

「医療従事者は製薬業界によって買収されている。それは医療の実践の分野だけではなく、教育や研究の場においてもそうだ。この国の学術機関は製薬業界の有給エージェントと化すことを許している。恥ずべきことだと私は思う。」

ランセット誌の編集長であるリチャード・ホートンは2015年に次のように述べた:

「科学に反する事例は単純明快だ:科学文献の多くは、おそらく半分は、単純に言って、真実を報じてはいないかも知れない。」

アシム・マルホルトラ博士は雇用されている最も著名な医師であって、新型コロナについての真実の語り手のひとりであるのだが、彼は、最近、彼が行ったインタビューから引用して、次のようにツイートした:

「製薬業界が長年にわたって犯してきた詐欺の証拠は豊富にある。真のスキャンダルは医師や医学専門誌が金銭的利益のために業界と共謀しており、規制当局が業界による不正行為を防止できない点にある。」

上記の「医学専門誌に掲載されている学術的な報告書の半分は信用できない」という点を私は明確にしておきたい。私が理解する限りでは、彼が言及しているのは私が「影響力のある医学専門誌」と呼んでいるものだけに限定されるものではないにしても、すべての科学雑誌に言及しているわけではないということを明確にしておきたい。各専門誌についてはウィキペディアで次のように定義されている「インパクトファクター」と呼ばれる概念によってランク付けされていることを知っておく必要がある:

これはクラリベイトが計算した科学計量学の指数であって、特定の専門誌で過去2年間に発表された論文の年間平均引用数を反映している。個別の専門誌のレベルでの計量に関して専門領域におけるその専門誌の相対的な重要度を表わすものとして頻繁に使用されている。インパクトファクターの値が高い専門誌は低い値を持つ専門誌よりも重要度が高く、それぞれの分野で高い名声を誇っているといった名誉ある地位が与えられる。大学や資金提供機関が特定の推進事項や研究提案を決定する際にこれを頻繁に使用しているが、優れた科学的実践を歪曲しているとして攻撃を受けてもいる。

専門誌の世界における上位5誌を見てみよう:

1.    NewEngland journal of medicine

2.    JAMA : the journal of the American Medical Association

3.    BMJ. British medical journal 

4.    Nature reviews disease primers 

5.    Annals of internal medicine

6.    JAMA internal Medicine

Annals of Internal Medicineを除いて、上記にリストアップされたすべての専門誌は、新型コロナのパンデミックの最中の犯罪共謀を詳述するこの投稿と私が次に掲載する投稿で多く取り上げられている。上記のリストに載ってはいないが、ここに含めるべき専門誌のひとつは「コクランライブラリー」だ。なぜかと言うと、同誌のインパクトファクターのせいではなく、同誌は「臨床試験のシステマティックレビューとメタアナリシス(SRMA)」と呼ばれる最高の形式の医学的証拠を公表する最高の専門誌と見なされているからである。私は以下で、ここ ここで、私が以前詳述したふたつの記事で指摘したWHOによるイベルメクチンの証拠についての腐敗を超えて、コクランライブラリーがアンディ・ブライアントとテス・ローリーのSRMAを拒否したこと、さらには、最も多くの死者について責めることができる詐欺的なSRMAを出版したことを議論したいと思う。

これらの専門誌の最も重要な権威のひとつは、他の誰のビジネスでもないと言うかのように独占的に見出しを推進することができるという点だ。製薬会社にとって好都合な研究がこれらの専門誌のひとつに掲載されると、いかなる量のコマーシャルや広告を動員してさえも達成できないような強力なPR、あるいは、メディアキャンペーンが始まる。逆に、製薬会社が効果的なジェネリック医薬品やビタミンが広く使用されることを抑止したい場合、彼らは研究者に新たな研究を設計させ、それを実施し、発表するために支払いを行い、これらの専門誌上で間違いだらけの研究を出版する。そのような研究が発表されると、世界に向けて、さらには、医師たちにそのような「危険」で、しかも、「効果のない」治療法を使用することに対して警告する、効果的で、かつ、「否定的な」PRキャンペーンを引き起こすことができるのである。

