2020年3月11日水曜日

中国の新型コロナウィルス - 衝撃的な最新情報。ウィルスは米国からやって来た。日本、中国、台湾は米国が起源だと報告


新型コロナウィルスについては、中国だけではなく国際的な見方としてコウモリや他の野生動物が媒介しているという説が主流のようであるが、そもそもそのもっと上流はいったい何処に起源するのかに関しては決定的な見解はまだ出ていない。

中国における新型コロナウィルスについては、当初、西側の主流メディアが大袈裟に喧伝し、経済戦争に加えて、あたかも中国に対する格好の情報戦争を開始したかのようにさえ見えた。米国のメディアに特有な近視眼的な見方は、今、米中間に新たな摩擦を引き起こしている。たとえば、中国の環球時報(Global Times)がコロナウィルスとの闘いに関して纏めているウェブサイト( Real-time update on coronavirus outbreak)では35日に下記のような情景が報じられた。
  • テレビ司会者のばかばかしい解説は彼らが中国に対しては厚顔無恥で、偏見を抱いており、中国についてはまったく何も知らないことを露呈したと中国の外務省が述べた。これはフォックスニュースの司会者ジェシー・ワターズがCOVID-19の大流行に関しては中国が謝罪するべきだと言ったことを受けたもの。
  • 中国当局に対する謝罪の要求には正当な理由はまったくない。感染が214ヵ国へ広がり、18,449人を死亡させたH1N1インフルエンザの大流行に関して誰かが米国に謝罪を要求しただろうか?中国外務省の言。

227日には中国の呼吸器系の医師の間では指導的な役割を担っている専門の医師からは次のような議論がすでに提起されていた。
  • COVID-19ウィルスの流行はまず中国現れた。しかしながら、これはこのウィルスが中国を起源にしているとは限らないと中国の呼吸器系専門家のトップであるゾング・ナンシャンが述べた。
西側では一部の人たちが新型コロナウィルスを「中国ウィルス」と呼んでいることに関して中国外務省は、この流れに沿って、公式に反論を強めている昨今である。このような議論の応酬は決定的な科学的裏付けが出るまでは延々と続くのかも知れない。
ここに「中国の新型コロナウィルス - 衝撃的な最新情報。ウィルスは米国からやって来た。日本、中国、台湾は米国が起源だと報告」と題された記事がある(注1)。
本日はこの記事を仮訳して、読者の皆さんと共有したいと思う。

ここにご紹介する見方が正論であるのかどうかの判断はわれわれ素人にとっては難しい。今後、賛成論や反論がいくつも登場してくることだろうと思う。ただし、真実が究明されるのかどうかは保証できない。

ある出来事が地政学的な議論に発展すると、ほとんどの事例は結論が出されないままに放置されてしまうことが少なくない。率直に言って、当事者にとっては結論を出さない方が都合がいいからであろう。JFK暗殺事件、911同時多発テロ、マレーシア航空MH-17便撃墜事件、ノビチョクによるスクリッパル父娘殺害未遂事件、等、たくさんの事例が思い浮かぶ。

<引用開始>

西側のメディアは大舞台を速やかに乗っ取り、中国に出現した新型コロナウィルスの大流行という筋書きを設定し、これは武漢市の海産物市場でウィルスが動物から人へ飛び移ったものであると喧伝した。

実際には出所は長い間分からないままであったが、今や、中国と日本からの報告によると、ウィルスの起源は中国ではなく、何処か他所にあって、複数の場所が考えられるのだが、このウィルスは海産物市場に持ち込まれた後に急速に感染を拡大した。

さらに重要なことは、ウィルスは中国に起源を持っているのではなく、日本からの報告や他のメディアからの報告によると、米国に起源を持っているという点だ。

中国の研究者らはウィルスは中国以外に起源を持っていると結論した:

中国で遺伝子情報のサンプルを収集した後、医学研究者らはウィルスは海産物市場に起源を有するのではなく、複数の未知の供給源があって、ウィルスは海産物市場に暴露されてからそこいらじゅうに伝播して行ったのだと初めて結論を下した。 (1) (2) (3)


