2022年10月15日土曜日

政府が医療に直接介入すると、決していい結果をもたらさない

 


新型コロナ禍は全世界に甚大な損失をもたらした。3年近くに及んだ新型コロナ禍について今までの様子を振り返ってみると、結局のところ、何百万人もの生命を失うという甚大な損失は新型コロナ禍に対する諸々の政策によって作り出されたものであったと言えよう(注:詳細の議論については、このブログで928日と29日に取り挙げたイベルメクチンに関する投稿をご参照ください)。

新型コロナ禍が社会生活に及ぼした最大の汚点は政府による規制、あるいは、WHOの指針であった。さまざまな反論や正直な専門家の意見は無視され、彼らが用意した筋書きが強制的に適用され、各国の主権はあからさまに無視されて来たことにある。WHOがここまで強引に推し進めた理由は大手製薬企業やBMGFからの巨額の献金に応えるために忖度したからであると批判されている。

大手メディアやソーシャルネットワークを牛耳るハイテック企業は彼らの筋書きに沿って、情報コントロールに専念した。このやり方は新型コロナ禍に対する政策について意思決定を行った勢力にとっては、その最終的な目標が何であっても、社会全体をコントロール下に置くという当面の目標に関しては大成功であったと言えるのではないだろうか。しかしながら、経済は大打撃を受け、沈滞した。小規模の企業や社会の99%を占める一般大衆にとってその影響は甚大であった。そして、今でも「ワクチン後症候群」に苦しめられている。

日本では海外からの一般旅行者の受け入れに対する規制がついに緩和された。こうして、経済活動は活気を取り戻すことであろう。だが、社会が被った被害はここで終わったわけではない!

なぜならば、われわれ一般庶民の将来の健康は新型コロナ禍で採用された施策の延長線上にがっちりと乗せられており、否応もなくそれに従わされる方向にあるからだ。

カリフォルニア州では「medical misinformation law」、つまり、「医療誤報法」が、最近、州知事によって署名された。これから、この新法がカリフォルニア州で施行される。州議会や州知事が民主党によって牛耳られている他の州へも野火のように急速に広がるかも知れない。

この新法に注目してみよう。

ここに、本新法について反論を唱える記事がある(注1)。「政府が医療に直接介入すると、決していい結果をもたらさない」と題されている。

この記事には「医療専制政治」という見慣れない言葉が出て来る。これは、過去3年間の新型コロナ禍を通じて一部の勢力が世界中の医療の在り方をひとつの方向へ導こうとして来た現状を適切に描写した言葉であることに注目していただきたい。

本日はこの記事を仮訳して、読者の皆さんと共有しようと思う。

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カリフォルニア州でギャビン・ニューサム州知事が署名したばかりの「医療誤報法」は悪法である。

そのことをまず確認していただきたい。

これは実に恐ろしい政策だ。ぞっとさせられる。

この新法には、新型コロナ疾患に関して「誤った情報」または「偽情報」を患者と共有したとして州内の医師から医師免許を剥奪することができる懲戒処分さえもが含まれているのだ。

「 児童健康防衛」(CHD)の会長兼主任法律顧問であるロバート・F・ケネディ・ジュニアはこの法律は「ヒポクラテス以降連綿と存在してきた医師と患者との間の神聖な関係を根本的に変えてしまうだろう」と述べている。

新法の下では医師はもはや患者の最善の利益のために奉仕するのではなく、国家政策の代理人として行動するよう強いられる。

医師が患者を癒すことを止め、代わりに『より大きな善』を前進させるために行動した時にいったい何が起こるか?歴史を振り返ってみると、悪夢のような事例でいっぱいだ。各国政府は、高齢者や精神的欠陥者、同性愛者、その他の「役に立たない食いしん坊」の安楽死を正当化し、一人っ子政策を施行するために様々な文言、あるいは、言い訳を活用して来た。

「政府が医療に直接介入すると、決していい結果をもたらさない。」

このストーリーはこちらで


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カリフォルニア州法のAB2098に関して、社会全体における誤報に対する攻撃の枠組みにどのように適合するべきかについてメリル・ナス博士 が言及:

「医師から正直な情報を得る権利を望み、治療に関する選択肢を多く持ちたい患者にとっては、今こそ声を挙げる時だ。ネジは締め付けられるばかりである。これが最後のチャンスになるのかも知れない。」

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ジェフ・チャイルダーズは潮の変わり目に言及:

フロリダ州は今回も一騒動を引き起こした。つまり、「40歳未満のすべての男性に対する新型コロナワクチンの接種に反対する」ことを推奨する爆発的な新しい勧告を発信したのである。

フロリダ州はワクチン接種後の死亡リスクに関して独自の分析を実施した。

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ワーナー・メンデンホールが米国医療における金銭的インセンティブにおけるブラッド・マネーについて言及:「カバード・カウンターメジャー」の使用:

「ある研究が私たちが何度も繰り返して見てきたことを説明している。レムデシビルの使用や透析、人工呼吸器および新型コロナ疾患に対して新たに承認されたカバード・カウンターメジャー(Covered Countermeasures)、等による治療を推進する狙いで支払われる追加ボーナスを活用して、 病院はワクチン接種を行い、検査を実施し、診断をし、新型コロナ患者を入院させ、新型コロナ関連の死亡を報告するよう奨励されている。患者や家族、元病院総合医らは効果的ではあるが、新型コロナ用としては適応外である治療法を用いたことによってそのような病院や医師は脅かされ、罰せられたが、その理由についてさえも認めている。」(訳注:Public Readiness and Emergency Preparedness ActPREP法)によって規定されている「カバード・カウンターメジャー」には新型コロナ疾患の治療のために指定された薬剤や医療機器が詳細に規定されている。たとえば、mRNAワクチンやレムデシビル、人工呼吸器、他。因みに、イベルメクチンやヒドロキシクロロキンは治療薬としては適用されない。)

