9月27日に掲載した<その一>に続いて、<その二>を以下に掲載する。
この記事によって詳細を知れば知るほど、われわれは医療・医学分野が抱えている問題点の深刻さを痛感させられる。個人的な金銭的利益に囚われてしまう、資本主義社会に住むわれわれ現代人の弱さや倫理観の欠如、さらには、宿命のようなものを感じるのは私だけではないと思う。実に嘆かわしい現実だ!
***
受け入れ拒否 #2:
イーライ・シュワルツ博士はイスラエルのトップクラスの大学のひとつで熱帯病に関して世界的に知られている教授である。彼の洗練された二重盲検法による無作為化比較試験(RCT)がウィルス培養とPCR検査の両手法においてイベルメクチンが投与された群ではウィルスがより速く排除されることを見い出した時、SARS-CoV2に対してイベルメクチンが持つ抗ウィルス特性は効果的に「証明」された。以下の文章は彼の画期的な論文がいつ出版されるのかについて私が彼に尋ねた(何ヶ月も前のことであるが)後に、彼が私に書いてきたものだ:
やあ、ピエール、
提出先の順序はこうだ:NEJM、ランセットの「電子版臨床医学」誌(eclinical medicine)、および、「臨床感染症」誌(Clinical Infectious
Disease)。数時間以内に拒絶された。当時、私は「すでに公開されている情報」に基づく拒絶を避けるために、medRvix(プレプリントサーバー)には提出しなかった。今、われわれはこの論文を「臨床微生物学と感染」誌(Clinical Microbiology and
Infection)に提出し、medRvixと並行して提出している。
それはまさに世界を変えるような研究だった。今日に至るまで、イベルメクチンの抗ウィルス性を証明する最も重要な論文のひとつは未だにこのプレプリントサーバーに収まっている。
受け入れ拒否 #3:
引退した教授であって、現在は友人でもあるヘクター・カルバロはイベルメクチンやデキサメタゾン、エノキサパリン、アスピリンの使用を中心に彼が考案した早期治療プロトコル、すなわち、IDEAプロトコル(現在、これらはすべてが有効であることが検証されている)の大規模な影響を示す論文をJAMAに提出した。編集長からの最初の回答を下記にご覧いただきたい。注意すべき重要なことはそれがすぐには却下されなかったという点だ。これは同誌が伝統的にあなたの研究に興味を持っているという非常に良い兆候である(拒絶が起こると、ほぼ即座に自動返信レターとなる)。
手紙の日付に注目していただきたい。ワーオ!
2020年4月9日
親愛なるカルバロ博士、
2020年4月9日に原稿「イベルメクチンとコルチコイド」を受領しました。JAMAに提出していただき、ありがとうございます。あなたの原稿には「JAMA20-6173」という原稿番号が割り当てられています。今後のすべての通信ではこの原稿番号とそれに対応する著者名を引用してください。
この原稿の状態を確認する際は、次のウェブページで「原稿の状態を確認」のリンクを選択します。パスワードの入力が求められます。パスワードが見つからない場合は、「不明/パスワードを忘れた場合」のリンクをクリックしてください。
このメールは誰とも共有しないでください。
https://manuscripts.jama.com/cgi-bin/main.plex?el=A1e5BPQJ7A1Dbya3F6A9ftdKuZXKqSIZZbenT5ReNmhzgZ
* 当社はお客様の原稿の内容や図表は印刷物または電子版の形式で他の場所で公開または提出されたものではなく、JAMAによる審査期間中は他の場所に提出されてはいないことを理解し、お客様の原稿を検討することに同意します。
* まだそうされてはいない場合は、密接に関連するトピックに関する原稿のコピー、または、以前に出版された、あるいは、他の場所での出版が検討されている重複する可能性のある資料のコピーを提供してください。
* 原稿に含まれる情報は、原稿が出版されてはいない限り、学会での発表を行う場合を除いて、ハードコピーや電子形式で配布または公開してはなりません。
* あなたの原稿がJAMAによって検討されているという事実は機密であり、共著者と寄稿者以外の誰にも開示してはなりません。
あなたの原稿のレビューを迅速化し、私たちの決定をできるだけ早くあなたに通知するためにあらゆる努力を払います。ご質問やご不明な点がございましたら、編集室(jamams@jamanetwork.org
または312-464-4444)までお問い合わせください。営業時間は月曜日から金曜日の午前7時から午後5時(米国中部時間)までです。
あなたの研究成果を検討する機会をいただき、ありがとうございます。
このような楽観的な兆候があったにもかかわらず、数時間以内に彼は以下の恐ろしい「自動返信」の拒絶メールを受け取った。もう一度、ワーオ!