Photo-1

環球時報によると:

中国人研究者らの新しい研究によると、新型コロナウィルスは昨年の11月武漢の華南海産物市場とは別の場所で人から人への感染を始めたようだ。

中国の科学者や研究者のためのオープンリポジトリであるChinaXiv上で出版された研究論文はこの新型コロナウィルスは他の場所から海産物市場に持ち込まれ、その後急速に同市場から数多くの濃厚接触者へと感染して行ったと解明した。この知見は遺伝子データや感染源、中国全土から収集された新型コロナウィルスの変種の拡散ルート、等の解析の結果得られたものである。

この研究者が信じるところによれば、「患者ゼロ」は華南海産物市場で作業員や販売員にウィルスを感染させ、何時も人が混雑しているこの海産物市場はさらに購入者らへのウィルス感染を促進させ、2019年の12月初旬には広範な大流行を引き起こした。(環球時報、2020222日の報道)(2)

中国の医療関係当局と安全保障当局はウィルスの起源について迅速、かつ、広範な探索を行い、12ヵ国、4大陸から100個近くの遺伝子情報を収集し、すべての亜種や突然変異種を識別した。この研究の最中、彼らはこのウィルスの大流行がかなり早期に始まったこと、つまり、武漢で行われた軍事ゲームの直後に始まったことを確かめた。

そして、彼らは日本の独立した研究者らが得た結論と同じ結論に到達した。つまり、このウィルスは中国を起源としたものではなく、中国の外部から持ち込まれたものだ。

中国の呼吸器系専門家のトップであるゾング・ナンシャン医師は127日にこう述べている(訳注:これは「1月」ではなく、「2月」が正解):

COVID-19は最初に中国で見い出されたが、このウィルスは中国が起源であるとは限らない。起源は何処か、他所の国である。」 (4)

もちろん、これは実際の起源がいったい何処にあるのかについて新たな疑問を生ぜしめる。もしも当局が12ヵ国から収集した100個もの遺伝子サンプルの分析を行ったとするならば、彼らには中国以外に起源があることを実証する説得力のある理由があったに違いない。このことは「患者ゼロ」を見い出し、特定することが如何に困難であったかをも説明することであろう。

日本のメディア:コロナウィルスは米国に起源を持っているのかも:

2020年の2月、日本のテレビ朝日のニュース報道(テレビおよび印刷物)はコロナウィルスは中国ではなく、米国を起源としており、インフルエンザのせいで死亡したとされている14,000人の死亡者の中で何人か(あるいは、多く)はコロナウィルスの感染によって死亡したのかも知れないと報じた。(5)


Photo-2

日本のテレビ番組は何人かの米国人は知らないうちにコロナウィルスに感染したという疑惑を報じたが、この報道は中国のソーシャルメディアで素早く広がり、新型コロナウィルスは米国を起源としていたという恐れや憶測に火をつけた。

日本のテレビ朝日が行った報告は米国政府がこのウィルスが米国内で如何に蔓延しているのかを把握することについては失敗したことを示唆している。

しかしながら、テレビ朝日が報じているように、インフルエンザで死亡した米国人がコロナウィルスに感染していたのかどうかは分からない。(2020223付け人民日報の英語版)

214日に、米疾病管理予防センター(CDC)はインフルエンザ様の患者についてはロサンジェルス、サンフランシスコ、シアトル、シカゴ、ニューヨークの公共保健ラボで新型コロナウィルスの検査を実施すると言った。

テレビ朝日ネットワークは自分たちが主張する内容に関して科学的な文献を提示し、米国では検査を実施しなかったか、検査を行ったとしてもその結果を公表しなかったことから誰も死因については知らないでいると報じて、問題点を浮き彫りにした。自然発生かそれとも人為的な発生か、あるいは、事故によるものかそれとも誰かが故意に引き起こしたのかといった疑問点については言及を避け、単にウィルスの流行は先ず米国で起こったのかも知れないとしている。西側のインターネットはこの情報を洗い流してしまったようではあるが、中国のメディアは依然としてこの情報に言及している。

