1月8日の夜明け前にテヘラン空港を飛び立ったウクライナの旅客機(PS752便)が離陸後間もなく墜落した。
事故の直後、イランからの報道は航空機自身の何らかの故障が墜落の原因でると伝えた。それと同時に、事故後のかなり早い段階でトランプ米大統領は「誰かがヘマをやらかした」と述べた。このトランプの発言はその真意が不明瞭で、私には気にかかっていた。
そうこうしている内にブラックボックスが見つかり、イラン側はこの事故によって死者を出した国は何れも事故を解明する委員会に参画することができると表明した。事故調査を開始したイラン側は「イランの対空防衛システムが人為的な間違いによって旅客機を撃墜してしまった。撃墜事故の責任はわれわれにある」と言って、事態の収拾に向けて動き始めた。
2014年7月にウクライナの上空で起こったマレーシア航空の旅客機の撃墜では事故原因の解明に米ロ間の新冷戦の構造が上乗せされ、オランダの安全委員会が主導する国際調査団は事故報告書を提出したが、その報告内容は不完全で、事実の究明とは程遠い感があった。あの事故から6年以上も経過しているにもかかわらず、事実を解明するという事故調査団の基本的な責務は地政学的な思惑によって大きく捻じ曲げられて、いくつもの重要な点が答えを見ないままに残されている。少なくとも私にはそう感じられる。
今回の事故ではイラン政府が撃墜事故の責任を認めたことによって早々と幕が降ろされた。もっと正確に言うと、思いがけない程素迅速に幕が降ろされたという印象だ。
ここにふたつの記事がある。そのひとつは13日の記事で「イランでの旅客機の墜落は罠にはめられたのではないか?」と題され(注1)、ふたつ目は14日の記事で「イランでのウクライナ旅客機の墜落はまったく辻褄が合わない」と題されている(注2)。本日はこれらの二つの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。
これらの記事は一件落着したかに見える
PS752便の事故についてわれわれ素人には思いも寄らない側面に光を当てようとしている。さまざまな利害が交錯する新冷戦の構造の中、この旅客機の墜落については必然的に数多くの疑問が表面化して来たとも言える。そして、今後も継続することだろう。イランの公式調査の結果は、好むと好まざるとにかかわらず、それらの疑問に答えることができるかどうかが試される。
まずは注1の記事を覗いてみよう。
<引用開始>
先週、ニューヨークタイムズが19秒間の短い動画を公開したが、これはイランのミサイルが旅客機を撃墜した瞬間を示すものであり、ソーシャルメディアでは数多くの懐疑的な反応が巻き起こった。
最大の疑問点は旅客機が撃墜された瞬間を録画したというタイミングはそう簡単には起こり得そうもなく、録画中の撮影者の挙動も不自然である。
同紙はウクライナの旅客機がテヘランの近郊で撃墜された日の翌日である1月9日にこの人目につきやすい記事を流した。その表題は「ウクライナ機がイランで撃墜されたことを動画が示している」としている。搭乗員と乗客の総勢176人が死亡した。2日後、イラン軍は対空防衛部隊のひとつが同旅客機を進入してきた敵のクルーズミサイルと勘違いし、誤って撃墜してしまったことを認めた。
「決定的な証拠だ」と言って、ニューヨークタイムズのジャーナリストであるクリスチャン・ツリーバートはツイッターでこの動画を評価した。ツリーバートは視覚調査チームで働いている。同ツイートで彼は同社にこの動画を提供したナリマン・ガリブという名前のイラン人に感謝した。つまり、公に感謝の意を表明したのだ。その一方、実際に撮影を行った当事者は匿名を選んだ。
この匿名の動画撮影者こそがPS752便がテヘランのイマーム・ホメイ二空港から6時15分頃に離陸した直後にミサイル攻撃を受けた様子を19秒間の動画に収めた本人である。この人物は撮影中静かにしており、タバコを吸っている(タバコの煙が短時間ながらも映像に現れている)。彼はパランドの郊外で北西に向かって立っている。彼が立っていた場所は衛星データを用いてニューヨークタイムズ紙によって確認された。同紙の技術部門が総動員され、その迅速な仕事振りには嫌でも好奇心が高められてしまう。偶然に撮影されたこの動画はいったいどうしてそのような驚く程に几帳面な関心を呼んだのであろうか。
