新型コロナワクチンの接種に関して日本の厚労省はそのウェブサイトでQ&Aを掲載している。それによると、年齢制限については次にように解説している。
Q:子どもはワクチンを接種することができますか。
A:予防接種法に基づく公費での接種の対象は、接種の日に満5歳以上の方です。このため、5歳に満たない方は、ワクチンの接種の対象にはなりません。
この厚労省の文言は国際的に採用されている基準であろうと思う。
新型コロナワクチンの接種は米食品医薬品局(FDA)が緊急時の使用のために仮承認を与え、集団接種が始まったという経緯がある。つまり、安全性の確認が完全に終わってはいないけれども、集団接種が開始されたのでだ。そして、最近の動きとしては、米司法当局がファイザー社の内部文書を一般公開することに決断したことから、今まで一般市民には知る由もなかった数多くの情報が一挙にアクセスできるようになった。
言うまでもなく、ワクチンの安全性に関する情報は極めて重要だ。関連情報はタイミングよくできる限り広く共有すべきだ。
ところで、最近、「われわれの子供たちに対するファイザーの犯罪 ― 実験的な接種の1時間後に生後2カ月の赤ちゃんに心臓発作」と題された記事がある(注1)。
本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しよう。
***
副題:新型コロナ用のmRNAワクチンの接種を受けた58人の赤ちゃんは生命を脅かされるような副作用に見舞われた。
著者:Ranit Feinberg、Yaffa Shir-Raz
グローバルリサーチ
2022年8月6日に出版
Real Time
Magazine では2022年6月13日に出版。
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初出:2022年7月17日
グローバルリサーチの編集者からの注:
注意深く読んでください。ファイザーは人間性に対して、特に、われわれの子供たちに対して犯罪を犯しています。
ワクチンは年配者に対してではなく、生後2カ月の赤ちゃんに心臓発作をもたらしました。
「どうして彼らは実験的なワクチンの接種の1時間後に心臓発作を起こした生後2カ月の赤ちゃんの様子を見守らなかったのだろうか?その後の関連情報はなぜ入手できないのか?死亡してしまったからなのか?あるいは、その赤ちゃんは臨床試験プログラムからは排除されたからなのか?どうして著者はこのことについて何も言わないのか?」
われわれは米司法省にファイザー社に対して犯罪捜査を行うことを求める。
われわれは世界中の政府にmRNA ワクチンの使用を直ちに中断するよう求める。
mRNA ワクチンによって副作用に見舞われた何十万人もの人たちのために集団訴訟を起こすことが必要である。
メディアからは何も報じられてはいないが、司法省にはファイザー社に関する犯罪記録がある。
2009年にファイザーは「詐欺的な市場開拓」の廉で訴追された。
マイケル・チョソドウスキー、グローバルリサーチ、2022年8月6日。
*
初出はglobalresearch.caによる。2022年7月6日。
*
(注:ここから本文が始まります。)
米ワクチン有害事象報告システム(VAERS)に集められた報告を分析すると、ファイザーの臨床試験における有害事象の大部分は重篤ではないと主張するFDAの状況説明に反して、mRNAワクチンを接種した3歳未満の乳児における生命を脅かす副作用については少なくとも58例が報告されていることが分かる。一部の人たちは乳幼児たちが生き残っているのかどうかは不明だと言う。また、なぜ乳児がワクチン接種を受けたのか、そして、これらの乳児が臨床試験の一部であったのかどうかについても不明のままである。しかし、水曜日に予定されているFDA会議においてFDAは知らなかったと主張することは不可能であろう。
「胸の痛み、心停止、そして、寒冷皮膚。」これらの症状はファイザー・ビオンテックの新型コロナワクチンの接種を受けて1時間後に起こった症状に関する極めて短い説明であって、VAERS(米ワクチン有害事象報告システム)の症例番号1015467から引用された文言である。高齢者や若年成人、あるいは、十代を指すものではない。信じ難いことだが、この報告書は生後2ヶ月の赤ちゃんのことだ。
「生後2ヶ月の男の子の赤ちゃんは2021年2月2日に新型コロナのワクチン接種の単回投与で、特定されてはいない投与経路を介してbnt162b2(PFIZER-BioNTech 新型コロナワクチン)のロット番号EL 739を接種された」と報告書に記載されている。「この患者はワクチン接種後15分間の観察を経てから診療所を後にした。その日の1時間後、患者は診療所へ戻って来た。寒冷皮膚、胸痛、心停止、等の症状が現れたが、患者は安定化し、さらなる治療のために移送されて行った・・・ これらの出来事の最終的結果は不明である。この症例は公衆衛生当局からは生命を脅かす重篤度基準では重篤であるとして報告された。追跡をしてみようとしても追跡は不可能。これ以上の関連情報は期待できない。
生後2ヶ月の赤ちゃんはどのようにしてmRNAワクチンの接種を受けたのか?このワクチンはFDAまたはその他の規制当局から5歳以下の小児での使用を認めるEUA(緊急使用許可)をまだ取得してはいなかった。たとえ許可を得ていたとしても、EUAには6ヶ月以上の赤ちゃんだけが含まれる筈だ。
この赤ちゃんはファイザー・ビオンテックの臨床試験に参加し、赤ちゃんに対する有効性と安全性を確認するために試験に供されたのか?