大手製薬会社とBMGFBill Melinda Gates Foundationは数多くの医学専門誌に資金を提供している)は本質的に影響力のある専門誌を支配している。彼らは何十年も前から、多くの元編集者らが上述のごとく報告しているように、そうすることの重要性を理解していた。そうすることによって、製薬会社はビタミンDやヒドロキシクロロキン(HCQ)、イベルメクチン(IVM)の使用を無視し、それらの使用をしないように推奨し、それに代わってレムデシビル、パクスロビッド、コロナウイルスワクチンなどのばかげた治療法を世界に使用させることが可能となった。

本稿では、イベルメクチンのよく設計された肯定的な臨床試験結果の出版に反対する数多くの、防御のしようがないような、非常に不規則な拒絶を詳述したいと思う。そして、私の次の投稿では、影響力の少ない専門誌を使用するという新しい戦術の使用について詳述したい。敵対的な研究を撤回させるために、イベルメクチンに関する肯定的な研究成果をそこで発表するのである。

さて、私が興味深いと思ったのは次の点だ。つまり、「憂慮する科学者連合」による「偽情報プレイブック」と題された2017年の記事で、製薬会社は「彼らの利益にとって不都合となる」新たな科学的知見を攻撃するために使用した五つの主要な偽情報戦術を説明した。この戦術は、以下のように、良く知られているアメリカンフットボールのプレー法を模して説明されている:

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これらの「専門誌による検閲」の戦術は偽情報プレイブックに追加しなければならない。アメリカンフットボールでは「ゾーン」と定義され、「選手はクォーターバック(真実の語り手)が何をしようとしているのかを観察し、パスを投げるべき場所を予測し、おそらくはそのパスを封じることが可能だ。ゾーンディフェンスによってパスを妨害することが可能となる。時には、レシーバーとの派手な衝突(私の人生へようこそ!)を引き超すこともあるが、これはパスをレシーブした後に発生する傾向がある。でも、目標は達成だ。

検閲の「ゾーン」は、三つの主要なタイプの情報発信者を通して運営されていると私は主張したい。伝統的なメディア(ラジオや印刷物、テレビ)、ソーシャルメディア(ツイッターやインスタグラム、リンクドイン、等)、ならびに、医学専門誌だ。

情報発信の三つの主要なカテゴリーをあなた方に思い出していただきたい理由は、メディアのプロパガンダ(次回の投稿)やイベルメクチンに対するメディアによる検閲はすべてが、つまり、私が意味したい事柄はすべてがこれらの影響力の大きな医学専門誌の行動によってのみ可能になったと言いたいからである。私のFLCCCでの同僚であり、友人でもあるフラビオ・カデジャーニ博士は彼らのことを「編集マフィア」と呼んでいる。

さらには、どのような科学的研究や不正なメタアナリシス、否定的な論説を出版すべきかを統御することによって編集マフィアは国内や国際的な保健機関がイベルメクチンの使用に対して腐敗し切った勧告を出すことを可能にしたのである。これらの勧告によって世界中の医師たちの大多数はイベルメクチンの使用や試験的な試みを控えるようになった。

これらの 影響力の大きい専門誌の編集者たちは新型コロナ禍におけるイベルメクチンの有効性の証拠を抑制するために四つのことを行った:

1)     20205月まで遡って、イベルメクチンに関する肯定的な臨床試験結果、さらには、(特に)高品質の臨床試験の成果を掲載することを拒絶した。(このことが本稿の内容だ)。

2)    肯定的なイベルメクチンに関する研究については査読に合格した後、あるいは、すでに発表された後でさえも撤回した(これらの行動は、医師および研究者としてのわれわれのキャリアにおいてはまったく前例のないものであった)。これは私の次の投稿の内容となる。

