2023年8月16日水曜日

オミクロン変異株は意図的に改変され、放出されたのか?

 

3年以上に及んだ今回の新型コロナ禍では科学は全世界の一般大衆の目の前でハイジャックされてしまった。金儲け主義が犯人であった。金儲けを確実にするためにワクチン推進派は恐怖感を煽り、誇張を繰り返したが、それらは、遅かれ早かれ、さまざまな形で嘘でったことが露呈することになった。

過去の記事を読み返してみると、当時、すでにいくつもの真実が表面に出てきていた。しかしながら、今でもそれらの真実に気が付かない、あるいは自分の知識を更新しようとはしない一般大衆が少なくはないようだ。今になっては喜劇的だとさえ言えるような事例もある。

英国では2021年7月にマスク義務を解除し、マスクをしない人が増えた。だが、その後の4か月間、感染(擬陽性)の比率は上がってはいない。このため、オックスフォード大学の教授(Jim Naismith)は、マスクをしなくてもコロナに感染しやすくなる
わけでないと結論づけている。マスク不要論が正しかったことになる。オミクロン変異株の襲来を受けて、英政府は1130日からマスク義務を再開したが、それは無意味だとわかる。英国では、飲食店の店頭でお持ち帰り品を受け取る時にはマスク義務が課されるが、飲食店内に入って食事する時にはマスク義務は課されないという極めて滑稽な状況が現れた。

◆オミクロン株が現れた時、感染力が強いが、致死性は低いと言われていた。それでも、多くの国々は外国からの旅行者の入国を停止にした。つまり、この措置は医学的な措置ではなく、むしろ国内政治力学の観点から必要視されたものだ。科学が政治にハイジャックされた結果であった。

大小の事実が明るみに出るに連れて、ワクチン開発企業や医療関係者の団体、学会、専門誌、医薬品の安全性を監督する政府機関、メデイア、等の信頼性を大きく揺るがすことになった。彼らに対する信頼は地に堕ちてしまったことから、たとえ彼らがその気になったとしても、信頼性を回復することは容易な仕事ではないと思う。

ここに、「オミクロン変異株は意図的に改変され、放出されたのか?」と題された記事がある(注1)。医薬品業界の地に堕ちた信頼性は、今や、どうしようもないであろうが、その状況にさらに追い打ちをかけるような深刻さを示す表題である。

本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有したいと思う。

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副題:変異株の「不自然さ」が大流行をさらに長引かせた

大阪医科薬科大学と京都大学生命医科学研究所で研究している田中と宮澤が発表した最近の論文は欧州委員会の「Zenodo」プレプリント・サーバーにおいて私の注意を引いた。

これらの研究者は新型コロナウィルスのオミクロン変異株に関して初期の突然変異を集中的に分析を行い、大流行を長引かせるために人間の手によって意図的に改変された可能性があるという結論に達した。これは、ファイザー社の研究開発部門の長であるジョードン・トリシュトン・ウォーカー博士がプロジェクト・ベリタスのおとり捜査で明らかにした内容を追認するものである。

Photo-1

Photo-2

Photo-2のテキスト部分を仮訳し、下記に示す:

ジョードン・トリシュトン・ウォーカー:ファイザー社は定方向突然変異を駆使して、新型コロナウィルスを改変することを考えている!

プロジェクト・ヴェリタスは、最近、おとり捜査の動画を公開した。その動画にはファイザー社の研究開発部門の長であって、mRNAワクチンの企画に責任を持っているジョードン・トリシュトン・ウオーカーが捉えられている。

素早く広がったその動画において、ジョードン(JTW)はプロジェクト・ヴェリタス(PV)のジャーナリストであり、隠密行動をしている危険人物であるデートの相手に好印象を与えようとするかの如く、ファイザー社は定方向突然変異を駆使して、新型コロナウィルスを改変することを考えていると言った。

隠密行動をしているプロジェクト・ヴェリタスのジャーナリストであり、危険人物でもある彼のデートの相手はそれは機能獲得ではないかと言った。すると、ジョードンは定方向突然変異は機能獲得とは違うと答えた。

本動画からの文字越しの一部を下記に示す。文字越しの全文については前回の記事を参照していただきたい。

PV:ファイザーは最終的には新型コロナウィルスの変異を考えているのではないか?

JTW:まあ、そんなことは一般社会に向けて言ってはいない。そういうことではないよ。

JTW:ところで、これは誰にも言うな。君は誰にも言わないと約束しなければならない。

JTW:われわれはこんな研究をしているのだが、君はウィルスがどんなふうに変異し続けるかを知っているかい?

JTW:われわれが研究をしていることのひとつはこんな具合だ。たとえば、新型ワクチンを前もって準備しておくためにわれわれ自身がウィルスを変異させてはどうか。分かるかい?つまり、そうしなければならないのだ。だが、もしもわれわれがそうする場合は、君も想像することができるように、リスクが伴う。誰も製薬企業にウィルスを改変させたいなんて思いもしないからだ。

PV:それ(ウィルスの改変)って、機能獲得みたいに聞こえるが。

JTW:それは分からない。機能獲得とはちょっと違う。違うと思うよ。こんな具合だよ。間違いなく機能獲得ではない。

PV:機能獲得みたいに聞こえるよ。て言うか、まあ、OKだ。

JTW:そうじゃない。定方向突然変異はまったく違うんだ。

JTW:このウィルスを使って機能獲得の研究は行わないことになっている。

JTW:われわれがそんなことはしないよう誰もが願っているのだろうが、ウィルスをもっと強化することが出来るかどうかを試すべく、特定の構造的変異をわれわれは行っている。