2020年4月9日
ヘクター・エドウアルド・カルバロ教授
A.A. エルネキアン病院
大学院
L. N. アレム 349
エゼイザ、ブエノスアイレス 1804
アルゼンチン
要件:イベルメクチンとコルチコイド
親愛なるカルバロ教授、
JAMAに原稿を寄せていただきありがとうございます。各原稿はJAMA編集スタッフによって徹底的に評価され、原稿の品質と出版の優先順位を評価します。厳格な外部レビューによって成功する可能性が低いと判断された原稿、あるいは、その主題が現在の編集上の優先事項を満たしてはいないと判断された原稿はその時点で拒絶されます。
年間約7000件の原稿のうちで社内審査の結果、半数以上は却下され、最終的にJAMAでの出版が受理される原稿は9%にも満たない。私たちの評価に基づいて、あなたが出版のために提出した原稿をこれ以上は追い求めないことをあなたにお知らせしなければならないことを私は遺憾に思います。
私たちはあなたが私たちの決定に失望するかもしれないことを認識していますが、この情報を速やかに提供することで、外部レビュープロセスに伴う遅延もなしに、原稿を別の専門誌に提出できることを願っています。
あなたの論文をレビューする特権を与えていただいたことに感謝しています。
敬具
ハワード・バウクナー、医学博士
JAMA編集長
電子メール: Howard.Bauchner@jamanetwork.org
電話: (312) 464-2400
ファックス:(312) 464-5824
機密性に関する注意:添付ファイルを含むこの通信は受取人による使用のみを目的としており、特権情報、機密情報、または、専有情報を含んでいる可能性がありますので、送信者の同意なしにいかなる方法においてもあなたが再配布することはできません。ありがとうございました。
上記の行動は非常に不規則だ。私の原稿を査読のために検討すると専門誌から告げられ、その日のうちに原稿を却下するなんて言われたことは私には一度もない。通常、専門誌があなたの論文に興味を持っている場合、査読者が割り当てられ、これは出版されるという保証にはならないけれども、あなたの論文は少なくとも出版の可能性の範囲内に置かれる。彼らが出版への扉を開けて、その直後にその扉を閉めるという行動は非常に不可解である。古き良き時代が懐かしい。
これらの彼らの行動に基づいてヘクターには「修正が入っている」ことが分かっていたので、イベルメクチンに関して彼が後に行った、さらに歴史的に影響力のある臨床試験結果を同専門誌に提出することなんて考えてもみなかった。私は、ヘクターが予防におけるイベルメクチンの有効性を発見した世界で最初の研究者の一人であったという事実を強調しておきたいと思う(まあ、実際にはそうではなく、おそらく、2020の4月のフランスの老人ホームのグループと同じ時期であった)。しかしながら、フランスからの報告は単に「仮説」の段階であった。
ヘクターはアルゼンチンでイベルメクチンを予防的に服用することに志願した医療従事者の間で大規模で有望な観察対照試験を実施することによってこれを証明した。イベルメクチンを服用した788人の医療従事者のうちで1人も病気になった者はなく(0%)、407人の対照区の参加者のうちで237人(58%)が病気になったことを彼は発見した。上述の他の却下された論文と同様に、彼の研究が公開されていたならば、この論文は単独であっても新型コロナ禍全体の経路を全面的に変えてしまったであろう。彼の発見は、後に、イタジャイ(訳注:ブラジルのサンタ・カタリーナ州の州都)で行われたIVMの予防効果に関するカーとカデギアーニによる大規模な研究(159,000人の患者)とエジプトのワヒード・ショウマン教授のRCTによって検証されたことに注目していただきたい。これらは、イベルメクチンを予防的に服用した場合、新型コロナに対する大規模な保護を発見した12個以上の研究のうちのたった三つに過ぎないのである。購読者の皆さん、あなた方はフォレストプロットが何であるかを知っているので、私はそれをここで再び説明しようとはしない。以下を参照していただきたい(訳注:ウィキペディアの説明 ― 「フォレストプロット」(forest