3)    不正な臨床試験や不正なメタアナリシス結果を公開。後者の手法はWHOのイベルメクチンに対する腐敗した勧告で採用された手法と同じものである。これは「偽物」と称される既知の偽情報戦術のひとつであり、「虚偽の科学を行い、それを正当な研究として流布すること」として定義される。

4)    多数の反イベルメクチン論説を出版したが、この手法は既に「転換」(あるいは、陽動作戦または牽制作戦)と呼ばれる偽情報戦術として名付けられている。

論文の掲載を拒絶することや出版済みの論文を撤回することは最も有害だ。なぜならば、HCQまたはIVMに関して肯定的な臨床試験結果が影響力のある医学専門誌に掲載されていたならば、パンデミックの軌道全体を完全に変えてしまったであろうと思われるからだ。これは、影響力のある専門誌が主要メディアの見出しを作り出すだけではなく、国内および国際的な医療機関による医療政策を導くという点においても「針をも動かす」ような力を持っているのだ。

コルチコステロイド(20205月に私が初めて行った上院での証言)が20206月にオックスフォードから英国での「回復」試験の結果が報告された直後、これがどのようにして新型コロナの入院患者のために一夜のうちに標準治療法になったのかを思い出していただきたい。翌日、元研修生や同僚たちが6週間前の私の証言に関して「ピエールの話を聞くべきだった」と私にテキストメッセージを送ってくれた時のことを私は今でも懐かしく思い出すことができる。だが、あれはイベルメクチンの前だった。まれな例外を除いて、何ヶ月にもわたって誰も私に手を差し伸べてはくれなかった。沈黙はイベルメクチンの後に始まったのだが、私(そして、後にはFLCCC)がワクチンに反対した際には耳を圧するような沈黙が襲って来た。

「不都合な科学」に対して大きな影響力を有する専門誌による検閲はパンデミックの非常に早い時期にすでに始まっていたことを理解していただきたい。ウィルスが実験室を起源にしていることを最初に証明した決定的なドキュメンタリーで、世界的に著名な科学者がウィルスが人工的に作られたことを示す論文が彼が長年論文を出版して来た専門誌によってすぐに拒絶されたと言った。このことは記録に残されている。これが「編集マフィア」の最初に犯した犯罪であった。

その後、ランセット誌に掲載された「サージスフィア」詐欺事件が起こり、HCQに対して最初の血を流した。その後、デイビッド・ボールウェアはHCQによる予防に関する不適切な試験結果を発表し、われわれが彼の試験の実施とデータの提示について質問した際に、彼は実際に何が起こったのかに関して虚偽の陳述をし始めた。私の聡明な同僚であるデイビッド・ワイズマンは私が共著者であったプレプリント版の論文で彼を追いかけた(デイビッドはほとんどの仕事をやってくれた)。私の購読者にとってボールウェア博士は、ニューヨークタイムズの記者に対する彼の弁護の余地がない、不正確で、有害な引用を考えると、イベルメクチンに関する「トウゲザー臨床試験」での腐敗した影響力の中心人物であったことを思い出していただきたい。彼自身も手を血で染めている。

われわれの親愛なる同僚であるノーマン・フェントン博士と彼のチームは英国の死亡率データについて分析を行い、英国政府はワクチン接種状況を酷く誤って分類していることから、その非有効性と毒性の証拠を隠していたことを発見した。この報告はまだプレプリント用サーバーに保管されているままだ。

同様に、名門大学の専門家らが米国と欧州のデータベースを分析し、ワクチン接種を受けた人たち、特に、子供たちの間ではすべての原因別死亡率が増加したことを発見した。彼らの論文はまだプレプリント用サーバーに保管された状態だ。

新型コロナワクチン後の心筋炎率に関するジェシカ・ローズとピーター・マッコラーの論文は結論が気に入らなかったために出版後に出版社によって撤回された。だが、科学を非倫理的に検閲しているとしてエルスヴィア社を非難する声はいまだに聞こえてこない。 ワクチン接種を支持する側は誰もが科学論文を検閲することが間違っているとは思わない。この現実は客観的に言えば非倫理的であることから、驚くべきことである。誰もこれを擁護することはできないので、代わりにできることはそれについては沈黙するだけなのだ。

