2020年6月16日火曜日

新型コロナウィルス対策:スウェーデンとノルウェーの違い

(注:行間隔が不揃いで読みにくいかも知れません。この問題は今まで時々現れ、恥ずかしながら未だに解決してはいません。ご容赦願います。)


スカンジナビア諸国は何かにつけて相互に比較されたり、十把一絡げに扱われたりする。

新型コロナウィルスの大流行においても各国政府の政策の違いとその結果がさまざまな形で議論されている。私がもっとも興味深く感じるのは、スウェーデンとノルウェーの人口当たりの致死率に大きな開きがあることだ。人口100万人当たりのスウェーデンの致死率は612日現在で477人。一方、ノルウェーは45人。大流行が収束するまでは今後も数値が変わっていくであろうが、現時点で10倍もの違いがある。私ら日本人の目には両国はスカンジナビア諸国として十把一絡げに見なしてしまうことが多いけれども、社会的にも文化的にもかなり近いと推測される隣国間でこのように大きな違いが生じた理由は何だろうか。

この違いに目を向けるようになった理由は緩い都市閉鎖策を採用したスウェーデンと厳しい都市閉鎖策を採用した他のほとんどのヨーロッパ諸国との間に論争が起こったことからだ。

新型コロナウィルスの大流行はまだ収束してはいないことから、感染から死に至る期間は1カ月以上もあることから現時点で致死率に関して断定的な議論をすることは難しいとは思うが、大流行の峠をすでに越したと思われるので敢えてこの議論に首を突っ込んでみたい。

まず、問題のスウェーデンだ。ここに「コロナウィルス - スウェーデンのテグネルが余りにも数多くの死者が出たという事実を認める」と題された記事がある(原題:Coronavirus: Sweden's Tegnell admits too many died, by BBC, Jun/03/2020)。

この記事を仮訳し、読者の皆さんと共有してみたいと思う。



Photo-1

新型コロナウィルスの大流行に対しては厳格な都市閉鎖は行わなかったスウェーデンでは数多くの死者が出て、その決断についての議論が多発しているが、この策を推進した中心人物であるアンデルス・テグネルはこの事実を認めた。
スウェーデンは隣国に比して遥かに高い死亡率を経験した。同国の市民が国境を超すことは禁じられている。
当のテグネル博士は当初からもっと多くの策を講じるべきだったとスウェーデンのラジオで述べている。
「われわれが行った策には明らかに改善の余地がある。」 
人口が1千万人のスウェーデンでは4,542人の死者が出て、40,803人が感染したが、都市閉鎖を実行したデンマークやノルウェー、フィンランドではこれらの数値はスウェーデンよりも遥かに低い。 
デンマークにおける死者数は580人で、ノルウェーは237人、フィンランドは321人。水曜日(63日)にはスウェーデンはさらに74人の死者を報告した。

テグネルの見解はどのように変わって来たのか:

テグネル博士は新型コロナウィルス対策に全責任を持っているスウェーデン政府の疫学者であるが、彼は4月にBBCにこう語った。「死亡率が高くなった理由は主として老人ホームが感染対策に失敗したからであるが、そのことはわれわれが採用した策全体を無効にするものではない。」
そして、今、彼はスウェーデンの公共ラジオ放送でこう述べている。「もしもわれわれがこの感染症にふたたび見舞われたならば、今日ではそれがどのような疾病であるのかが分かっているので、われわれはスウェーデンが採用した策とスウェーデン以外の国々が採用した策の中間を採用することになるだろうと思う。」 
余りにも多くの市民が死亡したことについて質問され、「確かに、その通りだ」とテグネル博士は答えた。

スウェーデンはデンマークとノルウェー間の自由に行き来できる地域の形成からは除外された。
スウェーデンはコロナウィルスに関する科学情報を正しく理解したのか?
ヨーロッパ全体の都市閉鎖の解除はどのように進めるのか?
スウェーデンの老人ホームではいったい何がうまく行かなかったのか?
しかしながら、スウェーデンはいったい何についてどのような策を採用するべきであったのかについては言明を避け、水曜日(63日)に後刻行われた記者会見では念を押して「われわれは基本的にはスウェーデンにとってあれは正しい戦略であったと今でも思っている」と述べた。
これらの対策はむしろオーシャンライナーを操縦するようなものであって、個々の策が意図した通りに奏功するには3週間も4週間もかかるのだと言いたかったようだ。
スウェーデンの進め方は一歩一歩対応策を積み重ねて行く方式であるが、他の国々は一気に都市閉鎖を行い徐々にそれを解除する方式であると彼は述べた。 
都市閉鎖が功を奏したのかどうかを評価するのはまだ時期尚早だと彼は警戒の念を示した。「最近の3カ月から4カ月の歴史からこの感染症は再度流行を引き起こす能力を持っているとわれわれは理解している。」
スウェーデンの対応は何だったのか? 
都市閉鎖は行わなかったが、スウェーデンは市民が自発的に社会的距離を維持することに依存し、50人以上人が集まることを禁じ、老人ホームを訪れることを禁じた。
政府の指針においては不急の旅行は取りやめるよう依然として推奨されているが、親族や友人と会うための2時間を超えない旅行は、地元の商店へ出入りすることや他の居住者と会うことを除いて、許されている。


