2023年9月11日月曜日

新型コロナ感染症でイベルメクチンの使用を控えるようにと主導したDHHSに関する下級裁判所の裁定を却下した巡回控訴裁判所の判決についてFLCCCが声明を発表

 

米国においては連邦政府機関の行動について不服があると、裁判所に訴えて決着をつけることがよくある。新型コロナ感染症に関するFDAの行動についてもそのような状況が起こった。

ここに「新型コロナ感染症でイベルメクチンの使用を控えるようにと主導したDHHSに関する下級裁判所の裁定を却下した巡回控訴裁判所の判決についてFLCCCが声明を発表」と題された記事がある(注1)。

DHHSとは米国の「保健社会福祉省」のことで、FDAはその傘下にある。FLCCCは「Front Line COVID-19 Critical Care Alliance」という団体名称の頭文字表示であって、同団体は 新型コロナ感染症の予防と治療を支援し、患者が自分の健康ついてその他の領域においても自助努力できるように支援することに専念している。

本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。

記事の内容はイベルメクチンに関するFDAの指針の合法性を問う訴訟が下級裁判所で却下されたことを受けて、原告側が上告していたが、米控訴裁判所が下級裁判所の裁定を覆したことを報告している。当初からイベルメクチンの使用を推奨していたFLCCCの医師たちにとっては朗報である。また、FDAの権限外における暴走を食い止める意味で極めて画期的な裁定であると言えよう。今後、FDAが最高裁へ持ち込むのかどうかが注目される。

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【ワシントンDC発】昨日(91日)、5巡回区控訴裁判所は「国家主権による免責特権」が食品医薬品局(FDA)を彼らの不正行為や危害から保護するという下級裁判所の判決を覆した。FDAは新型コロナ感染症の予防と治療のために安全で、研究し尽くされ、証明されている医薬品であるイベルメクチンを使用することはやめるようにと国民に伝えていた。

クレメント裁判官、エルロッド裁判官、および、ウィレット裁判官は『FDAはツイッターの投稿は「消費者や他の誰かに何かをしたり控えたりするように指示しているわけではない」とし、規則とは見なされず、単なる「情報提供」であると主張している。だが、それはわれわれには納得できない』との意見を述べている。

「われわれはこの展開に非常に満足しており、明らかにその権限を踏み越えている政府の保健機関に反対する立場をとってきたわれわれの同僚たちを非常に誇りに思っている」と、FLCCCの理事長兼最高医療責任者であるピエール・コリー博士が述べた。「イベルメクチンに対するFDAのキャンペーンを病院が救命治療へのアクセスを拒否する言い訳として使用し続けており、世界中で何十万人もの患者を安全に治療することができることが対照試験によって証明済であるにもかかわらず本医薬品を処方した場合、州の医事当局は主流派の筋書きから逸脱したとして医師免許を剥奪するとして脅しの武器とした。」

健康福祉サービス部門に対するアプターらによる訴訟はロバート・アプター医学博士、メアリー・タリー・ボーデン医学博士、および、FLCCCの共同創設者であるポール・E・マリック医学博士によって提訴され、202262日に米国地方裁判所に提出された。FDAはその権限外で行動し、新型コロナ感染症の予防と治療を行うためのイベルメクチンの処方を停止させるべく医師たちが積極的に医療を実践する能力を違法に妨害していると主張した。この訴訟は後に裁判所によって却下された。FDAには「国家主権による免責特権」が認められ、医療専門家や患者を含む一般の人々に人間が使用するために完全なFDA承認を受けた薬であるイベルメクチンを使用しないように指示する際の不正行為や危害からFDAには絶対的な保護が与えられるとした。今年初め、アプターらは米国第5巡回区控訴裁判所に上訴し、下級裁判所による訴訟の却下を取り消すよう求めた。

