とは言え、新型コロナ感染症の流行が始まった当初とは違って、3年を経過した今、状況は変わって来た。新型コロナワクチンを推進し、全世界をコントール化に置こうとした筋書きは完結されずに終わりそうである。各国はさまざまな規制を廃止し、海外からの渡航者を受け入れ始めた。と同時に、さまざまな虚偽情報や意図的に行われた情報操作の実態が暴露され、解明されつつある。素人の観察ではあるが、今や、そんな風に見える。
ここに「リスクに曝された世界」と題された最近の記事がある(注1)。
本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。
***
副題: 2019年9月のWHO報告書は致命的な呼吸器疾患の病原体が「偶発的または故意に放出された」と警告した。
バイオ医薬品複合施設内では、2019年の秋は呼吸器系ウィルスの大流行が迫って来るという脅威に関して誰もが「お喋り」に没頭する季節となった。2019年10月19日に「ジョンズ・ホプキンス公共安全センター」が「ビル&メリンダゲイツ財団」および「世界経済フォーラム」と共同で主催した「イベント201パンデミック・シミュレーション」の演習については本サブスタックの読者の皆さんはすでによく精通している。このシミュレーションは「山火事のように広がり、制御不能になっていたコロナウィルスの発生の真っ只中にその参加者たちを突き落とした」。
あまり知られてはいない点がある。それは「世界銀行」グループと「世界保健機関」によって2018年に設立された「グローバル準備監視委員会」が2019年9月に発行した報告書(A World At Risk:リスクに曝された世界)のことだ。
Photo-1
この報告書の表紙にはコロナウィルスの画像が描かれており、その本文は呼吸器系感染症の大流行に対する備えとして世界は遥かに多くの投資をする必要性があることを緊急行動として呼びかけている。報告書の8ページ目にはこう述べられている:
本報告書で最も注目すべき点はバイオラボの安全性を強化するために投資をする必要性については何も触れてはいないことだ。それは「偶発的または故意に放出された」致命的な呼吸器系疾患の病原体の脅威については明示的に警告しているが、その行動の呼びかけは全体が病原体の放出を防ぐことについて行われているわけではなく、そのような病原体にどう対応するかについて大金を投資することに注がれているのである。
これは世界のバイオラボの多くは適切に対処されてはいない重大な安全上の欠陥の歴史を持っているとしてラトガース大学の生物学教授であるリチャード・エブライト等から数多くの緊急警告があったにもかかわらずであった。2017年、エブライト教授は中国の武漢に開設されようとしている新しいBSL-4クラスの研究所について特に懸念を表明していた。
新型コロナウィルスは2019年12月に公式に検出されたが、おそらく2019年9月には出現し、広がり始めていたことが分かっている。つまり、その頃、同時に「リスクに曝された世界」が発刊されたことも分かっているのである。数か月後の2020年2月1日、フランシス・コリンズ博士、アンソニー・ファウチ博士、その他11人の著名な科学者たちは電話会議を開催し、ウィルスの起源について話し合った。この電話会議中、彼らはウィルスが中国の武漢の研究所から漏れた可能性があり、さらには意図的に遺伝子操作が行われた可能性があることを知らされた。
ファウチ博士らはこの強力な可能性(WHOが2019年9月に明示的に警告したこと)を認める代わりに、この証拠を隠し、それを言及した人を「陰謀論者」として中傷するという組織的なキャンペーンを開始した。
***
これで全文の仮訳が終了した。
個々の出来事を結んでみると、それらの背景には特定の利益集団の思惑が浮かんでくる。つまり、この記事を読むと、何十億人もが住む世界を相手にしてワクチン接種によって巨額の利益を挙げようとする医薬品業界の思惑が汲み取れるのである。
誰が首謀者であるのかを特定することは必ずしも容易い作業ではないようであるが、ファウチ博士らを中心とした科学者らは、誰か(常識論的に言えば、「デイープステーツ」が医薬品業界のシナリオを取り上げた?)の指示に基づいて、一般庶民を洗脳する情報操作作戦を巧妙に展開していたという事実がこの記事によって浮かんでくる。新型コロナ感染症が世界を襲う前にさまざまな露払いの作業が行われ、報告書が発刊され、洗脳作戦は着々と進められ、展開されて行った事実がここに描かれている。これらの事象はそれぞれが‘独立したもののように見えるが、こういった個々の事象を結び付けてより大きな全体像を見せつけられると、われわれを今まで捉えていた理解は新事実の重さには耐えきれず、簡単に倒壊してしまいそうだ。だが、われわれはこの目が眩むような瞬間を持ちこたえ、たとえ大きな痛みが伴おうとも、これらの真実を正面から受け留めなければならないのではないか。今後も新たな情報がいくつも公開されることであろう。少なくとも、この記事の基本的な内容が覆されない限り、この記事の内容を認めざるを得ないであろう。
大雑把に言うと、この記事に記載されている内容は、今や、一般大衆といえどもほとんどの方々がすでに何らかの形で感付き始めていた内容であると思う。だが、それを公然と口にすることは何となく憚れるものであった。それが現実であったと言えよう。
さらに、同じ著者がもうひとつの記事を最近投稿した。それは「陰謀論とは何か?」と題されている(注2)。今の世界にとってはおおいに考えさせられる内容だ。この記事も併せて仮訳しておこう。
***
副題:軽蔑的なラベルを精査する。