Photo-2

デンマークの都市閉鎖はヨーロッパ諸国の間では最初に解除された。

デンマークとノルウェーが都市閉鎖を解除し始めて、スウェーデンの策に関しては国内からも近隣諸国からも批判の声が広まった。
ノルウェーの公衆衛生当局の長官を務めるフレッド・フォーランドはスウェーデンはウィルスの歴史的なモデルに余りにも傾斜しすぎた。その一方で、周辺の国々はむしろ都市閉鎖の政策を好んだ。
スウェーデンで政府の疫学に関する顧問役を務めたことがあるアニッカ・リンデが信じるところによれば、スウェーデンの対策は間違っており、次の3項目に焦点を当てるべきであったと述べている:
●都市閉鎖の早期実施 
●老人ホーム入居者を手厚く防護する 
●流行が起こった地域では徹底した検査を実施し、接触者の追跡を徹底して行う。  
スウェーデンのメディアによると、テグネル博士と彼の家族は先月電子メールによる脅迫を受けたとのことだ。


これで全文の仮訳が終了した。

次は、お隣のノルウェーだ。

「あれは本当に必要だったのか? ー 厳しい都市閉鎖策を採用した首相が述懐」と題された二番目の記事を仮訳し、読者の皆さんと共有したいと思う(原題:'Was it necessary?': The PM who regrets taking tough coronavirus lockdown measures: By Brooke Rolfe, Jun/03/2020)。


ヨーロッパの幾つかの国の指導者は新型コロナウィルスの流行の初期に採用した都市閉鎖策は必ずしも必要ではなかったのではないかとの見解を表明している。

ノルウェーのアーナ・ソールバルグ首相は国営放送のNRKが行った先週のテレビのインタビューであの政策は心配のし過ぎがもたらしたものであったと述べた。

「私は、多分、心配の余りに多くの策を採用したのだと思う。あの頃は最悪のシナリオが辺りを制していた」とソールバルグ首相が説明した。

当時、国際的な感染症の状況に鑑みて、厳しい政策を実行することを彼女はテレビの視聴者に告げたが、今振り返ってみると、それらの策は見当違いだったと述べた。


Photo-3:コロナウィルスに関わる規制が解除され、
ノルウェーでフェリーを待つ人たち。




「学校を閉鎖する必要はあったのだろうか?多分、その必要はなかった。しかし、それと同時に、あの時点ではあの策は妥当であったと思う。われわれが手にしていた情報に基づいて、われわれはより慎重な戦略を採用した。」 

これには学校を休校にすることや国境を閉鎖することが含まれ、これらはノルウェー保健研究所が政府側に推奨した内容とは異なっていた。

保健省はその後報告書を発行し、その中でこのウィルスは予期されたほど酷くは広がらず、都市閉鎖が実行された頃には勢いがすでに低下し始めていたことを認めている。

ノルウェーでは8,455人の感染者が確認され、237人が死亡した。もっと緩やかな対策をとったスウェーデンでは40,000人の感染者が確認され、4,500人以上が死亡した。

英国の癌の専門家であるカロル・シコラ教授によると、「こういった類の主張はもっとも楽天的な学者さえをも驚かせるのに十分であった。」

「都市閉鎖を4月の中頃に解除した国々ではどれだけの新規感染者が確認されているのかを確認することが有益である」と彼はツイッターした。

530日に報告された新規感染者数:オーストリアで30人、チェコ共和国で34人、デンマークで40人、ノルウェーで15人。これは楽観的な学者を驚かした。」 

 ●(ニュージーランドの)ジャシンダ・アーダーン首相はコロナウィルスの感染の危険性があることから何千人ものデモ参加者を叱る(原題: Jacinda Ardern scolds thousands of protesters over coronavirus risk
● もっとも若いコロナウィルスによる犠牲者として間違って報道された人物の父親が口を開く(原題:Devastated dad of man incorrectly called 'youngest coronavirus victim' speaks out
(オーストラリアの)ひとつの州がジムや地域社会でのスポーツに関する規制を解除(原題: Restrictions on gyms and community sport lifted in one state