そして、事態は悪化している。先日、新型コロナワクチンによって予防されると思われた人が入院するごとに、1829歳の若者の間では最大で98件もの重篤な有害事象に苦しめられていることを報告する論文が投稿された。これが出版される可能性はどうか?ゼロだ!「製薬業界に不都合な科学論文」の出版は、今日では、ほぼ不可能となっている。

さて、大きな影響力を持った専門誌がIVMHCQの肯定的な臨床試験結果をひとつでも発表していれば、何百万人もの命が救われていたかも知れない。しかし、そのような状況は起こらなかった。これらの専門誌は、特に、IVMまたはHCQの使用を支持することになる「統計的に有意な」臨床試験結果を報告する論文を出版することは差し止めた。この事実は決して忘れないでいただきたい。決して!新型コロナウィルスとワクチンそのものによる双子の大量殺戮を煽ったのはこれらの編集マフィアが採った行動なのだ。

先進的保健経済の国々ではすべてにおいて早期治療や予防策が推奨されてはいなかったという事実のために何百万人もの人々が死亡した。マラリアや寄生虫の予防プログラムでIVMまたはHCQが一般的に使用され、したがって国内で広く使用されていたすべての低・中所得諸国と比較して、こういった経済が発展していた国々ではどのように推移したのかを対照的に見ていただきたい。近くにさえも及ばないのが現状だ!

IVMHCQがパクスロビドやモルヌピラビルのような製薬会社の供給経路にすでに投入されている医薬品市場を粉々に破壊したであろうという想定は別にしても、彼らはワクチンに投入された何十億ドルもの資金に対する脅威をはっきりと認識していたのである。

私は、影響力の大きい専門誌の編集者たちは、転用された薬物に関する肯定的なデータを公開しないようにという命令を受けていたと主張したい。そこでは、編集マフィアは詐欺的な研究論文や論説を出版しながら、肯定的な研究論文を拒絶し、撤回さえもした。われわれはこういった悪行を拒否することから始めようではないか。

肯定的なイベルメクチンの研究に対する影響力のある医学専門誌による拒絶:

1. テス・ローリーらの論文「新型コロナ感染の予防と治療のためのイベルメクチン:臨床的指針を知らせるためのシステマティックレビュー、メタアナリシス、および試験のシーケンシャル分析」をコクランライブラリーが拒絶したことは、私に言わせると、イベルメクチンに対して取られた唯一最大の有害な行為である。コクランライブラリーは、何十年もの間、SRMAに関しては学界における黄金の基準であるとさえ考えられていたことを認識していただきたい。私が「黄金の基準であった」と言ったことにも注目していただきたい(訳注:すでに過去のものとなったという点を著者は強調したいようだ)。

なぜならば、ご想像のとおり、彼らは大手薬品企業とゲイツによって囚われていたのだ。2018年に起こったコクランライブラリーでの役員の大量辞任は「組織の科学的、道徳的、社会的目的を脅かす」、「成長し続けるトップダウンの権威主義的文化とますます商業的となったビジネスモデル」、等を指摘したがために起こったものだ。ゲイツがその2年前に資金提供者になったという事実はそれとは何の関係もなかったと私は確信している(訳注:この文章は文脈に適合しないと思う。何らかの書き間違いか?)。その通りだ。さらに言えば、ゲイツからの資金は上下にリストアップした専門誌のすべてではないにしても、それらの多くを支えている。実にショッキングなことであることは私にも分かっている。