答えは不明である。報告書の著者によると、「患者が臨床試験に登録されているかどうかは不明」だ。しかし、本記事の著者はその報告書は「規制庁からファイザーによって連絡可能な他の医療専門家から受け取った」と述べている。この注記は問題の乳児が実際にファイザーの試験に参加していた可能性があることを示唆している。規制機関の安全性報告書
のGB-MHRA-ADR
24687611という 固有識別子はこの報告書が英国から来たことを示している(報告書の識別記号の最初の2文字は原産国がGB、つまり、英国であることを表し、MHRAは報告元が同国の医薬品当局であったことを示している)。
実験的なワクチンの接種を受けてから1時間後に心停止に陥った後、生後2ヶ月の赤ちゃんの状態を彼らはなぜ追跡調査しなかったのか?なぜそれ以上の情報が得られないのか?それは赤ちゃんが死亡してしまったからなのか?それとも、赤ちゃんはこの実験からは排除されたのか?報告書の著者はなぜこれらについて言及しないのか?
衝撃的なことではあるが、この出来事は孤立しているわけではなく、実際にはVAERSシステムに報告された数多くの出来事の中のひとつであって、新型コロナ用mRNAワクチンに曝露され、生命を脅かす有害事象に苦しんだ赤ちゃんや5歳未満の子供たちが記述されているのである。
5歳未満の子供は、臨床試験の一部でない限り、これらのワクチンの接種には適格とは見なされないにもかかわらず、驚くべきことに、ワクチン接種を受けた赤ちゃんや幼児について記述した多くの報告書がこのVAERSシステムに見い出される。一部の子どもたちは生命を脅かす有害事象に苦しんだ。場合によっては、彼らに何が起こったのかは明らかではない。彼らは生き延びて、その後回復したのか、彼らは今も健康上の問題に苦しんでいるのか、それとも、亡くなってしまったのかは不明だ。
数日後の6月15日にFDAにおける「ワクチン・関連生物学的製剤諮問委員会」(VRBPAC)は生後6ヶ月から4歳児までの乳幼児に関してモデルナとファイザーの両社が求めている緊急使用許可について話し合う予定である。
VRBPACの会議に先立って本日発表されたFDAの状況説明書によると、VAERSシステムに対して「6ヶ月から4歳までの小児」については「米国では245件の報告」がある。これらはワクチン接種(「不適切な年齢の患者に対してワクチンが投与された」または「適応外の使用」)により、あるいは、「母乳を介して」ワクチンに曝露されたものである。
それにもかかわらず、両社はすでに5月に彼らの調査結果は彼らのワクチンは安全、かつ、効果的であることを示していると発表した。
VRBPACの概略説明文書には「発熱、体温、咳、頭痛、発疹、下痢」等、この年齢層におけるワクチンへの曝露後に報告されたさまざまな有害事象がリストアップされている。同文書によると、「ワクチンの不正使用を反映している可能性がある、あるいは、報告エラーを反映している可能性がある6ヶ月から4歳児の個人に対する米国のVAERS報告のうち大多数(96.3%)は重篤ではなかった。」
この文書は、アナフィラキシーや心筋炎、心膜炎を含めて、VAERSにおける認可後の安全監視データから特定された安全性の懸念を明記してはいるが、若い年齢層で特定されたこれらの安全性の懸念とは関係がないとしている。その代わり、「新たな安全上の懸念を示唆するような有害事象の異常な頻度、クラスター、または、その他の傾向は確認されなかった」と述べている。
