2017年9月15日金曜日

2017年ブカレスト写真日誌



私は2010年の9月に日本を離れ、家内の故国、ルーマニアへ引っ越して来ました。今や、毎日が日曜日です。ブカレストへ越して来た当時に「芳ちゃんのブログ」を開始していますので、このブログはもう7年が経っています。また、ティタン公園が歩いて10分足らずの距離にあります。暇がある時にはカメラをぶら下げて公園を歩き回ります。湖の周囲にある遊歩道を一周して帰宅すると1時間前後。園内にはちょっとした「バラ園」があって、何時ものようにバラの季節が今年もやって来ました。バラの花を見ると、やたらにカメラを向けてみたくなります。私は重度の「日曜カメラマン症候群」に罹っています。毎年、飽きもせずに同じことを繰り返しているわけですが、それでも、いつも新鮮な感動に襲われます。バラの花の季節の頂点は5中旬から6月中旬となりますが、その後、2回目のピークが秋にもやって来ます。ブカレストでは梅雨がありませんから、5月から10月まで年中バラが咲いているような感じです。

ブカレストには日本人会があって、「ぶなずいうわ」(ふたつの単語から成るルーマ二ア語で、「こんにちは」という意味。「ぶな」が英語でGood、「ずいうわ」がdayに相当し、Good dayとなります)と称する会誌が毎年発行されています。この「写真日誌」は「ぶなずいうわ2017年夏号」へ投稿したものをベースにして、さらに何枚かの写真を加えてみました。つまり、今年の1月から9月までをカバーしようとしています。当地では私は車の運転を止めたこともあって、ブカレスト市内に在住していますと、自然と親しむ場所や機会なんて非常に限られてしまうわけですが、僅かながらではあっても四季の移ろいを感じ取ろうとしています。これらの写真はほとんどがフェースブック(FB)上で公開しているものです。(Sep/14/2017記)

(1) Jan/02/2017:凍った湖面で遊ぶ子供たち。冬の陽足は短い。ティタン公園にて。

 (2) Jan/04/2017:冬です。湖面はすっかり凍っています。寒いです!

 (3) Jan/07/2017: 雪景色。

 (4) Jan/07/2017:週末、橇遊びに興じる子供たち。

(5) Feb/10/2017:「光の春」とでも言いましょうか。陽射しは間違いなく強くなっています。

(6) Feb/23/2017:氷が解け始めました。湖上には黒いオオバンと白いカモメが群がり、久し振りの水を楽しんでいるかのようです。

(7) Mar/01/2017:春一番の花、ギオチェイ。英語名ではスノードロップ。当地では春の到来を象徴する花です。この花を見ると、「ホッ」とします。撮影はブカレスト市内のチシミジュウ公園にて。雪の中に埋もれながら開花しているギオチェイの花を撮影したいなあと思いますが、そんな機会はなかなか来そうにはありません。 

(8) 国際婦人デー (Mar/08)を機会に、女性の皆さんへ贈る「ブーケ」として2016年に撮影したバラの花を組み合わせてみました。

(9) Mar/19/2017:間違いなく春です!

 (10) Mar/24/2017:右側手前の黄色い花はレンギョウ。

 (11) Apr/02/2017:春爛漫。スモモの花。

12Apr/02/2017: スモモの花を拡大。

(13) Apr/02/2017:タンポポの群落。

 (14) Apr/22/2017:コブハクチョウたち。

 (15) Apr/25/2017 タンポポの花も綿毛に変わってしまいました。

 (16) May/11/2017:仲良し。

 (17) May/16/2017:バラの季節がやって来ました!

(18) May/16/2017

 (19) May/16/2017:写真では香りをお届けできないのが残念です。

 (20) May/21/2017:木陰に佇む三姉妹。

 (21) May/21/2017:白鳥一家にもヒナたちが誕生。

 (22) May/23/2017:木陰に佇む三姉妹。
  
(23) May/29/2017:薔薇園。市民の憩いの場です。

(24) May/29/2017:菩提樹の花。これを摘んで乾燥させると伝統的なハーブティーになります。甘い香りを放つからでしょうか、当地でも菩提樹は街路樹に多用されています。ウィーンの街角をブラブラ歩いていましたら、何処からともなく甘い香りが流れて来ました。左右を見回しても思い当たるものはありませんでしたが、頭上を見上げると菩提樹の花が満開でした。あの時は特有な甘い香りに急襲を受けたものですから、印象がことさらに強かったことを覚えています。

 (25) Jun/04/2017:すっかり夏の気分。ボート遊びは大人気。

 (26) Aug/24/2017:暑い夏、多くの人たちは木陰を求めて、雑談に興じています。

 (27) Aug/24/2017:ハクチョウに草を与える女性

(28) Aug/24/2017:ブカレスト市内は緑が多いので、自然を身近に感じることができます。

(29) Sep/11/2017:日没時のカモやハクチョウたち。この日、ハクチョウたちが湖面を滑走する姿を何回か目撃しました。渡りをする準備のようですね。


これで、ごく最近の写真までを収録することができました。1年間の写真日誌にしようとしたわけですが、夏の超暑い時期はかなり跳んでしまっています。悪しからず。実は、暑さの中での外出を控えていたからです。この時点では秋の景色にはまだ至ってはいないので、この投稿は冬から始まってこの夏までの写真日記となっています。また、ブカレストの街をご紹介しようと思うと、それこそ何十種類もの切り口が可能です。その内のひとつとして平凡な毎日を送る一日本人の目から見たブカレストの風景を写真日記風に寄せ集めてみた次第です。

これから、秋にはスモモを原料とした地酒で、「ツイカ」と称される果実酒の生産が行われます。これは自家製の酒で、日本の焼酎のような感じですが、芳香をたっぷりと含んでおり、呑み始めると止められない絶品です。そうこうしている内に、冒頭に掲載した写真に見るような雪の季節がまたもややって来ます。1年はアッと言う間に過ぎてしまいますね!

ところで、FBを通じて知ったルーマニア人の若い写真家のひとりにMarius Petricという方がいます。私はFB上で彼をフォローしています。彼はクルージュ県のゲルラの町に住み、トランシルバニアの大自然が見せる四季の変化を写真に収めて、FB上で一般に公開しています。私が興味をそそられたのは野生のチューリップの写真でした。何枚もの写真を掲載して、早春の息吹を伝えてくれています。しかも、夜明けの頃かと思われる、すごく神秘的な映像で・・・。私にはとても出来ない芸当です。ルーマニアの大地がもたらすさまざまな事象を示す写真をたくさん見ることができます。 

それでは、またの日に





3 件のコメント:

  1. 素敵な写真をありがとうございます。奥様はルーマニアの方だったのですね。芳ちゃんさんは、てっきりお仕事でルーマニアにいらしたのだと思っていました。

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    1. その通りです。当時、ルーマニアで仕事をしている際に私らは知り合い、結婚したのです。この国は、当時、社会主義圏でしたから、結婚の許可を得るのに9カ月も待たされました・・・・ 

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  2. そうでしたか。それにしても結婚の許可に9カ月と言うのは、どういう理由だったのでしょうね。

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