テスによると、私のイベルメクチンに関する証言を見た直後、彼女は興味をそそられ、ロン・ジョンソン上院議員の画期的な上院公聴会で私が提示したRCTの証拠についてすぐに彼女自身の専門家によるレビューを開始した。テスは命を救うためにはスピード感が不可欠であることを知っていた。テスと彼女のチームはこの種の仕事では世界的な専門家であることに注意していただきたい ― テスと彼女の同僚であるアンディ・ブライアントとテレーズ・ダウセルとの間で彼らは約120個ものコクランレビューを出版した。彼女がしなければならなかったことは、コクランに彼女の提案を受け入れて貰い、レビューを公開させることだけだった。もしも彼女が成功していたならば、これはアンディ・ヒルやアンドリュー・オーウェン、そして、WHOがイベルメクチンに関して腐敗し切った勧告を出す能力を完全に去勢してしまったことであろう。

コクランライブラリーがある薬品について病気を治療するための使用を支えるといったレビューを出版した場合、その薬は標準治療の一部として確立されることになることを理解していただきたい。 全世界の科学者たちの中で、特にテスにはコクランライブラリーによって発表されたイベルメクチンを支持する証拠についての体系的なレビューとメタアナリシスが世界中の保健機関にその使用を推奨し、何十万人もの命をすぐにでも救うことになるであろうということが分かっていた。

そこで、テスはコクランに彼女のチームに「イベルメクチンの迅速なレビュー」を依頼することを提案した。彼らは最初に彼女から提案された研究プロトコルを受け入れた!彼女は「進め」という青信号を受け取った。

だが、長くは続かなかった。彼らは、おそらく、ゲイツや大手製薬会社の資金提供者のひとりから圧力を受けたために急速に調子を変えたのである。お金はファイザーに賭けてあるのだ!

次に起こったことは、突然、コクランの編集者がテスに「迅速なレビュー」は不適切であり、「完全なレビュー」プロトコルに従うべきであると伝えて来たことだ。彼女はすぐにそうすることに同意した。彼女のチームが予期していたように、実際にはすでにその作業を完了していたので、彼女はフルレビュープロトコルを提出した。

圧力は続いた。腐敗したコクランライブラリーは縛られていた。当然のことながら、彼らはその後、彼女が20201月上旬にユーチューブに投稿したボリス・ジョンソンへのビデオ嘆願を理由に、彼女を「利益相反」で非難し始めた(本質的には、彼女がすでに完了していたレビューの結果をジョンソンに伝え、彼がすぐに英国で使用するための政策の実施を検討できるようにした)。彼女がそうすることは決して「利益相反」ではないことに注意していただきたい。テスはイベルメクチンからお金を稼いではいない。実際、彼女のようなレベルにある専門家は、特に2020-2021年の邪悪な冬に感染の急増に見舞われた世界的パンデミックの際には、そのような調査結果を公衆と共有することが道徳的にも専門的にも義務付けられているのである。

彼女はコクランの編集者に研究者たちの間で確立されている原則を引用した素晴らしい電子メールを送って、彼らにそのことを思い起こさせた。しかしながら、自慢のコクランライブラリーでこういった重要なデータを公開する機会を今後のために維持するためにも、彼らが彼女の「利益相反」の懸念を持ち続けるならば、彼女は著者の地位から辞任すると申し出た。

コクランの編集者に対する彼女の弁護は聞こうとはしない(または、愚かな)耳に届いただけであった。彼らは単に彼女に別の専門誌に投稿するようにと言い、代わりにポップらが率いるドイツのチームにフルレビューの仕事を割り当てた。私はポップのことを知らないが、知る必要もない。ポップは、WHOの研究チームが行ったのと同じ戦術を採って、テスのチームとは非常に異なる結論を導き、恥知らずにもレビューを操作し、証拠基盤のほとんどを却下した後に、彼らはイベルメクチンの証拠は「非常に低い確実性」であり、したがって使用を推奨するには不十分であると結論付けた。