しかし、それは本当にそうなのか?結果にかかわらず、そしてファイザーの文書から判明している憂慮すべき衝撃的な調査結果があるにもかかわらず、両社は自分たちが望んでいるEUAをすぐにも受け取ると予想しているようだ。実際、CDCのウェブサイトは、すでに4月に、6ヶ月から4歳の赤ちゃんを含む子供たちの予防接種に関するプロトコールを宣伝していた。
この予期される承認に照らして、Real Timeマガジンは3歳までの赤ちゃんを指し示すVAERSシステムでの症例報告を分析した。
この分析作業では、ワクチンへの曝露が母乳育児によるものであると述べられている症例(これらの症例は別々に分析され、追跡についての記述で提示される)や年齢登録の誤りとして特定された症例は排除された。
この分析は、3歳以下の乳幼児の間で、少なくとも58例の重篤で生命を脅かす有害事象の症例があったことを示している。この事態は、そもそもこの年齢での子供たちはワクチン接種を受けるべきではなかったという事実を考えると極めて不可解である。悲しいことには、上記で報告された事例と同様に、ほとんどのVAERSの報告は、乳幼児たちがどのようにして、そして、どのような状況下でワクチンに曝されたのかは示されてはいない。これらの子供たちは製薬企業による臨床試験プログラムに参加していたのか?もしそうでなければ、なぜ、そして、どのような状況で彼らはワクチン接種を受けたのか?
両社は、この年齢層を対象とした臨床試験の安全性データをまだ発表してはいない。しかし、VAERSの報告から明らかなのはワクチン接種後に障害を受けた赤ちゃんや子供たちが多かったということである。臨床試験でワクチン接種を受けたのか、それとも、地域社会で違法にワクチン接種を受けたのかにかかわらず、ファイザーとモデルナは、FDAにデータを提示する際、ワクチンが赤ちゃんにとって安全であり、この年齢層には重篤な有害事象はなかったとして断固として主張することはできない。さらには、EUAの承認を議論するFDAの委員会の専門家はこれらの事例を無視し、彼らは知らなかったと主張することもできない。この記事で紹介されるデータは、疑いもなく、その正反対のことを実証しており、今回、EUAが承認される前、VRBPACの議論に先立って、これらのデータは事前に一般公開されていたからである。
これらの事例の結末 ― 回復しなかった:
最も恐ろしい報告のひとつは2021年1月30日にファイザーのコミルナティ・ワクチンを受けた生後43日の女の子の赤ちゃんだ。この出来事の説明(報告書番号1133837)では、この赤ちゃんはワクチン接種を受け、ワクチンは筋肉に注射されたことが明確に述べられている。つまり、「43日齢の女の子の患者は新型コロナワクチン接種の単回投与として2021年1月30日に筋肉内にbnt162b2 (COMIRNATY)を投与された。ワクチン接種の直後に赤ちゃんは「アナフィラキシー反応(広義の意味で)、喘息/気管支痙攣(狭義の意味で)、抗コリン作動性症候群(広義)、急性中枢呼吸抑制(広義)、肺高血圧症(広義)、心筋症(広義)、好酸球性肺炎(広義)、前庭障害(広義)、過敏症(広義)、呼吸不全(狭義)、好酸球増加症および全身症状症候群(広義)による薬物反応、等、さまざまな生命を脅かす多系統傷害に見舞われた。」 死亡を報告する欄では、この報告書は「いいえ」と記載している。また、回復を報告する欄では「いいえ」と記載してもいる。その後、彼女にはいったい何が起こったのか?この赤ちゃんは生きているのか、それとも、亡くなってしまったのか?