2022101日、「バージニア医療自由同盟」(VMFA)は「バージニア州の新型コロナ疾患の管理:公共フォーラム」を開催した。「医療専制政治」に関するマリック博士の熱のこもった講演(18:40に開始)に先立って、VMFAはバージニア州議会を代表してマリック博士に賞を授与した。「この栄誉は、マリック博士によって仲間の利益のために成され、得られた知識や知恵を存分に生かし、人生を変えた仕事に対して贈られるものです。マリック博士、あなたは英雄だ。」(授賞式の動画はこちら

講演の中で、マリック博士はワクチンによる傷害は「これまでに見たことのないような」壊滅的な問題になるであろうと警告した。また、彼は医療専制政治のこの新しい時代に、証拠に基づく医療は幻想と化してしまった ― 企業の利益や大失敗であった規制ならびに学術界の商業化によって腐敗し切っていると述べた。

さらには、

新型コロナワクチンについて声を挙げようとする医師を沈黙させる動きについて論じているスティーブ・カーシュによるマリック博士との最近のインタビューをご覧いただきたい

「ワクチンが安全だと信じている私の友人たちは、もしも彼らの医師仲間の誰かがワクチンに反対するようになったら、自分たちの立ち位置を考え直すであろうと私に言った」と「ワクチン安全性研究財団」(vacsafety.org)のエグゼクティブディレクターであるカーシュが述べている。「医師たちは主流の筋書きに異議を唱えると医師を開業している資格を失うので、声を挙げることは恐れていると私は言った。彼らはそうすることを信じることは難し過ぎると感じている。そこで、私は非常に尊敬されており、反ワクチン派ではない医師にインタビューし、彼らに説明したかったのだ。」

そこで、カーシュは声を挙げることを選択した医師を沈黙させる方法を説明してくれるマリック博士とじっくりと話をすることにした。


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医療従事者への警告:カンファレンスのためのCMEが入手可能!われわれのパートナーであるMNIGreat Lakes ECHOを通じてクレジットが与えられます。クレジットの登録のためのリンクはカンファレンスにて入手可能。

日程:2022101416

料金:カンファレンス参加費:395ドル/人(1015日および16日のプレゼン、コンチネンタルスタイルの朝食および昼食用のお弁当のすべてを含む)

金曜日の夜、VIPとの会食:125ドル/人(FLCCCの共同設立者であるピエール・コリー博士、ポール・マリック博士による基調講演)

FLCCCアライアンス」設立カンファレンスでは病理学や患者の評価、スパイク誘発性疾患の治療分野における最先端の専門家が集合します。講義ではスパイク誘発性疾患の病因に焦点を当て、慢性的新型コロナ症候群やワクチン後症候群の診断、ならびに、治療への最新かつ最も効果的なアプローチに焦点を当てます。この会議には国内有数の新型コロナの専門家や医療提供者が集まり、お互いに学び、情報を共有し、繋がりを構築します。そして、最も重要な点は新型コロナ後およびワクチン接種後の慢性的症候群に苦しむ患者数の増加に関して注意を払い、意識を喚起することにあります。

今週のFLCCCウィークリーウェビナーでは、特別ゲストであり、母体および胎児に関する医療専門家でもあるジェームズ・ソープ博士が新型コロナ用mRNAワクチンが女性の生殖能力と生殖にどのように影響するのかに関して議論している。

「(新型コロナワクチンは)産科学の領域において全人類が知ることになった最大級の災害である。」

(ソープ博士は、今週末、フロリダ州オーランドで開催されるFLCCC会議で講演する予定。彼はスパイク誘発性疾患に見舞われている女性の生殖問題の特性と管理についてもっと言うべきことがあるだろう。)

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マイクとサラはイベルメクチンを予防的に使用し、推奨されていたすべてのサプリメントを服用した。彼らはデルタ株からオミクロン株に至るまで健康を保つことができた。その後、大家族が集まる機会があって、20228月にふたりとも新型コロナに感染した。しかし、彼らは準備ができていたことからどちらも23日以内に回復した。さあ、彼らのストーリーをご覧いただきたい。

ご存じのように、FLCCCのスタッフは今週フロリダ州オーランドに出かけ、FLCCCの設立教育カンファレンスで活動している。通常のプログラムやコミュニケーションはすべてが、来週、再開されます!

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これで全文の仮訳が終了した。

カリフォルニアで最近ニューサム州知事が署名した新法(AB2098)の下では、「医師たちはもはや患者の最善の利益に奉仕するのではなく、国家政策の代理人として行動するよう強いられる」ことになると懸念されている。

なんていうことだ!これ以上の悪法があるだろうか!

州政府が推進する大手製薬企業が供給する薬剤とは異なり、安価で、すでに安全性が市場で十分に証明されている薬剤を処方しようとすると、処方した医師は医師免許を剥奪されるリスクを負うことになる。この状況は一般大衆の健康を推進する責任を負っている州政府の公衆衛生部門は連邦政府やWHOの推奨する政策、つまり、大企業の金儲けの計画には逆らえないという現実を示している。

州政府や議会が大手企業にハイジャックされてしまった結果、規制当局は利益を追求する産業界にすっかり捕捉されて、本来の仕事をすることができない状況に陥っているのだ。そして、このような状況は他の州にも飛び火し、国境を越えて全世界へと広がっていく可能性がある。

引用記事の著者が述べている懸念がひしひしと伝わって来る。


参照:

1"When governments start practicing medicine, the story never ends well.” —The FLCCC News Capsule for October 9, 2022: By FLCCC Alliance, Oct/09/2022

 

 



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