plot)は、同じ問題を扱った多数の科学的研究から得られた推定結果を、全体の結果とともにグラフ化したもの。医学研究において、ランダム化比較試験の結果のメタアナリシスを図式化するために開発された。この20年間に同様のメタアナリシス手法が観察研究(環境疫学など)にも適用され、フォレストプロットはそのような研究の結果を提示する際にしばしば使用されている。):
Photo-3
WHOが勧告を作成するためにイベルメクチンのレビューを行った際に次の文章が彼らの文書に現れたが、このことを皆さんに思い出していただくには、おそらく、今が持って来いの時期であろう。つまり、「予防におけるイベルメクチンの使用についての研究は含まれてはいなかった。」うん、その通りになった。
ヘクターは、結局、私が聞いたこともないような低層の専門誌に彼の試験結果を掲載した。科学は完全に崩壊してしまった。
受け入れ拒否#4:
エジプトのザガジグ大学のワヒード・シヨウマン教授は新型コロナの予防におけるイベルメクチンについてさらに高品質のランダム化比較試験を実施した。彼はイベルメクチンの処方を受けた人々の間では感染率が大幅に減少することを発見した。評判の高い大学からの良質な研究だ。以下は彼が私に宛てて書いて来たもの:
親愛なるピエール教授、
あなたが素晴らしい、安全な時を過ごしていることを私は願っています。
私たちの論文は、何とまあ、3回も拒絶されました。ひとつ目は、NEJM。論文は迅速に改定作業が行われ、2〜3人の査読者によってレビューが行われました。彼らは私たちが再び論文を定式化するために使用すべき素晴らしいアイデアを私たちに与えてくれました。彼らは論文を拒絶しましたが、彼らは本当に役に立った。査読者の一人は論文の出来は素晴らしくて非常に良いと言いましたが、綿棒を実施するためにほとんどの連絡先が必要となったようにわれわれの方法論はどういうわけかいかにも貧弱であった。それに加えて、彼らはクラスター解析を要求し、いくつかの素晴らしい指示を与えてくれました。
NEJMの改訂要求によって導かれた論文の改定作業に取り組んだ後、2番目の専門誌は「医学の最先端領域」誌(Frontiers
in Medicine)だった。修正なしの率直な拒絶。3番目はEMRO。そこでは、彼らからは改訂要求はなかったが、長い遅延の後に拒絶されました。
ありがとうございました。
敬具
ワヒード・シヨウマン
「改訂要求のない、長い遅延」に関する彼の言及に注目していただきたい。編集マフィアに関する次回の記事で取り上げようと思う査読後の撤回と同様に、このような挙動は前例のないものであり、他の研究者にも起こっている。基本的には、イベルメクチンについていくつかの論文が彼ら宛に提出され始めたので、編集マフィアは論文を拒否する迅速な自動返信の代わりに、彼らはしばらくの間「このような挙動に居座って」いた。研究者にとってこれがどれほどの損失となるかは私には分からない。少なくとも迅速な拒絶反応であれば、傷口を舐めながらも、別の専門誌を試してみることができる。しかし、同時にふたつの専門誌に投稿することは科学雑誌の方針に反することを理解していただきたい。したがって、提出したばかりの専門誌から拒絶されるまでは、新たに別の専門誌に提出することはできない。専門誌側はこのことを十分に分かっている。
私の友人でありパートナーでもあるポール・マリックは私たちの専門分野の歴史の中では最も多くの論文を出版している集中治療専門医であるが、彼は自分のキャリアを通して出版した何百もの論文についてこのような事態が起こったことがあるかどうかについて私は彼に尋ねた。一度あったと彼は言う。その事例では彼の論文は6ヶ月間も保持され、結局のところ、却下された。しかしながら、それは原稿が電子的ではなく、紙で提出されていた時代に起こったものであることを彼は指摘した。
