2020年10月16日金曜日

ボリス・ジョンソン英首相が英国の「グレート・リセット」を発表しているように、結局、新型コロナの陰謀論はまさにそのものずばりだったのでは?


米国の新型コロナの感染者はPCR検査を適切な感度に設定すれば、現行の感染者数はその90%が感染者ではなくなるであろうと言われている。つまり、感染が必要以上に過剰に報告されているのである。つまり、誰かが何らかの目的で新型コロナの感染者数を実態以上に誇大宣伝するためのデータを作っているのである。PCR検査は医学上のニーズからは完全に逸脱し、政治目的に使われているのだ。いったい誰がPCR検査を過剰な感度で使うよう秘密裏に指導したのであろうか。こういった詮索は一般的には陰謀論と呼ばれる。

最終的にはいったい誰が得をするのかと問いかけてみると、遅かれ早かれその黒幕は判明する。しかしながら、公の報道は必ずしもそのことを報じようとはせず、うやむやに放置されることが多い。歴史を振り返ると、そのような事例を数多く挙げることが可能だ。

英国の著名なジャーナリストであるニール・クラークが「ボリス・ジョンソン英首相が英国のグレート・リセットを発表しているように、結局、新型コロナの陰謀論はまさにそのものずばりだったのでは?」と題した記事を書いている(注1)。

本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。

英国首相が彼の政党に向けてオンラインで行った演説は社会を以前の状態へ復帰させるという考えを彼自身が破棄したことを示している。世界経済フォーラムの「グレート・リセット」の筋書に沿うために、多くの者が懸念を示していたように、彼は新型コロナを絶好の機会として捉えようとしているのではないだろうか?

「問題は必ずしも公衆の安全でもウィルスでもない。彼らはまったく別の筋書を持っている。」 これはまさに都市閉鎖が実施され、われわれの生活がすっかり乱されてしまった頃、つまり、3月頃からいわゆる「陰謀論者」らが推測し、喋っていた内容であった。 

これらの「陰謀論者」は何時ものように「変人」とか「すでに間違いであることが分かっていることを頑なに信じている人物」として非難されたものだが、今はもう10月だ。現実に面と向かおうではないか。新型コロナウィルスによる死者は非常に低下したにもかかわらず、前の生活に戻る兆候はまったく見当たらない。実際に、昨日の基調演説でボリス・ジョンソン首相は元の生活へ戻ることを具体的に退けた。たとえワクチンを接種したとしてもである。 

「あらゆることを行った後に元の生活へ戻るだけでは十分ではない。われわれは余りにも多くを失った。歴史はわれわれに教えている。つまり、戦争や飢餓、疫病、今回のウィルスのように人間生活の多くのことに影響を与え、これ程までに達した出来事はただ単にやって来て、ただ単に過ぎ去って行くような代物ではない。これは経済や社会の変革のきっかけと成り得る。」 

ジョンソンがこれらの言葉を発するのを聴いた時、私は「これらの言葉は以前どこかで聴いたことがあるが、いったいどこで聴いたのだろうか」と思った。答えは一冊の本であった。「Covid-19: The Great Reset」と題された本で、共著者は世界経済フォーラムの会長であるクラウス・シュワブとティエル・マレレである。彼らもまた、ジョンソンのように、基本的な変革の引き金として第二次世界大戦を思い起させたのである。それは世界的な秩序や世界経済にまで至るだけではなく、社会そのものや人々が他の人たちと相互に反応する仕方にまでも至るのである。ジョンソンのように、彼らは通常の生活には戻りたくはないのだ。「われわれの多くは物事はいったい何時になったら戻ってくるのだろうかと思いを巡らしている。しかし、一言で言ってしまえば、決して戻っては来ない。」 

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それに代わって、シュワブとマレレは歴史上経験してきたものと比べても遥かに「毒性が低い」ウィルスによって世界が変わることを望んでいる。新型コロナは「第4次産業革命」の引き金になるものと見られているのだ。 

これがいったい何処へ向かって行くのかについては、私はシュワブの「グレート・リセット」、ならびに、それよりも前に彼が書いた「第4次産業革命」を読むことをお勧めしたいと思うが、余り遅くまで読みふけることは避けていただきたい。これらの本はあなたに悪夢をもたらすかも知れないからだ。エリート的でダボスの住人であるシュワブが描く理想郷はわれわれの大部分にとっては超人間的であり、社会的距離が大きく、徹底的に魂が抜けたような暗黒郷の世界である。今までに観たもっとも恐ろしいSF映画を思い越してもらいたいが、そのような映画であってさえもシュワブの理想郷には到底及ばないであろう。そして、最悪の状況はそれを「進歩的」な将来像として売り込もうとしている点にある。