CDCのデータによると、新型コロナワクチンの接種後130万件の有害事象報告がVAERSに寄せられた。
加えるに、このレポートは、他の多くのレポートと同様に、いくつかの難しい問題点を提起している。生後43日の赤ちゃんは、まだ赤ちゃんへの使用が承認されてはいないワクチンをいったいどのようにして接種することになったのか?さらには、現在実施されている臨床試験には6ヶ月以上の赤ちゃんと子供が含まれることになっている。この赤ちゃんはファイザーの臨床試験に参加していたのか?報告書はこの質問に答えてはいない。
この赤ちゃんと同様に、報告された症例のほとんどの事例において生命を脅かすいくつもの副作用が同一の赤ちゃんに関して記録されていることが判明した。最も一般的で重篤な有害反応は危険な出血やアナフィラキシーショック(呼吸器系を損傷し、めまいを引き起こす可能性があり、生命を脅かすアレルギー、失神、そして、死に至る)、抗コリン作動性症候群(神経伝達物質アセチルコリンの受容体部位が遮断されたときに起こる状態であり、協調の問題、心拍数の上昇、および、その他の症状につながる可能性がある)、脳炎
(頭痛、嘔吐、意識不明を引き起こし、死を招く)、低血糖症(血糖値の異常な低下で、乳幼児の場合急速に死に繋がる)、そして、神経弛緩症候群(これも生命を脅かし、心筋や他の筋肉を損傷し、腎臓に損傷をもたらす)である。
年齢および性別によるグループ化による分析結果を要約すると、以下のような図が浮かび上がってくる:
0〜6ヶ月の年齢層では28例の報告があり、10人が男の子、16人が女の子、2人は性別が不明。
そのうちで9人(32%)は抗コリン作動性症候群を患い、9人(32%)がアナフィラキシーショック、8人(28.6%)が神経弛緩症候群、5人が心臓リズムの不規則性、5人が低血糖症であった。
6〜12ヶ月の年齢層のグループでは男の子3人、女の子1人、性別不明が1人を含む5例の報告が見つかった。このグループは他のグループに比べて小さい。有害反応のリストにはアナフィラキシーショック、抗コリン作動性症候群、および、神経弛緩症候群が含まれていた。
1歳から3歳までの年齢層のグループでは25例が報告され、そのうち5例が男の子、19例が女の子、1例が性別不明の子供たちが報告されていた。
これらの子供たちのうち6人(24%)がアナフィラキシーショック、6人(24%)が抗コリン作動性症候群、5人(20%)が神経弛緩症候群、4人(16%)が脳炎、3人(12%)が不規則な心拍、1人の子供が出血で、もう1人は低血糖症に苦しんでいた。
上記の有害事象の事例は乳幼児に関してVAERSで報告された事例の中のほんの一部にすぎないことに留意すべきだ。なぜならば、私たちは生命を脅かす一般的な有害事象のみに焦点を当てることにしたからだ。
赤ちゃんたちは生きているのか?
生後2ヶ月の別の赤ちゃんも、前述の症例と同様に、2021年1月6日にファイザー・ビオンテックのワクチンの単回投与を受けた後にアナフィラキシーショックを経験し、報告書(#976433)によると、彼女とまったく同じようにこの赤ちゃんは一連の多系統症状に苦しんでいた。ワクチンの投与方法については「特定されてはいない投与経路を介して」と報告されており、この赤ちゃんがどのような状況でワクチンに曝されたのかは明らかではない。
この赤ちゃんはファイザーの臨床試験に参加していたのか?繰り返しになるが、報告書からは不明だ。
しかしながら、前の事例と同じように、明らかにすべきもっと重要なことは赤ちゃんにいったい何が起こったのかという点だ。彼女は生き延びたのか?赤ちゃんは生きているのか?