ショウマンは数ヶ月後に私に返信をくれた:
親愛なるコリー教授、
私たちのポケットを温めるために自分自身が売るわけでもない薬のためにあなたが与えてくれる強力で、粘り強い防御に私は感謝しています。ですが、防御は人としてのニーズのためのものです。これは私たちの最も尊敬されるキャリアの魂でもある医学のことですから、大感謝です。たとえ10%の改善であったとしても、それは治療と予防においてそれ以上のものを意味することは確かであって、全世界がイベルメクチンを使用するに値することを意味します。あなたが前に述べていたように、そして、最近のあなたの優れたレビューや親しい家族のようなメンバー間での接触を通じて分析していただいているように、われわれのチームは予防研究を実施した最初のチームでした。あなたが臨床試験を参照していただいているので、多くの専門誌と5ヶ月の長い旅を経た後、私の論文は2021年2月1日に「臨床・診断研究ジャーナル」誌(Journal of Clinical and Diagnostic Research)に掲載されたことをお知らせします。
敬具
ワヒード・シヨウマン
私はショウマン教授に最大限の敬意を払う者ではあるが、彼の論文が出版され、それは歴史的な論文であるのだが、端的に言って余りにも時間がかかり過ぎただけではなく、誰も聞いたことのないような専門誌に掲載されたのである。
受け入れ拒否#5:
ナイジェリアのオルフェミ・「フェミ」・ババロラ教授は二重盲検法によるRCTを実施し、イベルメクチンの治療を施した患者における重要な症状に関して統計的に有意な減少が起こったことを示した。彼は論文をWHOに送った。彼はWHOだけではなく、その後に行った数多くの専門誌との通信内容についても私と共有してくれた。以下に示すように、アンドリュー・ヒルはイベルメクチンに関する論文は至る所で拒絶されるであろうと述べることに非常にオープンであることを完全に捕捉される前に、彼はそのような人物であることをあなた方は明らかに一度は悟ることであろう。
2021年1月6日, 6:22 AM
原稿ID#: BLT/2021/285400
原稿の表題: イベルメクチンは軽度ならびに中程度の新型コロナ症状に対して臨床的な恩恵を示す:ラゴスにおけるランダム化二重盲検法での投与に対する反応に関する研究
世界保健機関紀要への原稿の提出、ありがとうございます。この原稿は検討中です。論文の進捗状況を追跡するにはhttps://submit.bwho.org
にてあなたの著者エリアにログインしてください。
当システムに登録されていない場合は、「新しいアカウントを作成」をクリックしてください。登録プロセスに関するサポートが必要な場合は、bulletin.submit.ask@who.int
の編集室にお問い合わせください。
世界保健機関とその紀要に関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
敬具
世界保健機関紀要
それから数日以内に投稿は却下された(カルバロ教授に起こった同種の状況に注目していただきたい。これは「はい、私たちには興味があります。おっと、いや、私たちには興味がありません」というダンスであって、まったく同じドタバタが起こった)。しかし、それに対応する著者であるフェミの事例では拒絶は起こらなかった:
2021年1月9日、6:22 AM
原稿ID#:BLT/2021/285400
原稿の表題:イベルメクチンは軽度ならびに中程度の新型コロナ症状に対して臨床的な恩典を示す:ラゴスにおけるランダム化二重盲検法での投与に対する反応に関する研究
親愛なる編集者へ、
私は昨日1月7日(米国CST)に上記の表題を持った記事についてあなたの編集局からレビューもなくこの記事を拒否することを伝える電子メールを受け取りました。私たちは、WHOの紀要には適してはいないため、「他の専門誌または地域専門誌」へ論文を送るように勧められました。