ジョンソンは昨日の演説で「グレート・リセット」の支持者として完璧な署名を与えた。私に言わせれば、あれは党内の会議で歴代の英国首相が行った演説の中ではもっとも身が凍るような演説である。

この3月に国家全体に都市閉鎖をもたらしたこの男は3週間だけの純粋に臨時の策を講じて「感染曲線を平坦にし」、「国民医療サービス(NHS)に過剰な負荷を掛けずにその崩壊を防ぐ」と言ったが、この都市閉鎖が3カ月を越したこの夏、英国は11月までには「普通の生活に戻る」ことを願っていると言った。しかし、今や、こう言っている。「大流行以前の生活を取り戻すために、われわれは現状に対する参加料を決める過程で余りにも多くの欲求不満を覚え、厳しい困難を経験してきた。ところが、以前の生活は戻って来ない・・・ われわれはもはや2019年には戻らないと決意しようとしている。」

ジョンソンにとっては、「より良い復興」というグローバル経済の信奉者の掛け声を用いて、今は英国に「第4次産業革命」を提唱する好機なのである。「インターネット・ショッピングから始まって在宅勤務に至るまで、新型コロナは労働界に大きな変化をもたらしたようである・・・ 古臭い職場は無くなり、新しい職場が創設される・・・ 新型コロナは変革を引き起こす触媒である・・・」と彼は言う。

シュワブは自分の演説を実際に自分で書いたのだろうか?どうもそのようである。ジョンソンは「第4次産業革命」という言葉は用いなかったが、「グリーン産業革命」という言葉を二度も使っている。

ジョンソンの将来像はこうだ。英国の家庭はそれぞれが固有の風力発電を行い(確かに彼は大量の風力発電を行っている)、「都市へ通勤するために多くの時間をかける」代わりに、人々は「自分たちの街でビジネスを立ち上げ、自分たちが育ってきた田舎の街で子供たちを育てる」ことが出来る。

在宅で仕事をするということはここでは「ギガビット・ブロードバンド」を使い、自宅でショッピングをし、自宅から会議に参加することであって・・・ 実際に何でも自宅で行おうということだ。いったい誰が他の人たちと実際に会う必要があるのだろうか?これは収束することがない新型コロナの制約によってパブや映画館、劇場が閉鎖されてしまって、人と会う場所なんてないではないかといった意味ではない。

ジョンソンは英国を「地球上でもっとも偉大な場所」にすると約束したが、私にはそれはむしろ地獄のように聞こえる。問題は、何時ものことながら、いったい誰が得をするのかという点だ。

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シュワブによって創設された世界経済フォーラム(WEF)は2020年にわれわれが観察した変化、ならびに、将来のために公然と進められている計画に関しては想像以上に大きな影響力を与えた。架空の感染症の大流行に関してニューヨークで「イベント201」の会議が開催されたが、その会議の共同運営者のひとりはこのWEFである。

ビル・ゲイツが主催する「感染症流行対策イノベーション連合」(CEPI)が記者会見を行い、ウィルスに対してワクチンの開発を行うと発表したのは2020124日にダボスで開催されたWEFの年次会合の場であった。当時、全世界における感染者総数はまだたった数百人であった。

6月にWEFの宣言を行ったのはシュワブであった。彼は「この大流行は我々の世界を熟考し、想像し直し、リセットするのには稀ではあるが、絶好の機会である」と述べた。

7月に新型コロナについて「健康パスポート」のアプリを提案したのはWEFである。これは将来の旅行や何かの会議に出席する場合についてひとりの「若いグローバルな指導者」が発した提案であった。

そのアプリを所有してはいない者やテスト結果が「陰性」と出た者はどうするのだろうか?まあ、自宅に留まることになるんだろうね。

WEFの「第4次産業革命センター」の設立提唱者の名簿を見ると、マイクロソフトやパランティア、フェースブック、ネットフリックス、ならびに、ビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団によって設立されたガビ・ワクチン同盟といった名称が並んでいる。

そう、その通りだ。彼らは在宅で勤務し、何でもインターネット上で行う社会へと大きな移行を果たすことを支持しているハイテック部門の巨大企業とか億万長者たちばかりだ。

シュワブのような連中はこの機会を後押しして、大きなリセットを行うのに今は「稀ではあるが絶好の機会」であると公に喋っている。このような時に新型コロナは経済や社会に関して長い間計画が練られてきた変革を導入するのに実に都合のいい機会として活用されつつあると指摘すること自体は果たして「陰謀論」なのであろうか?