これらの情報は日本だけではなく中国においてもスズメバチの巣を突っついたような感じだ。特に武漢では10月に世界規模の軍事ゲームが開催されていたことから、この情報は中国のソーシャルメディアでは素早く広まった。あの時点で国外から持ち込まれたウィルスの感染が始まっていたのかも知れないという見方はすでに広く議論されている。

「多分、米国の代表団がコロナウィルスを武漢へ持ち込み、何らかの突然変異がウィルスに起こって、以前よりも致死性が高まり、感染し易くなって、今年の大流行に繋がって行ったのではないか。」(2020223日の人民日報)(1)

中国に対する西側の生物兵器(西側による中国叩き)? 

上海の復旦大学で国際関係論を教えるシェン・イイ教授は世界中のウィルスの専門家たちが、安全保障の専門家も含めて、このウィルスの起源を追跡していると述べた。興味深いことには、中国政府はこの問題を隠ぺいしようとはしなかった。ニュース番組はこう伝えている:

「ネティズンは積極的に議論に加わるよう推奨されるが、道理をわきまえた議論を進めることが望まれる。」 

中国においてはこれは意味があることだ。もしも、報告の内容が取るに足りないものであるならば、政府はそのことを明確に指摘し、
偽情報は拡散するなと人々に告げる。

台湾のウィルス専門家がコロナウィルスは米国に起源を持つと指摘: 

そして、227日に台湾がテレビのニュース番組で図表や流れ図を示し、コロナウィルスは米国に起源を有すると解説した。(6)


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下記にそのニュースの主な内容について大雑把な翻訳を行い、その概要および分析結果を示そう。(下記の地図を参照願いたい。)

動画の中に現れる人物はこのウィルスの起源を長い時間をかけて詳細に探索したウィルス学と薬学の両分野に通じたトップクラスの専門家である。彼は動画の最初の部分でさまざまなハプロタイプ(つまり、ウィルスの種類)について説明し、それぞれのタイプがお互いにどのように関連しあっているか、ある特定のタイプは他のタイプよりも先に出現したに違いないことやあるタイプは他のタイプに由来すること、等々を説明している。端的に言って、これはごく初等の科学であって、地政学的な課題とは無関係であると彼は説明する。数字を順番に並べると数字の3は常に数字の2の後に現れるのとまったく同じことだと彼は言う。


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彼が主張する重要な点のひとつは台湾で感染が広がっているウィルスの種類はオーストラリアと米国にだけ存在しており、台湾ではオーストラリア人によって感染が広がった訳ではないことから、台湾での感染は米国からやって来たということになる。

基本的な論理としては、何もない状態から単一のウィルスが出現することはあり得ないことから、もっとも多種類のウィルスが存在するひとつの地理的な場所がこのウィルスの起源であるに違いない。今までに知られている5種類のウィルスのすべてが米国にだけ存在する(武漢やそれ以外の中国では一種類だけが存在し、台湾、韓国、タイ、ベトナム、シンガポール、英国、ベルギー、ドイツも同様だ。)これは他の国のウィルスは米国に起源を有するとする命題を構成する。

韓国と台湾のウィルスは中国のウィルスとは異なるハプロタイプを持っており、多分、感染がより以上に起こり易いが、致死性はかなり低い。このことから、中国での致死率の三分の一であることを良く説明している。

上記の検討にはイランもイタリアも含まれてはいないが、両国はそれぞれの国で蔓延しているウィルスの遺伝子を解明し、中国のウィルスとは種類が違うと述べている。これは両国のウィルスは中国からやって来たものではなく、まったく違った国から持ち込まれたものであることを示している。イタリアのウィルスの致死率は中国のウィルスのそれとほぼ同じで、他の国々での致死率の3倍を示し、イランのハプロタイプはもっとも致死率が高く、10%から25%までの間にある。(7) (8) (9)