私の推測ではすべての著者と共著者は誰もが上記の電子メールを受け取るということでした。
したがって、私はレビューなしで拒否を伝えて来た電子メールを共有する必要があるとは思わなかったのです。
あなたの拒絶に基づいて、私はあなたの決定を筆頭著者であり、外部との通信を担当する著者でもあるOE ババロラ教授に伝えました。 その後、レビューと出版のためにこの論文を別の医学専門誌に提出することに成功しました。
しかしながら、OE ババロラ教授が論文を拒絶する電子メールを受け取ってはいなかった(あるいは、まだ受け取ってはいない)ことを知って、私は驚きました。
さらに驚くべきことはあなたの編集局から私に送信され、この論文を拒絶したことを告げる電子メールが今は見つからないという事実です。
このメールは撤回したのですか?何が起こったのかを知るために私はGメールに連絡する必要があるかも知れません。
私に送信された電子メールに何が発生し、何が起こったのか、そして、それが誤って送信されたのかどうかについて明確にしていただければ幸いです。
MedRxivからの回答が示すように、提出された論文には公共の関心が多く向けられています。私たちは論文をできるだけ早くレビューして貰い、それを望んでいる専門誌で出版したいと考えます。
私はこの問題についてあなたが明確にしてくれることを心から待ち望んでいます。
敬具
AALアジェイエ教授、MD, PhD
これはいったい何なのだろうか?ここでは、WHOは拒絶を正しく送信しないことによって何らかのナンセンスな状況を引き起こそうとしているのであろうか?
私にはこの奇妙な戦術を何と名付けたらいいのかさえも分からない。皆さんからの提案を歓迎します:)。
さて、フェミはイベルメクチンの登録RCTの主任研究者の一人だったので、彼はUnitaid/WHO(これはエラーだ。本当はゲイツだ!)に雇われているアンドリュー・ヒル博士のチームと連絡を取っていた。ここでアンディはすべての主任研究者に書いている。以下の太字の文章に注意していただきたい(訳注:ここでは「赤文字」で表示する ):
親愛なる皆さん、
私はランセットの「電子版臨床医学」誌の上級編集者から連絡を受けました。
彼らはイベルメクチンについてスペインで行われた試験の結果を発表しました。
ここにこの専門誌のウェブサイトへのリンクがあります。
https://www.thelancet.com/journals/eclinm/home
(これはランセット誌に掲載されましたが、わずか24人の患者(誰がそれを行うのか?)の試験であり、いくつかの利点が見いだされたとは言え、その主要な試験結果に関しては統計的には否定的な研究であったことに注意することが重要だと思います。)
編集者はイベルメクチンに関するランダム化臨床試験のための新しい論文を受け取ることに興味があることでしょう。
マリアナ・コロシオ博士 a.colosio@lancet.com
私は、いくつかの研究グループがイベルメクチンのランダム化臨床試験の結果を公表する際に問題を抱えていたことを知っています。
これは一歩前進だと言えるかもしれません。
それでは、
アンドリュー
アンドリュー・ヒル博士、
リバープール大学薬学・治療学部の上級客員研究員、
英国、リバープールL69
3GF、ペンブローク・プレイス70
フェミが下記のように返信:
アンドリュー、
これは良いニュースです。私たちが提出した論文がWHO紀要の編集者によって拒絶された時、私がこのことを知っていたら良かったなあと思います。しかし、その後、私たちはQJMに論文を提出し、回答した審査員からは合理的なフィードバックを受け取っています。うまくいくよう祈っています。
2. あなたの若い研究者たちは私が送った生データを利用することができましたか?