イタリアではウィルスが衰えたとの見解を巡って議論: 

ヨーロッパにおける新型コロナウィルス感染の震源地となったイタリアでは、ロンバルディア地域にあるミラノのサン・ラファエレ病院の院長を務めるアルベルト・サングリロ博士はこのウィルスはすっかり衰えてしまったという。「臨床的に言うと、本ウィルスはもはや存在しない」と彼は言った。

「私にとってはその声明に署名をしてもいい程だ。われわれは通常の国家へ戻らなければならない。なぜならば統計によると、そうすることができるすべての可能性がすでに示されているからだ。」

イタリアは221日に始まった新型コロナウィルスの感染によって世界で3番目に高い死者数、33,415人を記録した。

しかしながら、新型コロナウィルスによる新規感染や死亡は5月には堅調に低下し、同国はヨーロッパ大陸では何処よりも厳しかった都市閉鎖の規制策の一部を解除しつつある。

北部イタリアでは二人目の医師となるが、彼もANSAニュース・エージェンシーにコロナウィルスは衰えていると言った。しかしながら、WHOの専門家は新型コロナウィルスが勢いを失いつつあるという見解を支えるような証拠は何もないと言っている。WHOの疫学の専門家であるマリア・ファン・カークホーヴと何人かのウィルスや感染症の専門家たちはサングリロ院長のコメントは科学的証拠に乏しいと言った。


これで、二番目の記事の全文の仮訳が終了した。

隣国に比して死者数が多かったスウェーデンはその独自の策が批判を浴びているが、スウェーデン政府によると、老人ホーム対策の失敗が最大の要因であったとのことだ。

「世界中の数値を見ると、老人ホームにおける死亡が圧倒的に多いことを示している」と題された516日付けのガーディアン紙の記事(原題:Across the world, figures reveal horrific toll of care home deaths)によると、老人ホームにおける死亡の実態は次のような具合だ。各国がそれぞれ違った展開を示している。

仮訳を下記に示す。


スウェーデン:

スウェーデンにおける死者数は隣国のデンマークやノルウェー、フィンランドのそれよりも高く、これは老人ホームでの高い致死率のせいであると同国の保健当局は言っている。スウェーデンの全国健康福祉委員会が4月末に行った調査によると、スウェーデンでコロナウィルスによって死亡した3,700人の約90%は70歳以上であって、その半数は老人ホームに居住していた。「われわれは老人を防護することに失敗してしまった。これは非常に深刻な事態であって、スウェーデン社会全体にとっては大失敗だ」とレーナ・ハッレングレン保健相がスウェーデンのテレビで述べた。

ベルギー:

コロナウィルスによる犠牲者の半数以上は老人ホームで死亡した。老人ホームの職員らはこれらの施設は当初見過ごされていたと言う。彼らはマスクの不足や手の消毒液の高騰に見舞われて、苦労した。「ベルギー社会はこれらの隔離状態にある老人の人口は働き盛りのそれよりも遥かに少ないと考えていた」のだと、先月、社会学の専門家であるジオフリー・プライアーが「ル・ソアール」紙に書いている。老人ホームでの死者の四分の三以上(77%)がこれに該当し、ベルギーはコロナウィルスによる死者数を数え過ぎているのではないかとの批判を浴びた。しかし、これらのデータを照合するベルギーの危機センターは同センターの取り組みは遥かに透明性が高いと反論している。

スペイン:

3月の終わりに防衛相が暴露したとんでもない状況にスペイン国民は衝撃を受けた。家屋を消毒するために兵士らが家に入ると、そこには何人かの老人が置き去りにされて、ベッドで死んでいた。中央政府は同国の17の地方政府に対して老人ホームでの死者数を報告するよう求めたが、これらの数値は目下公表待ちである。しかしながら、マドリッドとカタロニアの地方政府はウィルスのせいで老人ホームで亡くなった人たちや症状を示している人たちの数値を独自に発表した。マドリッドでは、38日以降に新型コロナウィルスによる、あるいは、そうと疑われる死者の数は木曜日(514日)に5,886人であった。カタロニアでは3,375人であった。これらのふたつの地域における老人ホームでの死者の数は同国のコロナウィルスによる総死者数の三分の一以上に達する。

イタリア:

イタリアにおける老人ホームでの死亡は4月の始めに新聞がこの事態を報じ始めたことから世間の関心を集めるようになった。その典型的な例はミラノの老人ホームであった。これらの老人ホームには1,000人以上が居住しており、3月に死者数の異常な増加が認められた。調査が開始されて、老人ホームの経営者らは1月から4月までの期間に300人が死亡したことを見い出した。900人の老人ホーム居住者のうちで34%が新型コロナウィルスに陽性を示した。イタリアの上級保健研究所は21日から417日までに老人ホームで6,773人が死亡したことを突き止めた。この総死者数の40%は新型コロナウィルスによるものであった。

米国:

コロナウィルスによる米国の最初の死者は1月の末にワシントン州の「疾病管理センター」によって確認された。3月の終わりまでは、米国における流行はキング郡カークランド市にある「ライフ・ケアー・センター」と呼ばれるひとつの老人ホーム施設を巡るものであった。そこでは居住者の四分の三以上が罹患し、40人が亡くなった。 この地域で複数の職場をかけ持ちして働いていた職員が知らないうちに他の老人ホームへウィルスを運んでいた。米国の民営化された医療システムから始まり、老人ホームでの感染コントロールを巡って前々から存在しているさまざまな課題、大流行に対する連邦政府の指導力の欠如、各州におけるウィルスの広がり方がランダムであることに至るまで多種多様な理由から、キング郡で得られた教訓を学ぶことはなかった。85,000人以上もの死者を出した米国における新型コロナウィルスによる死者の中で老人ホームの居住者の割合は非常に大きい。「カイザー・ファミリー基金」によって非公式に収集されたデータによると、14の州において老人ホームでの死亡が全死者数の半分以上を占めている。しかしながら、33の州が老人ホームでの死者数を報告しただけである。つまり、全米における本件の広がりの程度はまだ不明のままである。


これで、仮訳は終了した。

こうして見ると、スウェーデン方式の緩やかな都市閉鎖とスウェーデン以外の国々が採用した厳しい都市閉鎖とを比較すると、結局は、それぞれの方式には各国特有の至らぬ点が数多くあり、単純に比較することは難しそうだ。特に、米国では、今日現在(616日)、老人ホームでの死亡の実態について全州でのデータが出揃っているのだろうか?今後二回目の大流行が起こった場合、どのような対処をするべきかについて国際的に意見を集約することが出来るのであろうかと新たな疑問が沸いてくる。

もっとも、新型コロナウィルスが通常のインフルエンザと変わりがないのに、メディアによって大袈裟に喧伝され、世界中が踊らされただけだったという主張が正しいならば、こうして一喜一憂し、毎日のように情報を検索する要は薄れてくる。

WHOの指導力に期待したいところだが、もしも米国がWHOから脱退するならば、WHOの筆頭出資者は賛否の議論が飛び交っているビル&メリンダ・ゲイツ財団となってしまう。果たして、米国の製薬業界の目論見を世界は押し返すことができるのであろうか?
私は、スウェーデンとノルウェーのコロナ対策の違いとそれによってもたらされた結末の違いをご紹介しながら、どちらかと言うと、新型コロナウィルスは作られた危機であるとする見方に傾きつつある自分を感じながらこの投稿を書いてきた。

しかしながら、新型コロナウィルスの感染力や致死率はやっぱりインフルエンザよりも遥かに高く、世界中の市民に大きな脅威であると彼らは言い切るのであろうか?彼らはそのようなデータをでっち上げることができるのだろうか?私は出来ないだろうと思う。出来るとすれば、それは警察国家だけだ。

「新型コロナに関する3大リーク - 新型コロナの筋書を葬り去る」と題した67日の投稿ではロシアやデンマークおよびドイツの政府の高級職員や保健省の専門家らが新型コロナウィルスの脅威について公に疑義の念を表明していることをお伝えした。要するに、これらの国の出来事は科学が政治にハイジャックされてしまった事実をあからさまに伝えている。他の国では表面化しなかったものの、現行の大流行について異論を唱える声は巧妙に隠されてしまっているのではないかと思われる。






4 件のコメント:

  1. Yocchan様

    『行間隔が不揃いで読みにくいかも知れません』とのことですが、私もそんなに詳しいわけではありませんが気になったので投稿させていただきます。
    文章の所で右クリックして「要素を調査」で開いてみると行間が狭いところと普通の所ではHTML,CSSの指定が変わっています。フォントサイズや行間の指定がそれぞれの場所ごとに違っているので読みづらくなっているようです。Bloggerは使ったことがないので何でこんなことになっているのか原因はよく分かりません。うまく表示されないので試行錯誤されて複雑怪奇なことになったのかなとも思います。この類のことは僕も苦い経験がいっぱいあります。余計な所で時間ばかり取られて消耗します。
    このテンプレートはフォントの指定を見てみますと和文のフォントの指定がありません。欧文がベースのテンプレートなので和文だと行間も狭くなります。
    思うに、このテンプレートで苦労なさるより、使いやすそうなテンプレートに変更された方があとあと楽なのではと思います。
    Bloggerテンプレートで検索されれば、いろいろなテンプレート(https://think-log.blogspot.com/2019/05/2019blogger3.html)があるようですね。
    余計なお世話かもしれませんが検討されてみてはどうでしょうか?

    ちなみに僕はセラピー関係のブログを細々とやっています。コロナについての記事も最近アップしました。よろしければ覗いてみてください。
    https://quietsphere.info/

    kiyo

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  2. kiyo様

    コメントをお寄せいただき有難うございます。

    この問題はどうも和訳を行う原文のスタイルに引きずられているような気がします。原文のスタイルは千差万別ですので、私の訳文にその影響が現れる度合いはある時には今回の投稿のように大きくなったり、まったく何もなかったりします。ブロガーのこのフォーマットには行間隔を指定する機能がないので、英文でも和文でも同じことが起こり得ると推測します。

    お陰様で、フォントサイズを見直して、その不揃いは一応解決しました。文章全体を「通常」のサイズに指定しても、何個所かは通常のサイズよりも大きく残ってしまいます。その理由は分かりません。これらの個所は「小」サイズに指定し直して、全体の不揃いは解決しました。つまり、フォントサイズの指定は「通常」と「小」との混合です。結果としてはフォントサイズは解決です。しかしながら、行間隔の不揃いは未解決のままです。

    お知らせいただいたkiyo様のブログ、特に、コロナウィルスに関する最新の投稿を拝見しました。私の率直な感じをお伝えしたいと思いますが、盛りだくさんの内容を読みやすく書かれているなという印象を受けました。心理学の専門家でいらっしゃることが分かりました。

    ブログによる情報発信は基本的に非常に重要な要素が定義されないまま放置されているような気がします。ブログはこれからどこへ向かって行くのでしょうか?

    米国社会が警察国家となり、情報統制にやっきになると、ヨーロッパ各国や日本は、幸か不幸か、それに倣ってしまうのが今の国際関係の現実であるわけですが、昨今の米国社会を見ますと、日本の将来は決して明るくはないように思います。米国の学者は自分が言いたいことを自由に言い出せない現実に戸惑っていると報じられて、すでに久しいです。日本の将来を少しでも明るいものにしようと思えば、日本政府の政策が間違っている場合は、短期的な利害に囚われることなく、そのことを明確に指摘しなければなりません。大手メデイアは必ずしもこの役割を担おうとはしない昨今、代替メデイアがその役割を引き受けるしかないでしょう。具体的に言えば、大手メデイアが恣意的に報道しない情報は代替メデイアやブログが取り扱わなければなりません。私らのような小さなブログは非力で何も出来ないのではないかという指摘が聞こえてきそうですが、意識の持ち方や倫理観はあくまでも私ら個人個人がその主ですから、すべては私ら次第です。

    このような鬱陶しい思いに駆られる昨今ですが、あくまでも大局観を失わずにブログを継続したいと思います。

    いい一日を!

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  3. Yocchan様

    『意識の持ち方や倫理観はあくまでも私ら個人個人がその主ですから、すべては私ら次第です』まさにその通りだと思います。たとえ微力でも発信し続けることが大切なのだと思います。
    あ、それから私、専門家といえるほどのものではありません。恥ずかしいです。
    『和訳を行う原文のスタイルに引きずられている』ですが「書式のクリア」くらいしか思いつきません。お力になれずすみません。

    kiyo

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  4. kiyo様

    今回ご指摘をいただき、改めてこの投稿を見直した結果、行間隔の不揃いがまだ残ってはいるものの、フォントサイズは一応の決着を見たと思います。お陰様で全面的な解決に一歩近づいたかなという感じがします。有難うございました。
    コンピュータ関連のトラブルに陥ると、私は出口が分からず途中で放り出してしまうことが多いです。しかしながら、後で振り返って見ますと、「ああ、これはこういうことだったのか」と簡単にさえ思えることが結構ありますよね。「料理に上手くなるには何回も失敗することだ」と誰かが言ってますが、それと相通じる側面があるみたいです。
    いい一日を!


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