西側のメディアが報じた膨大な量の報道が中国を焦点にしていたことから、世界のほとんどの人たちは新型コロナウィルスは中国を起源として、他の国へ広がって行ったと信じ込んでいるが、これは今や間違いであることが証明された。この投稿を書いている時点で、約50ヵ国が少なくとも一人の感染者を抱えているが、これらの国々からウィルスのサンプルを収集し、その起源が何処にあるのかを特定し、世界中の感染源を調べ、感染拡大のパターンを詳しく調査することは非常に興味深いことであると思う。

このウィルス学の専門家はさらにこう述べている。米国は最近200人以上の「肺線維症」の患者が呼吸困難を引き起こし死亡したと報告したが、これらの患者の状況や症状は肺線維症によっては説明することができない。彼はこれらの死亡例はコロナウィルスに由来するものであるとして米国の保健当局がこれらの死亡例を慎重に取り扱うよう求める書簡を送ったが、彼らはこれらの人たちの死因は電子タバコのせいにして、そこから先の議論には沈黙を決め込んでしまった。

台湾の医師はウィルスの流行は想定以上に早くから始まっていたとも言った。「われわれは2019年の9月を想定しなければならない。」 

彼は2019年の9月の出来事について次のように言った。何人かの日本人がハワイへ旅行し、感染して帰国した。これらの人たちは中国へ渡航したことは一度もない。これは中国における感染の2か月も前のことであり、CDCがフォート・ディートリックにある生物兵器ラボは病原菌の紛失を防護するには不十分であると言って、突然、同ラボを閉鎖した直後のことであった。(10) (11)

彼は(日本人のウィルス学の専門家がそうしたように)個人的に非常に注意深くこれらの出来事を調査したと言っている。これはコロナウィルスはすでに米国内で感染が拡大していたが、その症状は他の疾病に寄るものであると公式に報告された。こうして、多分、隠ぺいされてしまったのだ。

中国の著名なニュース・ウェブサイトである環球時報は米国におけるひとつの事例に言及した。米国である女性の親戚がインフルエンザで死亡したと医師らから聞かされていたが、死亡証明書は死因としてコロナウィルスと明記していたのである。226日に、ABCニュースの関連企業であるKJCT8のニュースネットワークはある女性の姉妹がコロナウィルスに感染して死亡したと同メディアに喋ったと報じた。コロラド州モントローズに住むアルメタ・ストーンは「彼ら(医療スタッフ)は死因はインフルエンザであると私たちに告げていたが、私が死亡診断書を入手すると、死因はコロナウィルスと記載されていた」と言ったのである。(12)

米国でそのようなケースが何件あるのかについてはわれわれは確認することができないが、CDCは信頼できる検査キットを持ってはいないし、何もせず、ウィルスの同定も行っていないことから、他にも同様の事例が存在することであろう。

***

参考情報:

最近の2年間(貿易戦争の最中)、中国はいくつかの大流行を経験している:

2018215日: H7N4鳥インフルエンザ。中国で少なくとも1,600人に病気の症状が現れ、600人以上が死亡した。多数の鶏が殺処分となった。中国は米国から鶏肉製品の調達が必要。

20186月: H7N9鳥インフルエンザ。数多くの鶏が殺処分された。中国は米国から鶏肉の調達が必要。

20188月: アフリカ豚インフルエンザ。ロシアでも同一の種類のウィルス、ジョージアから。 何百万頭もの豚が殺処分された。中国は米国から豚肉の調達が必要。

2019524日: 中国の省レベルの14の地域でアワヨトウ(訳注:ヨトウムシに属し、稲などを荒らす害虫)の幼虫が大発生。ほとんどの作物に被害。中国の穀倉地帯で8,500ヘクタール以上に被害が拡大した。驚く程多く産卵する。中国は米国から農産物の輸入が必要。たとえば、トウモロコシや大豆。