しかしながら、ソーシャルメディアで数多くの人たちが抱いた最大の疑問点は次の点だ。この「動画撮影者」は早朝の6時頃(訳注:日の出の約1時間前)の空の下で特定の方角にモーバイルフォーンカメラを向けて、テヘラン郊外の荒廃した産業地帯にどうして立っていたのだろうか?航空機はほとんど見えてはいないのに、この空を眺めている人物はカメラの向きを整え、航空機が見える数秒前にはもっとも劇的な一瞬を動画に収める準備ができていた。これは事前に何かを知っていたことを強烈に示唆する。
悲惨な出来事を目撃したばかりであるというのに、カメラを持った人物はもの静かなままで、動揺した様子は微塵も見せないという状況は不思議でさえある。ショックを受けたような言動や不安な様子は何も聞こえてこないのだ。
この動画を受け取り、それをニューヨークタイムズに持ち込んだ人物として同紙が認めているナリマン・ガリブはイラン政府については声高な発言をする反政府派であり、イランに居住してはいないことが判明した。彼はソーシャルメディアへの投稿を通じて執拗にイラン政府の交代を主張している。
ニューヨークタイムズのクリスチャン・ツリーバートは動画の専門家であって、墜落事故後の数時間内に記事を流すためにガリブと緊密な連絡を保った。彼は以前にべリングキャットで上級調査専門家として働いていた。べリングキャットは自分たちのことを独立したオンラインの調査報道ジャーナリストであると言うが、数多くの批評家らは彼らは西側の軍事諜報部門のためのメディア界の付録のような存在であると見ている。べリングキャットは2014年にウクライナで撃墜されたMH17便やシリアでの化学兵器攻撃においてはロシアやシリアの両政府に汚名を着せようとするメディア側の筋書を後押しする有力な協力者であった。
テヘランの上空で撃墜された最近の出来事においては不可解な形で地上に張り付けられた匿名の動画撮影者と国外に居住する反体制活動家のイラン人との間には緊密な連絡が保たれ、その後、後者はニューヨークタイムズから迅速、かつ、ふんだんな支援を受けた。これは組織だったレベルの行動であって、偶発的な出来事だとして我々が簡単に信じ込めるように誘導できるような代物ではない。不幸にも多数の死者を出したこの事故は仕組まれたものである。
1月8日の早朝にこの大惨事は起こるべくして起こったと言っても過言ではない。この撃墜事件はイランがイラク国内にある二か所の米軍基地を攻撃した時点からたった4時間後に起こった。これらの攻撃は1月3日にイランの軍人指導者のトップであるガセム・ソレイマニ将軍が米国の無人機によって暗殺されたことに対する報復であった。
報復攻撃の後、米軍による反撃の可能性に備えてイランの対空防衛部隊は厳戒態勢を敷いていた。幾つかの報告によると、イランの防衛システムは、1月8日の早朝、侵入してくる敵の航空機と巡行ミサイルに関する警戒信号を見出していた。ところで、その時間帯にイラン当局がテヘランから飛び立つ旅客機をどうして待機させなかったのかは実に不思議である。恐らくは、通常、商業用航空機はレーダーによって識別することが可能であり、軍用機は別の信号を使うからであろう。
しかしながら、米国が近年開発した電子戦(EW)のテクノロジーを使って敵のレーダー上で在りもしない機影に「なりすます」ことが可能だ。ペンタゴンが開発したその種のEWテクノロジーのひとつは「小型空中発射デコイ」(MALD)と称され、侵入してくる弾頭を示す偽の信号を敵のレーダー上に形成することが可能だ。
われわれが強く主張したい点はこうだ。米国側は戦争の瀬戸際という状況を作り出し、これによってイランの防空部隊は一触即発の状態になるだろうと予期した。このような緊張状態に加えて、電子戦によってイランの軍事用レーダーを襲撃し、民間航空機のデータを侵入して来る敵の目標物のデータに変換することは、やろうと思えば、技術的に可能だ。イランの軍部は旅客機の撃墜は人為的ミスであると言った。すでに存在する最新のEWテクノロジーを考慮すると、ペンタゴンがこの手法を使ったと見るのが妥当であろう。