フェミ
オルフェミ・エマヌエル・ババロラ眼科学教授、レイチェル・アイ・センターの眼科コンサルタント、IP HOD外科、ビンガム大学、ジョス/カル、 MEACO副社長、Guild
of Medical Directors理事長
アンディ・ヒルは明らかに最後の機会のひとつでこう語っている:
2021年2月4日木曜日、10:08 AM
やあ、フェミ、
非常に多くのイベルメクチンの論文が拒絶されています。
私たちはメタアナリシスを「臨床感染疾患」誌(Clinical Infectious Diseases)に送り、彼らは24時間後にきっぱりと拒絶反応を送り返して来ました!「感染症オープンフォーラム」誌(Open Forum for
Infectious Diseases)の編集者が論文をレビューしており、来週には受理されるはずです。
あなたの論文はよくやった。
たぶん、これらの状況は時間の経過とともに簡単になるだろうと思う。 私のチームは、来週、生のデータを検討する予定です。 送信していただきありがとうございます。
頑張ってください。
アンドリュー
そして、4月20日、ババロラ博士は権威のある「インド医学研究ジャーナル」誌(Indian
Journal of Medical Research)に論文を提出。彼らは、この研究は出版のために検討されていると言って応答してきた。それから、1ヶ月以上経過してから、彼は下記のような返事を受け取った(この頃、インドではデルタ株がピークに達した)。
5月27日金曜日、12:25 PM
私たちはあなたの論文の出版を考慮することができないことを表明します。IJMRに提出いただき、ありがとうございました。
編集長
この新たな「遅延後に拒絶する」戦術は明らかに世界中で勢いを増し始めている。
さて、次のケースはもっと恐ろしい。プレプリントサーバーは数多くの転用薬物の臨床試験データを速やかに発表することによって何百万人もの命を救うことができたであろうことを思い起こしていただきたい。私たちは、インビトロやインビボ、および、臨床試験のデータに基づいて効果的な化合物を選択することによってプロトコルを構築するが、後者はしばしばプレプリントサーバーのデータを使って通知される。たとえば、ポビドンヨード、メラトニン、ビタミンD、等の例だ。
恐ろしいのはフェミがイベルメクチンに関する新しい研究成果をmedRxiv
と呼ばれる最も人気のある医療用プレプリントサーバーに投稿しようとした点だ。プレプリントサーバーはプレプリントサーバーに過ぎないということを認識いただきたい。ある研究が研究者によって収集された創造的なデータを含んでいる限り、その研究は著者の学術的または研究的背景がレビューされるとともに、論文そのものは(ばかげた主張のために)大雑把にレビューされた後に投稿となる。この匂いテストに合格すると、あなたの臨床試験結果は投稿される。それだけ。まあ、その論文が明らかにイベルメクチンの研究ではない限りの話ではあるのだが・・・:
medrxiv@cshlbp.org via sendgrid.net
2021年9月28日火曜日、3:12 PM
原稿ID#:
MEDRXIV/2021/263947
原稿の表題:ナイジェリアの新型コロナ患者におけるヒドロキシクロロキン、イベルメクチン、アジスロマイシン併用療法に対するイベルメクチン単独療法のランダム化比較試験
親愛なるババロラ博士、
当medRxivへ原稿を提出していただいたこと、ならびに、電子メールをありがとうございます。目下、大量の原稿を受け取っており、原稿の処理が遅れたことを心からお詫び申し上げます。残念ながらあなたの論文は掲載されませんので、そのことをお知らせいたします。スクリーニングによって少数の論文はプレプリントとしてではなく、専門誌での査読後に広く流布させることに適しているものとみなされます。
尚、この結論は詳述された論文のメリットに関する判断ではないことにご安心いただきたい。
medRxivに関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
medRxivチーム
プレプリントサーバーはパンデミック中にイベルメクチンがランダム化臨床試験において有効であった事実が投稿されることを拒んだ。私は「ビルゲイツ宛に2回クリックする」というトリックをテストするにはあまりにも疲れているのだが、もしも私がそうしたならば、BMGF(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)によるmedRxivへの寄付の証拠を間違いなく見つけるだろうと確信している。はたして私が正しいのかどうかについて誰か教えていただけないだろうか?