テスのチームはここで詐欺的なコクランレビューを巧みに引き裂いた。これは科学と統計のオタクにとっては必読だ!プレプリントサーバーに保存されていることに注意していただきたい。また、彼らの批評はコクランレビューチームによる最新の詐欺行為を組み込めるように更新するべきだ。つまり、最近ここで見事に詳細を論じたアレクサンドロス・マリノスによって明らかにされたように、彼らのプロトコルの包含基準を満たしてはいないという事実にもかかわらず、レビューに「トウゲザー」トライアルを組み込めるように更新するべきである。コクランレビューの著者らがいかに大っぴらに腐敗しているのかを理解するには(専門誌の承諾を得た上で)、アレックスのタイトルと彼の投稿の表題を読んでいただきたい。

イベルメクチンに関するコクランレビューはそれに含まれる患者の76%について独自の包含基準に違反:

システマティックレビューに含まれる11件の研究のうち5件は3,409人の患者のうちの2,582人を網羅し、他の多くの研究を除外するために使用される新基準によると、包含の資格は満たさなかった。

まさに「黄金の基準」だね?いずれにせよ、これはもう道化師の世界だ!

テスと彼女のチームの話に戻ろう。以下は、エドモンド・フォーダムという名のテスの同僚からのものであって、私宛の彼の電子メールはコクランライブラリーの行動を強力な文脈の下に置くことになる。続きを読もう:

コクランは他の専門誌とは異なるやり方で働いている。重要な点はレビュー「プロトコル」の受け入れにある。彼らは最終結果を査読するが、それは主にプロトコルへの適合性についてである。プロトコルが守られている限り、あなたの論文の発表は本質的に保証される。それはあれこれと考えながら原稿を受け取る他の専門誌とは異なる。レビューはコクランの「レヴマン」ソフトウェアによって準備され、最終版はコクランが制御するソフトウェアでPDFに変換される(したがって、出版を偽装することはできない)。しかしながら、テキストは非常に定式的であり、著者には自由度がほとんどない。各セクションは規定の見出しセットに従う必要がある。

だから、コクランでの本当のパニックは彼らがわれわれのプロトコルを拒絶する方法を見つけなければならなかったことから起こった。彼らは実際にそれを受け入れていたので、テスの有名なヒルとのズーム会話の前での彼らの唯一の選択肢はこの件がラピッドレビュー・フォーマットには不適切であると言うことであった。代わりに、彼らは完全なレビューを望んだ。そこで、われわれはフルレビュー・プロトコルを送信した(フォーマットの制約は別として、主な違いはデータ抽出は2人のレビュアーが独立して行わなければならないことであったが、われわれの側ではこれは完了していた)。こうして、彼らはそこにはなかったわれわれに対する利益相反の告発を発明しなければならなくなった。その後、彼らはドイツ政府のコンソーシアムに「コクランレビュー」を依頼して私たちを排除した ― 同コンソーシアムは、以前、ソフトウェアインフラストラクチャーのみを望んでおり、プロトコルをコクランレビューとして登録する積りはないと明言していた。ポップらによる148ページの「何の意味もない代物」がその結果であった(私は下記の「偽物」の項でこれをリストアップしようと思う ― PK)。彼らは最近、遡及的に登録されたトウゲザーとI-TECHを含むレビューを更新した ― アレックス・マリノスの最新の投稿が明らかにしたように、以前はこれは除外基準であると言っていた。したがって、ポップらは製薬会社が支援する医薬品についてのみ関心があって、「規制当局の承認」を「臨床的有効性」として都合よく混同していることが明白である。

コクランは、テスとアンディ・ヒルの喧嘩が明らかになった直後の20211月、明らかに大きな圧力に曝されていた。

あなたがコクランの編集者のひとりであり、これを読んでいるならば、あなたの行動が何百万人もの死をもたらしたことを分かって貰いたい。自分には選択肢がなかったと言って、自分を正当化し、弁護するようにしてはどうか。その上で、幸運あれ!あなたがしなければならなかったことは笛を吹くことだけだった。だが、あなたはそうしなかった。

***

これで<その一>の全文について仮訳が終了した。

引き続き、<その二>を掲載します。

参照:

1The Criminal Censorship of Ivermectin’s Efficacy By The High-Impact Medical Journals - Part 1: By Pierre Kory, MD, MPA, Sep/16/2022

 




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