(訳注:プロジェクト・ヴェリタスのジャーナリストによって秘密裏に録画された内容は2023125日に公開された。)

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これで全文の仮訳が終了した。

私としては日本の研究者が重要な見解を発表してくれたことを嬉しく思う。プロジェクト・ヴェリタスのジャーナリストがファイザー社の研究部門の管理者から引き出した内容が日本の研究者によって科学的に追認されたということの意味は非常に大きい。

この秘密に録画された内容によって、ファイザー社が戦略を企画し、それに沿って研究開発を行い、ワクチンを少しでも早く準備するためには変異株を自ら作り出し、自然な展開よりも早めに研究を進めるためにウィルスに機能獲得をさせるといった研究戦略が意図され、実行されていた諸々の事実が判明した。これは、消防署が自分たちが有能であることを見せつけるために消防署自身が放火を計画し、実際に放火を行うような事態である。

私には定方向突然変異が機能獲得と同義であると言えるのか、あるいは、まったく別のものであるのかについてははっきりと断言することはできない。だが、素人の私から見ると、両者は共に遺伝子組み換え技術の広い領域の中に位置しているように見える。とすると、ここに述べられているファイザー社の事態は想像を超えた、極めて破廉恥な状況であると言えよう。この引用記事で医学界のその分野におけるリーダーのひとりであるピーター・マッカロー博士をして疑わせしめたように、そのような疑念を抱かせるには十分ではないか!

こうして、日本の研究者の見解が発表されたことによって、最後に残されていた不確実性のひとつが、今や、排除された感じがする。

念のために、ここで、田中と宮澤が発表した最近の論文の内容を確認しておきたいと思う。論文要旨の仮訳を下記に示す:

表題:SARS-CoV-2変異株の進化過程における不自然性と意図的な自然淘汰の可能性Unnaturalness in the evolution process of the SARS-CoV-2 variants and the possibility of deliberate natural selection

By Tanaka, Atsushi; Miyazawa, Takayuki

202385

過去3年間、重症急性呼吸器症候群のコロナウイルス2SARS-CoV-2)はパンデミックを繰り返し経験し、アルファからオミクロンまでのさまざまな変異株を生み出してきた。本研究はSARS-CoV-2株のうちでスパイクタンパク質に多くのアミノ酸変異を持つオミクロン株に着目し、SARS-CoV-2オミクロン株の形成に至る進化過程を明らかにすることを目的としている。SARS-CoV-2オミクロン株の形成につながる変異の順序を決定するために、129個のオミクロンBA.1関連株、141個のBA.1.1関連株、および122個のBA.2関連株の配列を比較し、SARS-CoV-2オミクロン変異体の形成につながる突然変異の順序や相同組換えの発生など、SARS-CoV-2オミクロン変異体の進化過程を解明することを試みた。その結果、オミクロン株BA.1BA.1.1BA.2の一部の形成は突然変異の蓄積や相同組換えなどの自然界で一般的に見られるようなゲノム進化の産物ではないと結論付けられた。さらに、オミクロン変異体BA.1およびBA.235の組換え分離株の研究により、オミクロン変異体は2020年にはすでに存在していたことが確認された。

何と言うことだ!「オミクロン株BA.1BA.1.1BA.2の一部の形成は突然変異の蓄積や相同組換え、等、の自然界で一般的に見られるようなゲノム進化の産物ではないと結論付けられた。オミクロン変異体は2020年にはすでに存在していた」と報告している。こうして、著者らは「変異株の進化過程における不自然性と意図的な自然淘汰の可能性」という見解に到達したのである。

オミクロン株による最初の症例が報告されたのは20211124日であった。南ア政府からWHOへ報告された。オミクロン株は従来から伝播していたデルタ株に置き換わって、2021年末から2022年にかけて世界の主流株となった。この新型コロナ禍の流れの中でワクチン開発企業は大儲けをした。だが、今や、その過程で人為的に変異株を作り出し、それを解放したのではないかという極めて非倫理的な行為が指摘され始めている。

しかしながら、もしもこの新型コロナウィルスの変異株の一部が人為的に形成されたものであったとしても、現代医学や各国の医師会、医学専門誌、WHOの専門家はまったく驚くことはないのではないか。そもそも、これらの変異株の祖先は武漢ウィルス研究所やノースカロライナ大学で機能獲得に関する研究が行われていたのであり、米政府によるモラトリアムが発効した後でさえも彼らは例外的に活動をしていたのであるから・・・、何をかいわんやである。研究者たちにとってはワクチン開発においても次々と自然発生する変異株の先手を打とうと考えることには何の躊躇いや罪悪感もなかったのかも知れない。だが、透明性を保って社会全体や患者に対して説明責任を果たすという社会的使命にはまったく答えようとはしなかった。それにも増して、自分たちに都合の悪い科学的な反論や意見は完全にシャットアウトしてしまった。あれは実に卑怯なやり方だ。

ファイザーはいったいどのような弁明をするのだろうか?

彼らに対する信頼感は一気に地に堕ちた!その一方で、ほくそ笑んでいたのはいったい誰か?それは金儲けをした連中だ。それは危機感を煽り、情報統制を行い、虚偽情報を喧伝し、世界中の人たちをコントロール下に置くことにまんまと成功した連中だ。彼らは自分たちの教科書を作成することに成功した。今回の成功に味をしめて、彼らは、将来、またも同じことを繰り返すのではないだろうか?

ところで、この大シナリオを書いたのはいったい誰だろうか?ファウチ博士やファイザー社を背後から操っていたのはいったい誰だろうか?

参照:

1Could Omicron Have Been Intentionally Engineered and Released?: By Peter A. McCullough, MD, MPH, Aug/10/2023

 





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