201912月: コロナウィルスの出現が中国経済を抑制。

20201月: 中国の湖南省は「高い毒性」を持った鳥インフルエンザに見舞われた。数多くの鶏が死亡し、多くの鶏が殺処分となった。中国は米国から鶏肉を調達する必要にせばまれている。

標準的な格言によると、悪運は三つも重なるが、六つも重なることはない。

***

著者のプロフィール:ラリー・ロマノフはマネジメント・コンサルタントやビジネスマンであったが、今は退役している。国際的なコンサルタント企業で上級管理者の地位を占め、国際的な輸出入ビジネスを所有していた。上海の復旦大学で客員教授を務め、上級MBAのクラスで国際情勢の事例研究を講義した。ロマノフ氏は上海に居住し、現在は一般的に中国や西側に関係する10冊の本を執筆している。コンタクト先は2186604556@qq.com. 著者はグローバル・リサーチへ頻繁に投稿している。

引用文献:

(1) https://www.globaltimes.cn/content/1180429.shtml
(2) https://news.cgtn.com/news/2020-02-23/New-study-shows-Wuhan-seafood-market-not-the-source-of-COVID-19-OjhaHnwdnG/index.html
(3) https://www.thelancet.com/action/showPdf?pii=S0140-6736%2820%2930183-5
(4) http://www.xinhuanet.com/english/2020-02/27/c_138824145.htm
(5) http://en.people.cn/n3/2020/0223/c90000-9661026.html
(6) https://m.weibo.cn/status/4477008216030027#&video
(7) http://en.people.cn/n3/2020/0301/c90000-9663473.html
(8) http://www.ansa.it/english/news/2020/02/27/coronavirus-italian-strain-isolated-at-sacco-hospital_986ff0c2-7bd6-49fe-bbef-b3a0c1ebd6f4.html
(9) Coronavirus has Mutated, Iran attacked by a Different Strain from Wuhan
(10) https://www.fredericknewspost.com/news/health/fort-detrick-lab-shut-down-after-failed-safety-inspection-all/article_767f3459-59c2-510f-9067-bb215db4396d.html
(11) https://www.unz.com/wwebb/bats-gene-editing-and-bioweapons-recent-darpa-experiments-raise-concerns-amid-coronavirus-outbreak/
(12) https://www.sohu.com/a/376454525_164026

本記事の初出はGlobal Research
Copyright © Larry Romanoff, Global Research, 2020

<引用終了>

これで全文の仮訳が終了した。

中国の専門家は中国当局が12ヵ国から収集した100個もの遺伝子サンプルの分析を行った結果を踏まえて、新型コロナウィルスの起源は中国にあるのではなく、米国にあるのだと発言した。この科学的な情報は西側のメディアが執拗に推し進めてきた中国を悪者視するプロパガンダを反故にする影響力を秘めている。私にはそう思える。

今後もこの投稿で扱ったテーマに関してはさまざまな賛成論や反論が現れて来るだろうと思う。むしろ、私は活発な議論の展開が起こって欲しいと思う次第だ。

その一方、商業面では、COVID-19ウィルスの感染が国境を越えて急速に広がる中、世界中で数多くの研究開発グループが今COVID-19用のワクチン開発にしのぎを削っている。国際的な大レースである。中には生物兵器を扱う研究所さえもが含まれているとのことだ。まさに、「この盾はどんな鉾でも防ぐ」と言った後で「この鉾はどんな盾でも突き破る」と言って売り込もうとするようなものだ。どのチームが勝利を収めるのかは分からない。チームの数と同じくらいに互いに異なる手法があって、どのような考え方がワクチンとしてもっとも有効で、副作用も起こさずに人の免疫系を元気付けてくれるのかは動物試験や臨床試験を待たなければならない。実際の使用に供されるまでにはさらに1年から1年半は待たなければならないと報じられている。

参照:

1China’s Coronavirus: A Shocking Update. Did The Virus Originate in the US?
Japan, China and Taiwan Reports on the Origin of the Virus: By Larry Romanoff,
Global Research, Mar/04/2020








5 件のコメント:

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  2.  中国でまだ収束していない感染問題に豚コレラ問題があると思います(翻訳は『マスコミに載らない海外記事』2019年12月 7日 (土)):
    『中国のアフリカ豚コレラは今や世界的脅威』2019年11月30日 
    F. William Engdahl(New Eastern Outlook)。豚が何十万頭も殺処分されてもまだ豚コレラ問題などが解決されていないという内容が読み取れます。
     日本では「泣きっ面にハチ」というのでしょうが、しかしまさに本翻訳にあるように,悪いことは3つ重なることはあっても6つは重ならないと思います。しかしそれが起きているのが中国です。
     エングダ-ル氏が紹介してくれた豚コレラ問題が解決しないのにコロナ・ウィルス問題が起きたのは米国の陰謀だと推測しておりました。また年末にも収まらなかった香港デモ凶悪化も中国を包囲し,あるいは中国悪者論を広める米国国務省の陰謀であるとみておりました。
     他方でインフルエンザで1.4万人が亡くなったという米国。日本の多くのニュ-ズ解説は「アメリカでは皆保険に入れない人が多いの亡くなる人が多い」などと説明していました。しかし医者に掛かれた人が1.4万人もなくなったのですからこれは異常事態です。なぜなら医者に掛かれた人は中産階級または富裕層に属する人達ですから,致死率は高いはずです。本翻訳を読んで日本のTVニューズ(YouTube)への赤坂CIAの関与が明らかであることが分かりました。要するに,米国は日本をも使って総出で中国を悪者にしたいのでしょう。
     日本の話をすれば,なぜダイアモンド・プリンセス号DPだけが船内に拘留されたのでしょうか。他にも豪華客船はあったはずです。また厚生労働省の検疫官が船内に入ってコロナに感染したとか、PCR検査せずに十数人が下船したなどと,その後どうなったのかの報道(ファイくでしょう)もありません。現状はどこどこで何人がコロナ発症したとか、「クラスター」という普段見慣れない専門用語が使われたことや,小中高特を休校にするなど火事場泥棒的な,「ショック・ドクトリン」そして突然のイラク攻撃を思わせる手法がとられたことを考えたとき、アメリカと赤坂CIAが絡んだ事件であることは明らかです(国会でまた異常な法律が13日の昨日通過したようですが本当に野党国対の無能さを感じます)。
     ところで実は昨年9月か10月に武漢近くの町から観光旅行に見えられた若い女性2人と食堂で相席になりました。筆談と片言の英語で会話を行いました。豚コレラの話を聞きたかったのですが、会話がやっとできる状態でしたのでそこまでは話が出来ませんでした。
     その後,小生は新疆ウィルグル自治区にある喀什(カシュガル)を訪れました。30年前に食べたシシカバブの味が忘れられなかったので,思い切って行って参りました。しかしまだそれほど寒くないだろうと予測していたものの防寒の備えはして行きました。しかし手と足首が霜焼けになりました。乾燥も手伝ったのでしょう。
     新疆地区,カシュガルはイスラム教が主な宗教なので豚肉は食べない地方ですのでエングダ-ル氏の問題はすっかり忘れていましたが、名にし負う「監視社会」とはどんなものか知りたくタクシ-に乗り市内を巡りました。大したことはありませんでした。フラッシュをたくさん浴びました。しかし後部座席までは写真は撮れないので「監視しているぞ」というやるヤル姿勢だけでした。日本のホテルだってコンビニだって高速道路だってCCTVで監視されていることを考えれば,どうってことはなかったと思います。
     一番の圧巻はBBCやブル-ムバ-グBLGが報じた人権抑圧問題が嘘だったということです。州都ウルムチに近いづいたので機首は高度を下げ始めました。ところがBBCやBLGが人権抑圧施設(100万人~300万人)があるとした同じ場所が,機内からから見えた始めたのです。そんな大きい施設はどこにもありません。礫岩と砂岩が織りなす美しい山肌の裾野しかありません。アメリカは総出でBBCやBLGを使って中国を悪者にすることがよく分かりました。そこから香港デモ凶悪化までは遠くないと考えます。
     話を戻しますが,カシュガル地方は沙塵で遠くが霞んで見えなかったのですが武乾燥しています。鼻血と鼻水が固まって鼻の中に共存していました。30年前は真夏に行ったのでとても過ごしやすかったのに今回は失敗だったと感じた次第ですが、コロナ菌が湿気に弱いとすれば加湿器を備えて除菌する方法とマスクを水に浸して洗う方法のどちらがいいのかなと考えています。それに付けてもコロナ菌にもいろいろあり,中国封じ込めのためにばら撒いたとするのは許せません。
     しかし米国の友好国の大臣たちがコロナ・ウィルスに冒されたというのは笑えない話です。
     