またもや、死を報告する欄では赤ちゃんは死ななかったことを意味する「いいえ」と報告されている。しかし、報告書の説明には「患者は症状から回復しなかった。追跡の試みは不可能である。これ以上の情報は期待されない」とある。
信じがたいことには、この基本的な質問、つまり、「そのような重篤で生命を脅かす有害反応に苦しんだ後に赤ちゃんにいったい何が起こったのか」という疑問は他の重篤な症例にも当てはまるのである。たとえば、2021年12月29日に「bnt162b2(COMIRNATY)、筋肉内注射」を受け、アナフィラキシーショック、抗コリン作動性症候群、神経弛緩症候群を経験した生後6ヶ月の赤ちゃん(報告書#2084418)の場合だ。症状は感染性肺炎、他の感染症、および、多系統症状。
この事例でも、死亡を報告する欄には「いいえ」と記載されており、おそらく赤ちゃんは死ななかったことを意味する。だが、この症例の説明には「結果は不明」と書かれている。これ以上の追跡は不可能である。これ以上の情報は期待できない。
ファイザーのワクチンを接種した別の事例(報告書番号#1012508)では、2021年1月19日に(この事例については赤ちゃんは臨床試験に参加してはいなかったことが明記されている)、左耳に痛みが現れ、完全な麻痺に発展し、ギランバレー症候群と診断された。
症例の説明では赤ちゃんはギランバレー症候群、顔面麻痺、非感染性脳炎、非感染性髄膜炎、耳痛および聴覚障害に罹患したと報告されている。それにもかかわらず、報告書の要約には再び「追跡は不可能である」と書かれていた。
2021年5月19日、ファイザー・ビオンテックワクチンを接種した翌日、「膣出血/血栓の塊を伴う絶え間のない重篤な膣出血」に苦しんだ生後1ヶ月の赤ちゃんについてもうひとつ別の衝撃的な事例(報告書番号#1379484)が現れた。
この赤ちゃんが苦しんだ症状は「医学的に有意に重篤」と定義されていたが、症例の説明では結果は「不明」であり、「追跡は不可能である。これ以上の情報は期待できない」と報告されている。
前述のように、いくつかの事例では赤ちゃんは臨床試験の一部ではなかったと報告されているが、他の事例では臨床試験に参加していたのか、それとも、他の未知の状況でワクチン接種を受けたのかは明らかではない。しかし、赤ちゃんたちが臨床試験の一部であったのかどうかにかかわらず、報告書はこの種の重要な情報がないことを十分に説明してはいない。これらの赤ちゃんにいったい何が起こったのか?赤ちゃんたちは生き残ったのか?もしも生き残ったとしたら、赤ちゃんたちは回復したのか?重篤で生命を脅かす有害事象に見舞われた乳幼児の病状に関する追跡が行われず、回復しなかったのはなぜなのか?
FDAは、このような重篤な症例においてはこれらの赤ちゃんを見つけ出し、赤ちゃんたちがどのような状態にあるのかを調べ、追跡するためにあらゆる努力を払わなければならないとFDAは要求しているのではなかったのか?
「注射した部分の発赤:臨床試験プロトコールは重篤な有害反応を言及してはいない」
2022年2月11日にプレスリリースが出され、ファイザー・ビオンテックは6ヶ月から4歳までの乳幼児に対するワクチン接種の承認をFDAに申請すると発表した。だが、これらの年齢の乳幼児を対象とした同社の臨床試験における安全性に関する知見は何ら言及されておらず、一言も述べられてはいない。FDAのウェブサイトに掲載されている成人、小児、乳児におけるファイザーワクチンの安全性と有効性を試験する臨床試験に関する情報小冊子には「この研究については
ClinicalTrials.gov に掲載される研究結果はない」と明記されている。 そして、上記のように、新しく発表されたVRBPAC概略説明書はこの年齢層について報告された少数の重篤ではない有害事象のみを列挙しており、新たな安全上の懸念を示唆するものは何もないと結論付けている。FDAは、CDCの報告システムに報告されている非常に多くの重篤な有害事象についてどうして何も知らなかったのか?あるいは、もしも彼らがこれらの有害事象について知っていたとするならば、彼らはなぜこれらの有害事象を無視したのだろうか?