テヘランから出発する飛行ルートは米国の悪意に満ちた電子戦攻撃によって非常に危険な状況に曝されたと断言することは、悪辣ではあろうが、非常に公平な見方である。テヘランから飛び立つ飛行ルートに照準を合わせて、地上で待機する人物にとっては飛行機が現れる時刻は公開されている出発時刻から推測ずることが可能で、間違って発射されたミサイル攻撃を動画に捉えることは容易であったに違いない。
撃墜が設定されていたからこそ、航空機の技術的な要因が原因であるとイラン側が主張したにもかかわらず、西側の諜報当局は迅速に、しかも、確信を持って何が起こったのかを断言することができたのである。
この惨事は国内だけではなく国外においてもテヘラン政府の評判を大きく低下せしめた。政府や革命防衛隊は墜落の当初嘘をついたとして、イランでは両者を批判する反政府デモが起こった。176人の犠牲者のほとんどはイラン人であった。街頭における怒りは、たとえば、ドナルド・トランプといった西側の指導者が公に発したコメントによって火に油が注がれている。彼らは街頭の抗議の声や非難をイランの政権交代を目指す絶好の機会と捉えている。
この記事の初出は「スプートニク」。
<引用終了>
これで注1の記事の仮訳は終了した。
***
次に、注2の記事を下記にご紹介しよう;
<引用開始>
テヘランの近郊で2020年1月8日に撃墜されたウクライナの旅客機に関しては幾つもの疑問が残り、妥当な説明が待たれている。イラン当局は撃墜の責任を公式に認めたが、実際に撃墜したことの責任とは別に彼らには何らかの理由があるのかも知れない。私は幾つかの理由を推測することができるが、二つ三つの理由をここにご紹介しよう。ひとつだけ確かなことがあり、立派な理由がある。誰がそう言おうと、どんな理由でそう言おうと、「事故」説はたわ言だ。彼らはそう言う立派な理由があるのかも知れないが、それは嘘だ。そう言わなければならない立派な理由があっても、それを信じる理由はまったくない。
SA-15対空防衛システムについてまず理解すべき最初の事項は同システムにはそのレーダー機能に敵味方を識別する(IFF)呼び掛け装置が組み込まれているという点だ。呼び掛け装置はパルス信号を数秒毎に発信し、民間機側の呼び掛け装置を自動的に探索し、識別する。ボーイング737型機にはIFF呼び掛け装置が2台装着されており、これらは離陸の直前にスイッチを入れる。航空機は一台だけの呼び掛け装置を稼働させて離陸することが許されているが、たった一台の呼び掛け装置が故障する可能性がある。あるいは、操縦士(および副操縦士、さらには、航空管制官)が離陸前に装置の稼働を確認することを失念することもあり得る。私の友人のひとりは民間機の操縦士であるが、彼はこう説明してくれた。もしも旅客機が離陸しようとしており、呼び掛け装置が稼働している気配を管制官がレーダー上で確認できない場合は、彼は操縦士にそのことを伝え、操縦士は離陸の前に同装置を稼働させる。さらに、私の友人はこう付け加えた。操縦士、副操縦士あるいは管制官、もしくは、皆が揃いも揃って呼び掛け装置のことを忘れてしまったり、離陸前の稼働確認を怠ってしまうことさえもが起こり得る。つまり、呼び掛け装置が稼働してはいないままに旅客機が離陸する可能性はあるのだ。幾つかの国境を横切り、紛争地帯を飛行する場合、この敵味方識別装置はその便の安全性を支えるもっとも重要、かつ、唯一の装置である。これはPS-752便についても言えることだ。
そうそう、ひとつの事柄を除けば、皆が皆見落としてしまったという可能性がある。しかしながら、皆が忘れてしまった訳ではないことはわれわれには分かっている。このPS-752便はFLIGHTRADAR24.COM上にも記録されており、呼び掛け装置が稼働していたことを示しているからだ。呼び掛け装置のスイッチが入れられ、稼働しており、SA-15のレーダー上には定期便である民間機特有のフライトコードが観察されていた筈だ。これは識別範囲内にあるすべての防空レーダーや民間ならびに軍の他のレーダーにとっても同じことだ。
たとえIFF呼び掛け装置からの応答が無くても、SA-15/TOR