「新型コロナに直面する勇気:バイオ医薬品複合体と戦いながら、入院や死を予防する」と題されたわれわれの書籍において、マッカロー博士と私はさまざまな公共政策問題について一般的な正統性に疑問を呈する人(著名な資格のある科学者や研究者であってさえも)は誰でもが「陰謀論者」とのレッテルを付けられる可能性が高いことを列挙した。JFKの暗殺事件以降、「陰謀論者」は「人種差別主義者」や「性差別主義者」といった軽蔑的な非難をする言葉へと変貌して来た。一般的な使用を通じて、こういったレッテル付けは証拠もなしに誰かを完全に中傷し、瞬時に葬り去ってしまうようなパワーを秘めている。
強力な利益集団がこれまでに牽引してきた最大のトリックは彼らの活動内容を検出し、それを報告しようとする者は誰でもが陰謀論者であるということを世界中に納得させることであった。主流メディアからのニュース報道を消費する最も素朴な一般庶民だけは軍事や金融、バイオ医薬品の複合体から成る強力な利益集団が自分たちの利益を追求するために協力合っていることを認識することはなさそうだ。彼らの活動は彼らが自分たちの利益を促進するために詐欺やその他の犯罪を犯す時、一線を越え、陰謀の領域へと入り込む。「陰謀論」という用語は狂気じみた精神による熱狂的な想像を示唆している。これは米国政府が常に共謀罪を起訴するという事実を無視している。ある著名な弁護士はこの現実を次のように説明する:
2人以上の個人が同じ犯罪を犯すための共通の合意があったと主張することができると政府が信じると、彼らはいつでも起訴内容に共謀罪を含める。陰謀に関わるすべてのメンバーがお互いについて知っている、あるいは、お互いを個人的に知っているということは必要条件ではない。
人は、犯罪に関してその詳細のすべてを知らなくても、犯罪を犯すための陰謀で起訴される可能性がある。歴史を見ると、十分に文書化された陰謀事件でいっぱいである!エリザベス1世の治世中、彼女を殺害し、スコットランドのメアリー女王に置き換えようとする主要な陰謀事件がみっつあった。それらはすべてが探知され、失敗に終わった。最後の「バビントンの陰謀」はエリザベスの秘書であるフランシス・ウォルシンガム卿(敏腕な情報収集家であった)によって発見され、メアリーは反逆罪で処刑された。
より大きな権力や富を獲得するために共謀しようとする、権力に飢えた男性はもはや存在しないとわれわれは本当に信じるべきであろうか?
「理論」に関する限り、検察官は誰もが犯罪について理論を展開する。そして、それを陪審員に提示する。あなたが懸念する市民のひとりであり、あなたの政府関係者やメディアは非常に重要な問題について真実を語ってはいないと感じるならば、あなたには何がいったい起こっているのかについての理論を定式化する以外に選択肢はない。確認可能な事実のパターンを説明するための理論を展開することは、犯罪行為を検出し、それを明らかにするには極めて合理的な試みとなる。確かに、いくつかの理論は他の理論よりももっともらしく、いくつかは論理的で首尾一貫している。そして、他の理論はあまりにも突飛で、矛盾している。
アイゼンハワー大統領が1961年に辞任した際、彼は「軍産複合体がわれわれの自由と民主的プロセスを危険にさらす」可能性のある「不当な影響力」を獲得するであろうことについて明確に警告した。新型コロナがやって来た時、バイオ医薬品複合体は初期治療という解決策ではなく、ワクチン接種を精力的、かつ、独占的に追求した。それと同時に、彼らの野心を実現するために、複数の当事者らはヒドロキシクロロキンやイベルメクチン、および、他の転用可能な薬物には反対する宣伝キャンペーンを行った。
これらの関係者の内で、ジェネリック医薬品であって、再利用された薬物について不正な主張をしていることを知っており、不正な主張に基づいてこれらの薬物へのアクセスを妨げる行動をとっていることについても理解している人たちは比較的少数であった可能性がある。これらの当事者は陰謀論者であった。無数の一般大衆は彼ら自身がプロパガンダを信じ込んでいたので、無意識のうちにも陰謀論のひとつの役割を演じることになった。
***
これで全文の仮訳が終了した。
著者は「強力な利益集団がこれまでに牽引してきた最大のトリックは彼らの活動内容を検出し、それを報告しようとする者は誰でもが陰謀論者であるということを世界中に納得させることであった。」と述べている。秀逸である!それこそが新型コロナ禍でわれわれ一般大衆がおぼろ気ながらも観察して来たことだ。
連中が主張する筋書きに対して反論を唱える者は陰謀論者であるとのレッテルが貼られ、まともな医学論争が行われることはなかった。新型コロナ感染症についての初期治療はないがしろにされ、安価で安全性がすでに確立されているヒドロキシクロロキンやイベルメクチンの効能は主流メディアによって無視された。しかしながら、3年を経過した今、科学的な論争の相手に陰謀論者のレッテルを貼り、正直な科学者をキャンセルし、学会から排除しようとした当人たちこそが実はバイオ医薬品複合体の利益を誘導し、確保しようとした正真正銘の陰謀論者であったとしたらどうであろうか?
これからもさまざまな情報が掘り起こされるであろう。引き続き、関心を寄せて行きたいと思う。
参照:
注1:"A World At Risk": By John Leake, PETER A. MCCULLOUGH, MD, MPH™, Apr/18/2023
注2:What Is A Conspiracy Theory?: By John Leake, PETER A. MCCULLOUGH, MD, MPH™, Apr/20/2023
0 件のコメント:
コメントを投稿