乳児に起こった有害事象は臨床試験以外ではいったいどのようにして起こったのか?安全性の問題に対処し、ワクチンが赤ちゃんにとって安全であることを両親に保証することを意図したこの重要な質問に答える試みとして、FDAの臨床試験に関するウェブサイトで見つかった研究プロトコールを調べてみた。
潜在的に重篤な有害事象は記載されてはいないようだ。本研究がプロトコールに従って評価するはずであった潜在的な有害事象のリスト(「アウトカム対策」)には局所的および全身的反応の両方が含まれている。しかしながら、これらは比較的重篤ではない有害事象である。
臨床試験時に監視するはずであった局所的有害事象のリストには「注射部位の痛みまたは圧痛、発赤および腫脹」が含まれ、系統的反応には「発熱、疲労、頭痛、悪寒、嘔吐、下痢、新規または悪化した筋肉痛、新規または悪化した関節痛、食欲減退、眠気、および、過敏性」が含まれていた。さらには、本臨床試験は2024年6月14日に終了する予定であるが、有害事象を検査するために設定された時間枠は各投与(第1回投与および第2回投与)の7日後だけに限定されている。
ワクチンは乳児には効果がない。解決策:効率閾値を下げ、3回目の投与を追加する。
赤ちゃんに対するワクチン接種の安全性に関する重大な懸念に加えて、この年齢層におけるワクチンの有効性は概して疑わしい。入手可能なデータによると、健康な子供たちは新型コロナウィルスによる重篤な病気、入院、または死亡のリスクはほぼゼロである。
新型コロナによる入院は子供たちの間では非常に稀なことであり、死亡例はなおさら稀だ。たとえば、ドイツでは、大規模な研究を行った結果、既往症のない5〜11歳の年齢層では新型コロナによって死亡した子供は1人もいないことが分かっていた。このような状況下では、死亡は言うまでもなく、重篤な有害事象の究明はたとえ1例であってさえもそれは極めて重要であり、ワクチンに期待される恩恵さえをも上回るものとなる。
驚くことではないが、4歳未満の幼児を対象としたファイザーの臨床試験では、2回のワクチン接種では抗体数が大幅に増加することはないことが証明された。FDA長官のジャネット・ウッドコック博士は、2022年4月上旬のインタビューで、「生成された抗体はそれほど高くなかったので、もっと年長の子供たちが受けた2回接種に比して同じ程度の抗体反応は示さなかった」と述べている。若い子供たちに期待していた抗体の生成は年長の子供たちが見せてくれたほどには高くならなかったのだ。ウッドコック氏によると、2月に乳児のEUA承認を申請する予定だったファイザーは提出日を延期した。臨床試験に3回目の投与を追加して、すべての赤ちゃんが3回目の投与を受けた後の結果を待つことに決定したのはまさにこのためである。
さらに、5月11日の声明でFDAの「生物学的評価研究センター」の理事であるピーター・マークス博士は乳幼児のワクチンは新型コロナに対して50%の有効率に合格する必要はないと述べた。50%の有効性は成人用のワクチンが合格しなければならない閾値である。しかし、マークスは、前々から指針が存在しているにもかかわらず、FDAは症候性感染症の予防における50%の有効性に達しなかったとしてもそれだけの理由で赤ちゃんや幼児用のワクチンに対して承認を否定するつもりはないと説明している。
ファイザーは5月23日のプレスリリースで「オミクロン株が優勢な変異種となった際に、3回接種の記述的分析で80.3%のワクチン有効性が観察された」と発表した。プレスリリースによると、「この研究は、私たちのワクチンは低用量の3-ugで幼児に最近の新型コロナの変異株に対して高水準の保護を提供することを示唆している」と述べた。
しかし、FDAの概略説明文書は「高レベルの保護」が認められたとする主張は臨床試験で特定された合計10種類の新型コロナの症候性症例に基づいており、3回目の投与の少なくとも7日後に発生したことを明らかにしている。そのうち3例は生後6~23ヶ月の参加者555人(ワクチン群では376人、プラセボ群では179人)の間で起こり、それぞれファイザー・ビオンテックワクチン群で1例、プラセボ群で2例だった。他には2~4歳の参加者(ワクチン群で589人、プラセボ群で271人)で7例が発生し(参加者は860人)、ファイザー・ビオンテックワクチン群では2例、プラセボ群では5例であった。それにもかかわらず、ワクチンの有効性はFDAによって80.4%とされており、文書は「利用可能なデータは6ヶ月から4歳までの年齢層における新型コロナの予防におけるファイザー・ビオンテックワクチンの3回投与シリーズ(各投与量は3μg)の有効性を支えている」と結論付けている。さらには、同文書は「6ヶ月から4歳までの乳幼児においては新型コロナによる入院および死亡率は5〜17歳の小児および青年層のそれよりも高く、18〜25歳の年齢層に匹敵し、この年齢層における効果的な新型コロナワクチンの利点を強調している」とさえ述べている。
重篤な症状に陥ったり、病気で死亡したりする可能性がほぼゼロであるにもかかわらず、ワクチン接種の利点が不明瞭なまま、生命を脅かす有害反応が有意に高いワクチンを赤ちゃんに投与することははたして倫理的と言えるのであろうか?