実際には、ジョンソンの演説が昨日行われたことから、英国政府が別の筋書に沿って動いているとは決して言おうとしない連中こそが今や最大級の「陰謀論者」なのではないか。

著者のプロフィール: ニール・クラークはジャーナリスト兼作家、放送事業者、ブロガーである。受賞した彼のブログはwww.neilclark66.blogspot.comにて閲覧可能。政治と国際関係に関する彼のツイッターは@NeilClark66

注: この記事に述べられている主張や見解、意見は全面的に著者のものであって、必ずしもRTの見解や意見ではありません。

これで全文の仮訳が終了した。

ジョンソン首相の言葉に「われわれは現状に対する参加料を決める過程で余りにも多くの欲求不満を覚え、厳しい困難を経験してきた」という文言がある。この部分は話手のお喋りの論理を残すためにかなり直訳調な仮訳となっている。これを私が感じたところから意訳すると、「われわれはグレート・リセットを受け入れるための準備としての新型コロナに余りにも多くの欲求不満を覚え、厳しい困難を経験してきた」といった感じになる。彼は確信犯的である。逆説的に言えば、多くの欲求不満や厳しい困難を承知の上で彼は国民に都市閉鎖を強いたということだ。

都市閉鎖が米国やヨーロッパでどれだけの害を及ぼしたのかは毎日のように報道される失業率の増加や治安の悪化によって容易に感じ取れる。具体的な例を挙げてみよう。最近の記事(注2)によれば、資本主義による繁栄振りを象徴的に示してきたニューヨーク市は今次のような状況に陥っている:

ニューヨーク市は観光業、音楽、美術、劇場、レストラン、かっては巨大な経済を支えていたその他諸々のビジネスからの税金収入は過去7か月間継続されたコラナ禍における都市閉鎖によって激減し、何十憶ドルも失った。米国の他の都市に比べると同市の状況は最悪で、他の都市とは違って、大失敗のほとんどは自ら招いたものである。ニューヨーク市の表看板とも言えるブロードウェイの劇場だけでも何万人もの失業者を創出し、裕福な市民や外部からやって来る訪問者に対して「あなたのお金はどうぞ他所で使ってください」と言わんばかりである。劇場は数週間前に20213月までの興行は全てキャンセルになったと告げ、メトロポリタン劇場は2021年は通年興行をキャンセルすることにした。

率直に言って、「グレート・リセット」にうまく移行するには目を覆いたくなる程の酷い状況を引き越し、はっきりと見える形で派手に演出しなければならない。 そういう意味では新型コロナの大流行は大成功であったと誰かがほくそ笑んでいたのではないか。ある時点までは。

今になってわれわれ一般大衆の立場から見れば、今回の新型コロナの大流行は「作られた大流行」の印象が強かった。新型コロナは単なる世界規模の健康問題だけではなく、これに絡んでワクチン接種の強制とか世界人口の調節といった筋書を強く感じ取らせる要素が見え隠れすることから、3月頃から言われていた陰謀論は的を射ていたようである。今思うに、なぜ「新型」という形容詞を添えたのかを考えると、極めて作為的なものであったことが感じられる。あれは一般大衆に脅威を感じさせるためのひとつのトリックであったと言えよう。

この引用記事の著者はボリス・ジョンソンの演説の中にWEFによって後押しされているグレート・リセットに繋がる文言を目敏く見つけた。それを一般大衆に詳しく説明しようとした彼の見識は近い将来に「やっぱり、そうだった」と評価して貰えるのではないか。私にはそんな風に思える。


参照:

1As Boris Johnson announces Britain’s ‘great reset’, were the Covid ‘conspiracy theorists’ right all along?: By Neil Clark, Oct/07/2020, https://on.rt.com/aryj

2How to kill a thriving metropolis in 7 months: NYC’s Covid-19 failure is a vicious spiral directed by a sadistic political regime: By Helen Buyniski, Oct/12/2020, https://on.rt.com/ascm





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