    追記:ウィルス兵器研究所と読んでいるのですが,小生の住んでいた北関東でも或る場所にあるような気がしています。なだらかな丘陵と農地が続くある一か所に緑の垣根に囲まれ、中が見えない何でもないような場所。不思議に思ったのは、2009年でしょうか,メキシコ発のH1N1インフルエンザが日本でも発症したときです。前年に商売でメキシコで展示会に参加していた時,ベラクルス州から来たという女性と濃厚接触したことがあります。彼女の家が養豚業をやっていると言っていたかは記憶が曖昧ですが,いつも喘息気味で呼吸が困難になりがちな小生が60年以上も生きたことは不思議ですが,意気投合してしまったことを反省しています。小生のもつ菌を彼女に移してしまったのかもしれません。それが豚に転移して変異してH1N1のウィルスになったのかもしれません。
     話を戻しますと時たま通るウィルス兵器研究所の入り口は厳しい警護がある訳でなく1本路で容易に中に入れます。ただH1N1インフレエンザ騒動の時はその一本路に白い粉が撒かれたのです。何の粉だろう? 鳥インフルエンザや、牛インフルエンザの時も撒かれたと思います。そこから数十km離れたところには牛の牧場があったので印象に残っています。
     そして昨年の武漢の近くの町からやってきた女性2人との濃厚接触。コロナ・ウィルスに変異してそれが武漢市を始め世界に広まってしまったのかなと自粛,反省していましたが,本翻訳を読んで、コロナ菌が米国発であることを確信して安心した次第です。翻訳,有難うございました。(2度あることは3度ある???)

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  3. 箒側兵庫助さま

    コメントをお寄せいただき有難うございます。

    さまざまな体験を実に豊富にお持ちですね。国際的な動きを日常生活の中の一コマと繋ぎ合わせて分析する生活姿勢は箒側さま特有のものだと思います。私にはなかなか真似ができそうにはありません。脱帽です。

    新型コロナウィルスのワクチンを開発するには技術的に越えなければならない難題があるとロシア人のウィルス学の専門家が言っています。その一方、西側の製薬会社や研究所は開発レースを展開しています。ロシア人専門家の言を聞いていると、西側が演じているワクチンの開発競争はお祭り騒ぎのように見えてきます。本件につきましては今後さらに情報を集めて、私なりに見通しを得たいと思っています。

    これぐれもご自愛願いたいと思います。

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  4. Yocchan様 始めて書かせていただきます,登録読者のシモムラと申します.現在ユジノサハリンスク(旧称豊原)に滞在し,日本への運行の再開を待っているところです.六日ロシア入国,モスクワ七日発のアエロフロート便で当地に来たのですが,モスクワでも機内でも当地でもマスク姿の人は稀です.ただ中国人観光客は大勢がマスク姿でした.機内で薄い脱ぎ捨て型の防護服と薄手の脱ぎ捨て型の手袋と手術用マスクをした女性が隣となり,中央アジア人の彼女はスプレー式の消毒薬を座席の手摺りに吹き付け,環境の清浄化に勤めていました.そのあまりの防御方法に驚き,理由を尋ねたところ,ご自身は内科の医師だから,との答えでした.着陸後いつものゲートへと地上走行をしましたが,途中でバックしました.これは大変危険な行為なので不安になりましたが,乗務員の話では,万一擬似感染者が見つかった場合の隔離処置のため,特別のゲートを用意したからだということでした.パスポート審査のゲートを出ると,体温測定者が待ち構え,発熱者のスクリーニングをしておりました.ロシアの公衆衛生と医学の水準は非常に高く,大祖国戦争では多くの傷病兵を救ってくれましたが,今回のウイルス禍でもメディアは徒に危機を煽ることなく,感染を防ぐための処置方法を解説しております.市民は極めて冷静で政府の対策に信頼を寄せております.私は心臓病を持っているので,秋ごろまでロシアに留まり,日本でのウイルス禍の鎮静化を待って帰国しようと考えております.私も貴方様と同じく欧州永住者であります.