さて、新型コロナに関してはハンガリーにおいてトップの専門家のひとりであるスザンナ・ロゴ博士から彼女が主催するシンポジウムで講演をするようにと私は招待をいただいた。彼女は非の打ちどころのない経歴をお持ちだ。たとえば、研究者であり、初期治療医、ハンガリーのデブレツェン大学でのIVERCOVプロジェクトのリーダー(新型コロナ患者におけるイベルメクチンの臨床試験、および、ハンガリーにおけるイベルメクチンのジェネリック医薬品の開発を担当)といった具合だ:
親愛なるピエール、
新型コロナの早期治療のために戦うためにあなたが注いでいるすべてのエネルギーに感謝します。私はFLCCCでのあなたの仕事を注視しています。テス・ローリー(そして、あなたとポール・マリック)がアンドリュー・ヒルに手紙として書いた最後のビデオは素晴らしく、私にとっては悲痛なことです。また、私たちはここハンガリーで新型コロナにIVMによる治療を導入するためにあらゆることをしましたが、西側から来る主流の「科学」は私たちの教授や高位にある医師、当局が引用するのに十分であり、私たちを影に押し戻してしまいました。とにかく、私は患者さんの治療を続けています。
絶対数では非常に低いのですが、ハンガリーはヨーロッパにおける新型コロナの死亡率でリードしているのが現状です。
昨日、私の指導の下でハンガリーの三つの大学によって行われてきた私たちのIVMメタアナリシスは「感染」誌(Infection)の編集者レベルで拒絶されました。編集者は論文を査読者に送ることさえもしなかったのです・・・。私たちは軽度から中程度の新型コロナ疾患におけるSARS-CoV-2ウィルスの排除におけるIVMの有効性を分析しました。結果は(もちろん)IVMが有効であり、三つの研究のみがPICOに適合したため、証拠の水準は非常に低くなりました(訳注:PICOとは四つの言葉の頭文字を並べたもの:Patient, Intervention, Comparison, Outcome。つまり、「どういう患者に、何を投与し、どんな対照と比較して、結果として何を得るか」と言った意味)。とは言え、結果は肯定的です。私たちの検索作業の締め切りは2021年1月だったので、もう1年前のことです。そして、私たちは今でも研究の成果を公開することができません。
検閲なしで私たちのIVM論文を受け入れてくれる専門誌を推薦してもらえませんか?