この論点は今年3月に「生命倫理(Bioethics)」誌に掲載された論文の主要な話題であった。研究者らは、赤ちゃんへの使用の承認を正当化すると主張した主な論点のひとつさえもが有効ではないと述べている。研究者らによると、健康な子供たちにとってはワクチンの利点は極めて低く、したがって、合併症(訳注:有害事象)は稀ではあるけれども、特に短期的および長期的なリスクが何であるかが非常に不明瞭であり、このワクチンの使用経験はまだ非常に短いことから、合併症のリスクはワクチン接種の恩典を上回ってしまう。ワクチンが存在するので危険にさらされている集団は自分自身を守ることができるとか、子供はウイルスを伝達する主な介在者ではないことがすでに証明されていることからも、環境を保護するといった利他的な主張をすることもまた非常に問題である。
議員らが回答を求めている:
この倫理的な問題は6月7日にFDA宛に発行された書簡で18人の議員によってここ数日のうちに提起され、乳幼児用ワクチンに緊急使用許可を与えるという当局の決定の前に回答するよう要求した。議員らは新型コロナは乳幼児に対しては非常に小さなリスクをもたらすこと、ワクチンの有効性がほとんどないこと、そして、これらのワクチンの安全性と有害事象に関しては多くの未解決の疑問があるという事実に照らして、新型コロナワクチンがこの年齢層になぜ必要なのかを知りたいとして回答を要求した。
この書簡はFDAに対して19個の質問を提示している。その中には、FDAが製造業者の研究から得られた何十万ものデータページの公開を遅らせた理由、有害事象の状態、すべてのFDAデータは何時になったら公開されるのか、等が含まれている。また、FDAは新型コロナで重篤な症状に陥ったり死亡したりした子供、ならびに、一般的に何人の子供が重篤な症状になったのかに関する詳細を一般市民に提供するよう求められている。また、議員らは新型コロナ用mRNAワクチンを子供に投与する際の心臓のリスクの問題にも取り組み、5〜18歳の多数の子供にワクチン接種を行った後に心筋炎や心膜炎の増加が観察され、いくつかの症例では死に至り、心臓関連の炎症の長期的な影響はまだ保健当局によって定量化されてはいないと指摘した。さらには、議員たちはFDAが乳幼児に特化したワクチンの有効性の閾値を引き下げ、実際に企業が正当な理由もなしにEUAを申請することを許した理由を知りたいとして回答を要求した。
FDAは知らなかったとして議論をすることはできないであろう:
すでに述べたように、この記事で提示された分析から出てくるデータはワクチンが乳幼児にとって安全ではないことを疑いなく示している。これらの子供たちが臨床試験の一部であったのかどうかにかかわらず、これらの報告はVAERSシステムに何ヶ月も前からすでに存在していたので、FDAがそれらのデータを知らないと言う可能性はあり得ない。残念なことには、FDAがワクチン接種後最初の数日間の罹患リスクの増加、心筋炎、流産および胎児奇形のリスク増加を含めて、重篤な有害事象の少なくとも一部についてはすでに認識していたこと、それでもなお、十代の若者や子供、妊婦のためにワクチンの使用を承認したという事実は後になって暴露された。でも、それはEUAがファイザーとモデルナに付与されてからずっと後のことであって、不幸にも数多くの人たちがすでに害を被っていた。FDAや他の保健当局に提出されたFOIA(情報の自由)の要求のお陰で、さらには、FDAが裁判所によって関連文書を開示するよう強制された後になってこれらは初めて明らかになった。今回、ここに提示されたVAERSデータは承認前であってもこの事実を明らかにすることを可能にする。FDAは知らなかったと主張することはできないであろう。
*
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この記事は「Real Time Magazine」からのもの。
本記事の原典はReal Time
Magazine。
著作権 © Ranit
Feinberg、Yaffa
Shir-RazおよびReal Time
Magazine、2022年。
***
これで全文の仮訳が終了した。
ここに報告されている事例は米国での出来事である。生後2カ月の赤ちゃんに新型コロナワクチンが接種され、その赤ちゃんはその1時間後に心臓発作を始めとする生命に危険な症状に見舞われ、救命措置をとった結果、症状は安定したという。ところが、その後の経過を示す情報はないという。無事に生き永らえたのか、さらなる健康被害はなかったのか、といった長期にわたる安全性に関する観察結果はないのである。何と言う無責任な医療体制であろうか?