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  5. シモムラ様

    コメントをお寄せいただき、有難うございます。

    ロシア文字でお名前を綴っていらっしゃることからロシア語に堪能でいらっしゃることが推察されます。私も若いころには旧ソ連邦の一部であったウクライナへプラント建設チームの一員として1年間ほど仕事をし、ロシア語と付き合う機会がありました。キリル文字も何も知らなかったのですが、赴任した当時は冬の真っ最中でしたので現場の作業はまだ始まってはおらず、心の準備も含めて、さまざまな準備をする期間として重要な時期でした。ホテルへ引き上げてくると毎日年配の通訳の方(元々は日本人ですが、ロシアに帰化された方で、当時ウクライナのケルチから派遣されて、現地事務所ではわれわれのために日本語・ロシア語の通訳をしていました。通訳は何人かいて、その内の一人でした)からロシア語の手ほどきを受けるのが大きな日課のひとつでした。この方からは文法を教わり、現場ではさまざまな用語を覚えて、3カ月後には図面を片手に現地の技術屋さんや工員さんたちと片言のロシア語で仕事をするようになりました。この時の経験から、何も知らない外国語であっても「3カ月もすればなんとかなるんだ」という実に楽観的な考えが生まれました。たとえ、それがアラビア語であっても、スワヒリ語であっても・・・

    キリル文字で書かれたシモムラ様のお名前を拝見して、当時のロシア語との接触で体験した外国語がもたらしてくれる面白さを今反芻しているところです。

    あれから半世紀も経って、ロシア語との縁が途絶え、多くを忘れてしまいましたが、断片的ではありますが当時覚えたロシア語の一部は今も健在です。健在であると言うよりも、少なくとも親しみだけは失っていないと言ったほうが正しいのかも。

    現行の米ロ間の新冷戦では米ロ両国の政治家やマスメデイアの考えをつぶさに観察することができましたが、さまざまな出来事を通じて米ロ間の政治家の差異が浮き彫りされ、ノンポリであった私にさえも実際の姿が少しづつ見えるようになって来ました。9-11同時多発テロ、イラクへの武力侵攻、マレーシア航空MH-17便撃墜事件、アサンジ裁判、スクリッパル父娘殺害未遂事件、ロシアゲート、アウシュビッツ収容所の開放をした旧ソ連軍の役割を書き換えようとする西側の魂胆、等の出来事を見ていますと、残念ながら、西側の指導者は日和見主義的で、ロシアの相手ではないような印象を受けます。西側とは違って、ロシアの指導者は極めて冷静であり、論理が整っています。これはロシア市民に関するシモムラ様のご意見と相通ずる側面を持っているのではないでしょうか。

    ロシアでは新型コロナウィルスによる被害は非常に少ないですが、これは初期段階における徹底した対処が奏功したからではないかと言われています。少なくとも、COVID-19の感染については専門家の意見が国家政策に上手に反映されていたことを物語っているように思われます。

    サハリンではもう春も真近いことと思いますが、氷が融けて、亀裂が走り、氷の断片が一気に流れ出す日が迫っているかと思います。私はドニエプル川でそんな光景を見て、当時えらく感動したものです。

    秋まではロシアに滞在されるとのこと、これぐれもご自愛願いたいと思います。

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