M-1レーダーは次のような情報を提供する。位置や方位、速度およびサイズ(振幅)。これが何を意味するのかと言うと、IFF信号が無くても(実際には信号があったことは我々には分かっているが。念のため)、スクリーン上のレーダー信号の点滅からオペレータは上記の情報、つまり、位置や方位、速度およびサイズを知ることができる。問題の飛行物体は軍の基地からは180度も離れて飛行し、テヘランからは90度も離れ(PS-752は最初のミサイル攻撃を受けてから進路を右側に切った)、トマホーク巡航ミサイルの約半分の速度で飛行し(275ノットに対して480ノット)、応答信号の振幅は巡行ミサイルや他の如何なる軍用機のそれとは違って、まさにボーイング737のプロフィールを示していた。
組み込まれているIFF呼び掛け装置やKバンド・ドップラーレーダーの他に、SA-15システムはもうひとつの探索・識別・標的システムを持っており、これは自動的に全天候下で昼夜を問わずに使うことが可能なNV/IR電子光学標的システム(EOTS)であって、迎撃や火器コントロールに用いられる。使用範囲は20キロメートル。9M330シリーズのロケットの最大迎撃距離は15キロメートルであって、このロケットで攻撃することができたということは彼らは旅客機を目視することができた筈だ。そして、彼らがEOTSのスクリーンで見るのはまさにこのようなものである。実際に、「間違って撃墜した」というストーリーは嘘であるということを理解するのにあなたが自分の目で見なければならないものはこれがすべてだ。IFF呼び掛け装置が応答しなかった場合は、レーダーの反射信号によるプロフィールがボーイング737であって、それ以外のものではないことを100%教えてくれる。レーダーが稼働しなかった場合は、EOTSが一瞥の下でボーイング737であって、巡行ミサイルやF-35ではないことを教えてくれる。
上記のすべての装置が稼働しなかった場合は、SA-15/TOR
M-1システムからミサイルを一機も、ましてや二機のミサイルをも発射することは不可能であって、旅客機を撃墜することなんてできなかった筈だ。
12キロの距離があっても有能な人物であれば誰でもが肉眼でPS-752は民間旅客機であること、少なくとも、民間機であることが分かる・・・ 飛行中の737型機には7種類の照明灯が常時灯っている。赤と緑のふたつのナビゲーションライト、主翼の先端にはふたつの白色照明灯、機体の上下にはふたつの衝突防止灯。さらには、地上走行中は消灯するふたつの白色照明灯は機首のノーズから45度前方を照らし、ノーズ下にある地上走行用照明灯、ならびに、主翼の前方端には四つの非常に強力な着陸用白色灯がある。また、垂直尾翼の両面に表示されている航空会社のロゴマークを照らすふたつの照明灯がある。注:737型機の離陸中には操縦士は地上走行中には消灯する照明灯、地上走行用照明灯、ロゴ用照明灯、着陸照明灯を点灯し、1万フィート以上の上空に達するまでは点灯し続けるのが標準的な操縦要領である。つまり、PS-752便には15個のそれぞれ違った照明灯があって、常時照明するものやストロボ型の照明灯、あるいは、非常に強力な照明灯もある。同便が8000フィート上空で撃墜された時、これらはすべてが使用されていた。同機が民間機であることは10キロ以上の距離からでも肉眼で識別できた筈だ。
私がここで言いたいことは何か?何事が起こったとしても、誰が撃墜したのか、どんな理由から撃墜したのかにはかかわらず、「事故」説は大嘘だと私は言っているのだ。また、誰がそう言ったとしても、それが誰であろうとも、大嘘だ。長年の経験からあなたも知っているし、私も知っていることではあるが、あなたや私が嘘をつくのは何かの間違いを仕出かした時か、誰かを騙そうとする時かのどちらかだ。常にそうだとは言わないが、ほとんどの場合はそうだ。他にどんな理由があるのだろうか?あなたの国家や全世界に向けて嘘をつく正当な理由とはいったい何だろうか?何かがあるのかも知れない。あるいは、何もない。
私は最近私の賢明なる同志であるСуть
времени (Essence of