企業側の売り上げを伸ばすための努力があちらこちらに見い出される。有効性がはっきりとはしない乳幼児(入手可能なデータによると、健康な子供たちは新型コロナウィルスによる重篤な病気、入院、または死亡のリスクはほぼゼロである)に対しては有効性の閾値を下げ、3回の投与を行うといった姑息な方向性が打ち出された点に見られる。しかも医療行政を監督し、主導するはずのFDAがこれに共謀している。製薬企業の金儲けのために恣意的な判断が成され、ワクチン接種が必要とは見られないような乳幼児に対してさえも緊急使用許可を求め、FDAがそれに応じるといった不透明な構造が今ここに明らかにされつつあるのだ。
また、この引用記事を読んでみると、長期的な安全性については意識してデータを採ろうとはしなかったのではないかと勘繰りたくなる程である。それはワクチンの製造企業とFDAやCDCといった規制当局との間に結託があったことを示唆している。
この引用記事は新型コロナワクチンにまつわる闇のすべてを暴露したわけではない。むしろ、氷山の一角でしかないだろう。それは容易に感じられる。今後、さらにどのような発見があるのか?われわれ一般大衆は次世代の安全と健康のために無関心では居られない。
参照:
注1:Pfizer Crimes against our Children: Cardiac Arrest of Two Month Old Baby
an Hour after Experimental Vaccine: By Ranit
Feinberg and Yaffa
Shir-Raz, Global Research, Aug/06/2022
翻訳ありがとうございました。勉強します。
返信削除たねこ様
削除コメントをお寄せいただき、有難うございます。
新型コロナワクチンの安全性についてはこの引用文献のような詳しい議論はいままで封鎖され続けて来ました。だが、米裁判所の命令によって今まで機密にされていた内部文書が公開されました。これからもアッと驚くような情報が出て来ることでしょうね。
それにしても医療業界というのはウクライナ以上にデタラメが横行する世界ですね。100年ほど前、ロックフェラーが牛耳って以来、医学は健康をそっちのけにした儲けの手段に特化したようです。
返信削除https://cocorofeel.blog.fc2.com/blog-entry-24075.html
ところで、馬淵大使はあべ支持でしたが統一教会をどう評価するのでしょうか?
それと、幸福の及川氏も統一教会と自民党のずぶずぶの関係を宗教団体という視点でどう評価するのか、注目しています。
最新の藤原氏の動画いいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=5SLJkxh01es
Kiyoさま
削除米国における医療行政は歴史的に見ると極めて非人道的な側面を示す事例が少なくはありません。南部諸州では新薬の実験を行うに当たって地域住民には偽って集団接種を行い、多くの死者を出しています。倫理的責任の欠如はすさまじい限り(これと似た話が戦時下の日本にもありました。旧陸軍の731部隊による細菌兵器の開発でも当時の満州では同様の事態が起こっています)。また、ネバダ州で行った核実験には陸軍の部隊が配置され、人体実験に供されましたし、爆発実験場の風下に位置する諸州の住民の多くが被爆し、健康被害を被ったこと、等は典型的な事例ですよね。
藤原氏の動画は見ています。いつも安定した、極めて的を射た見解が群を抜いていますよね。実に魅力的です。