どうもありがとうございます。
Zs
スザンナ・ロゴ
ハンガリー
科学は死んだ。あるいは、少なくとも製薬会社の利益に反したり、製薬会社の利益のために金銭的な意味合いを持つ科学は死んでいる。製薬業界からの影響をまったく受けない専門誌を並列に置くシステムが必要だ。私たちには信頼できる機関が必要であるのだが、そういった専門誌はない。彼らが出版したすべての情報を信じるというキャリアを長く送って来た後、私とポールにとっては出版機関や専門誌は、今や、死んでいる。これらの専門誌に掲載されているのは製薬会社がそれらの専門誌に「登場することを許す」ものだけであることを知ってからは、まさにそういう意味では、もはや、それらを読むことはできない。NEJM、ランセット、BMJ、JAMA、コクラン・ライブラリーはすべてが彼らの手を血で染めている。
世界が新規で伝染性の高い呼吸器系ウィルスの攻撃にさらされている中、医学専門誌は病気の予防や治療に潜在的に効果的、または、実質的に有効な治療法のあらゆる研究を発表し、命を救うという重要な責任を負っている。だが、彼らは第一の責任を放棄した。その結果、何百万人もの人々が亡くなっている。
私は私のサブスタックのすべての購読者の皆さんに、そして、特に、有料の購読者の皆さんに私がどれだけ感謝しているかをお伝えしたい!あなたのご支援は大歓迎です。
購読してください。
P.S. 私は急性の新型コロナ疾患の予防と治療だけではなく、ワクチン接種後の傷害症候群を含めて、研究と治療の両方に焦点を当てた遠距離医療クリニックを開設した。どなたかわれわれの助けを必要とする場合は、www.drpierrekory.com で私達のウェブサイトを自由に訪問していただきたい。
P.P.S. われわれはスパイクタンパク質誘発性疾患(すなわち、長期間に及ぶ新型コロナおよびワクチン傷害症候群)の理解と治療に関する世界初の会議を開催しようとしている。医師の皆さんに来訪してもらうようお伝えいただきたい。以下のリンク:
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P.P.P.S. 私は製薬会社のイベルメクチンに対する歴史的な偽情報戦争の間に私が個人的に目撃し、学んだことについて本を書いている。予約注文はこちら:
Photo-5
***
これで<その二>の全文の仮訳が終了した。
著者の訴えは悲痛である。そのいくつかを下記に反芻してみよう:
「ヘクターはアルゼンチンでイベルメクチンを予防的に服用することに志願した医療従事者の間で大規模で有望な観察対照試験を実施することによってこれを証明した。イベルメクチンを服用した788人の医療従事者のうちで1人も病気になった者はなく(0%)、407人の対照区の参加者のうちで237人(58%)が病気になったことを彼は発見した。上述の他の却下された論文と同様に、彼の研究が公開されていたならば、この論文は単独であっても新型コロナ禍全体の経路を全面的に変えてしまったであろう。」
この見解は極めて重要だ。もしもこの研究結果が公開されていたならば、その後の新型コロナ禍の展開を全面的に変え得るほどのインパクトを持っていたと言う。今言えることは、何百万人もの人命がかかっていたのである。こうして、医学専門誌が行った検閲行為が人道的に如何に酷いものであったかを思い知らされる。さらには、そのような検閲行為を行うことを専門誌の編集者たちに要請した人物または集団の非人間性や非倫理性は人としての常識の尺度を完全に越してしまっている。
「科学は死んだ。あるいは、少なくとも製薬会社の利益に反したり、製薬会社の利益のために金銭的な意味合いを持つ科学は死んでいる。」
「世界が新規で伝染性の高い呼吸器系ウィルスの攻撃にさらされる中、医学専門誌は病気の予防や治療に潜在的に効果的、または、実質的に有効な治療法のあらゆる研究を発表し、命を救うという重要な責任を負っている。だが、彼らは第一の責任を放棄した。その結果、何百万人もの人々が亡くなっている。」
つまり、われわれ一般庶民が見て来た最近の2年半あまりに起こった新型コロナ禍はまさに人為的に作られたものであったと言い切ることができる。その結果、世界中で何百万人もが死亡し、さらに数えきれないほど多くの人たちが後遺症で苦しんでいる。
医療行政におけるこれほど大規模な過ちは類例がない。この現実はわれわれの多くにはまったく信じられない程だ。だからこそ、この引用記事の著者は世界でも最高権威とされる医学専門誌が行ってきた検閲行為は犯罪的であると訴えているのだ!商売を世界的な市場で行うことを目指したグローバリズムがもたらした超巨大な皮肉である。
注1:The Criminal
Censorship of Ivermectin’s Efficacy By The High-Impact Medical Journals - Part
1: By Pierre Kory, MD, MPA, Sep/16/2022
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