裁判所による逆転が、昨日、裁定された。「FDAは医師ではない。通知、発表、および情報を知らせる権限はあるが、承認、非難、または助言する権限はない。医師たちはFDAの(ツイッターでの)投稿は何について話すべきかと誰に対して話すべきかの境界線上で間違った側に落ちたとしてもっともらしい主張をしている。」判決は、さらに、「FDAは通知することができるが、消費者に薬の服用を「中止」することを推奨する権限は特に定められてはいない」と述べた。そして、最後に、「ツイート・サイズの個別の医療アドバイスであってさえもFDAの法的権限を超えている」と裁定した。

「ボイデン・グレイの弁護士チームの仕事振りは素晴らしいものだった」とコリーは付け加えた。「この訴訟で医師たちの側に彼らを付けたことは非常に幸運だった。」

5巡回区控訴裁判所の裁定はこちら: https://covid19criticalcare.com/wp-content/uploads/2023/09/Apter-Reversal-22-40802_Documents.pdf

FLCCCは今年2月に訴訟を支持する法廷助言書を提出した。助言書のコピーはこちら:https://covid19criticalcare.com/wp-content/uploads/2023/02/FLCCC-Apter-v-HHS-Amicus-2-13-23-FINAL.pdf

FLCCCについて:

FLCCC20203月に組織されたもので、世界中の医師たちから学術的な支援を受け、頻繁に論文を出版する世界的にも有名な救命救急医や学者たちのグループである。FLCCCの目標は新型コロナの「後遺症」やポスト・ワクチン症候群の「アイ・リカバー」プロトコールを含めて、新型コロナ感染症のすべての段階における予防と治療のための救命プロトコールを研究開発することにある。さらなる詳細はこちら:www.FLCCC.net

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これで全文の仮訳が終了した。

この裁定が最終決定すると、今まで3年間余りにわたってFDAが推進して来たイベルメクチンの排斥行為は違法であったことが確定する。「イベルメクチンは馬の寄生虫駆除剤だ。あなたは馬ではない!」といったFDAによるキャンペーンが馬鹿々々しいものであったことが明白となる。そして、FLCCCの医師や研究者らが当初から主張して来たイベルメクチンやその他の医薬品を使った初期治療の合法性ならびに正当性が再確認されることになる。そうなると、大手薬品企業が中心となって推進して来たmRNAワクチンの接種だけが新型コロナ感染症に対する唯一の治療法であるとする主張はその基礎が崩れることになろう。

ところで、イベルメクチンに関しては当ブログでも過去において投稿して来た。特に下記のふたつの投稿については、ご興味がありましたら、再訪してみていただきたい:

2022928日:イベルメクチンの効能に関して最高権威とされる医学専門誌が行った犯罪的な検閲行為  第1部 <その一>

2022929日:イベルメクチンの効能に関して最高権威とされる医学専門誌が行った犯罪的な検閲行為  第1部 <その二>

自分たちが得る利益を最大化するためにmRNAワクチンだけを新型コロナ感染症の治療薬としたかった大手製薬企業にとってはイベルメクチンが如何に強敵であったのかが手に取るように理解できる。長年にわたってもっとも信頼されていると見られて来た医学専門誌さえもが買収されていたのである。今更ながら、驚くべき状況が展開していたのである。だが、われわれ一般庶民はそのことを知らずに過ごしていたのである。こういった情報は主流のメデイアからは入手できない。代替メデイアによってしか報じられてはいないのだ。

夏が過ぎた。つまり、間もなくインフルエンザの季節がやって来る。巷ではすでに「新型コロナv2.0」が囁かれている。変異株への感染が報じられているが、その症状は軽いそうだ。どんな展開が待っているのかは知る由もないが、ワクチン接種の義務化の議論が、またもや、熱を帯びるのではないか。

参照:

1

FLCCC Alliance Statement on Court’s Reversal of Case Against DHHS for Telling the Public to “Stop it” Regarding Taking Ivermectin to Prevent and Treat COVID-19: By FLCCC, Sep/02/2023

 




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