Time)の推論を読んだ。彼らの推論は私が聞きたいと思っていたたものではなく、ましてや、期待していたものではなかったが、その論理はあり得ることであって、棄却する前に熟考すべき内容であった。次のことを良く考えて貰いたい。イランの指導者は米国からの圧力や覇権に服従するための取引をし、イラクやシリア、レバノン、パレスチナを裏切っただけではなく、自分たちの国家をも裏切った。しかしながら、シャヒード・ソレイマニとIRGCはこれに賛成しようとはしなかった。こうして、ガセムは殺害され、IRGCはまんまと罠に嵌められて、IRGCの名声や名誉が攻撃に曝された。取引があったのか?私には分からない。そうではないことを期待したい。状況を観察しよう。
われわれは状況を観察する。
一方では、米国/NATO/モサド/ISIS/ウクライナの極右派がイランに対する国際世論を扇動するために偽旗作戦を行い、旅客機を撃墜したのかも知れない。イラン側は自分たちが撃墜したという非難を否定するであろうと予測し、感情的で長続きのする善玉・悪玉ドラマを作り出し、それを推し進めようとした。しかしながら、イランが撃墜の責任をあっさりと認めたことによって、プロパガンダ作戦はそれが始まる前に中断されてしまった。彼らが実際に撃墜したのかどうかは、責任を認めたことによって、筋書のすべてのことが静まり返って、このテーマについては幕が引かれてしまった。見事な動きである。
これは相手の感覚を狂わせようとする古典的な手法である。もしも誰もが嘘をついているとしたら、いったいどのようにして真実を伝えることができるのだろうか?200人近くの人たちの虐殺は重犯罪であり、悲劇ではあるが、現実に対する攻撃やそのことを理解する人々の能力は遥かに心もとない。PS-752便の撃墜はケネディの暗殺やノースウッド作戦、トンキン湾事件、オクト-バー・サプライズ、イラン・コントラ、クエートでの保育器事件、セルビアへの武力侵攻、9/11、イラクの大量破壊兵器、リビア紛争に対する保護の責任、マイダン革命、ロシアによるクリミアの併合とドンバスの占領、等と並んで同一のファイルに属するものだ。換言すると、完璧な大嘘だ。撃墜が起こったことはわれわれが知っている。しかし、われわれは撃墜の真犯人が誰で、どうして撃墜をしたのかに関しては本当のことを知ることができるのだろうか?私はそうは思わない。しかしながら、少なくともわれわれはこれが事故ではなかったことを知っている。
次に何が起こるのかについて予測することは可能だ。彼らが言うことには何の関心も払わないことだ。誰もが嘘をついていることは明白であるからだ。彼らが何をするのかだけを観察しよう。われわれはシャヒード・ガセム・ソレイマニの死を見た。これは本当に起こったことだ。そう感じたし、今もそう感じている。アレキサンダー・ザハルチェンコが殺害された時と同じくらい強烈にだ。アブ・マハディ・アル・ムハンディス司令官を失ったイラクの人民動員隊やレバノンのヒズボラー、フーシ派、シリアアラブ軍および全シーア派、ならびに、世界中の善意ある人たちはマハディとガセムのふたり、ならびに、彼らの随員が殺害されたことについて何かを言いたいことであろう。彼らは何かを言うだろうと私は確信している。彼らがそうする時、彼らは真実を話してくれるだろうと私は信じている。彼らが行動を起こすまで、われわれは、皆がそうするように、毎日信じていよう。
われわれの行動だけが真実を語ってくれる。われわれの言葉が何を意味しようとも何の関係もなしに・・・。
この記事の初出は「Fort-Russ」。
<引用終了>
これで注2の記事の仮訳が終了した。
これらのふたつの記事はそれぞれが目を見張らせるような内容であり、説得力のある指摘である。今の段階ではどのシナリオが真相により近いのかはわれわれには言えない。著者の一人が言っているように、新たな情報が現れるまで当面は待つしかないだろう。
参照:
注1:Iran
Jet Disaster A Setup?: By
Soraya Sepahpour-Ulrich, Finian Cunningham, Information
Clearing House, Jan/13/2020
注2:Iranian
Flight Crash Facts Not Adding Up: By
Russell Bentley, Information
Clearing House, Jan/14/2020
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