2023年10月26日木曜日

米国の老人ホームのデータをさらに調べてみると、新型コロナワクチンは高齢者を死に至らしめたことが分かる

 

923日の投稿では「9巡回裁判所の判事がカリフォルニア学校区のワクチン接種義務に衝撃を与え」と題された記事をご紹介した。それは、新型コロナワクチンが引き起こす副作用に関するものであり、最悪の場合、心臓麻痺によって若者に死をもたらすことに多くの親たちが危機感を抱いており、カリフォルニア州のある学校区に対して裁判所の裁定がついに出され、学校区が推し進める新型コロナワクチンの接種義務に警鐘を鳴らしたのである。この裁定内容は他の学校区にも影響を与え、若者や学童・生徒たちの突然死を避けるのに役立つだろうと期待されている。

それでは、年配者の場合はどうであろうか?私自身も毎日が日曜日の身分であるから、まったく他人事ではない。

年配者に対するワクチン接種による危害については、残念ながら、この種の法的な判断は米国においてもまだ存在しない。それは、学術的な調査が十分におこなわれてはいないからだと指摘されている。国家的な保健政策である新型コロナワクチンの接種について接種義務を覆すには、大掛かりな調査研究を行い、科学的にその危害を証明することが必要となる。だが、巨大な製薬企業に絡めとられてしまい、米国の保健政策を主導する筈の米疾病管理予防センタCDC)の腰は重い。CDCが前向きな姿勢を取らない限り、医師団体や研究者らも動きようがない。大規模な研究を実施するには多額の研究費が必要となるからだ。そして、米国が動かなければ、世界は動こうともしない。

しかしながら、ある専門家の主張によると、年配者が曝されている新型コロナワクチンによる危害は実際には極めて深刻である。

ここに、「米国の老人ホームのデータをさらに調べてみると、新型コロナワクチンが年配者を死に至らしめたことが分かる」と題された記事がある(注1)。

本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。

***

副題:新型コロナワクチン接種後の感染致死率(IFR)が一カ所の老人ホームで減少する毎に、他の6.5カ所の老人ホームではIFRが増加した。これは、まさに災害だ。

Photo-1;(訳注:CMSとは米国保健社会福祉省の公的保険制度運営センターを指す。老人ホームに関するデータの出処先。)


Photo-2

概要:

米国の老人ホームのデータは新型コロナワクチンに関する現場の状況を示す検証データである。最も恩恵を受ける筈であったまさにその集団に効果が認められなければ、このワクチンはすべてが終わりだ。

この投稿は先に掲載した記事の続編である:

スティーブ・カーシ・ニュースレター」:米国の老人ホームのデータは新型コロナワクチンが高齢者にとって災害であったことを明確に示している。ワクチン接種は新型コロナで死亡するリスクを高めた。

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6日前 · 403 いいね · 175コメント · スティーブ・カーシ

 

新型コロナワクチンは高齢者や他の人たちの新型コロナによる死亡のリスクを軽減してはくれなかった。それどころか、まったく反対のことをした。

いくつかの論点をここに示す:

  1. ワクチンにとって最も重要な集団について「黄金の基準」としてのデータを集め、それを使用し、ワクチンが機能することを示した論文は存在しない。
  2. ペンシルバニア大学のジェフリー・モリス教授のような「専門家」といえども、「アップル・バレー・ビレッジ」のような老人ホームにおいてワクチン接種前の死亡率が、ワクチン接種後わずか4週間で、90人の感染者のうちで28人となった経緯を完璧に説明することはできないこれは同一の変異株についてである。どうして、突然、より致命的になったのか?
  3. JAMAに掲載された論文のデータによると、退役軍人保健局の128カ所のコミュニティー・リビング・センターではブースターショットを選択した居住者の感染致死率(IFR)は28%も増加した死亡者数が少な過ぎたことから、この増加量は統計的には有意ではなかったが、全体の傾向は明らかにあらぬ方向を示した。
  4. 私はCDCにデータを提供している15,197カ所の老人ホームのそれぞれについての分析を終えたところだ。IFRの改善があった一カ所の老人ホームに対して、IFRが同程度に悪化した老人ホームは6.6カ所も存在したことが判明した。これは政府の筋書きにとっては完璧な災害である。ワクチンが効いたとしたならば、結果はその逆であった筈だ。この点こそがワクチン支持者の誰もがこういったデータを絶対に避けようとしている最大の理由である。悪化する確率が6.6倍という状況が偶然に現れる可能性は極めて低い(1126カ所対169カ所)。
  5. データ自体には問題がない。このデータはJAMAに掲載された査読付き論文で使用されたものであるが、その論文はIFRに関してはまったく考察を加えてはいなかった。
  6. データは直接得られる逸話と良く一致する。たとえば、アップル・バレー・ビレッジではワクチン接種が展開された直後にそこで働いていた職員らは膨大な数の死亡を目にした。つまり、彼らの職歴中では最大級の死者数を観察したのである。20211月には50人。これは1か月当たりで約3人の居住者当たりで1人の死亡に相当する。通常、彼らが目にする1月の死者数はわずか5人だけだ。「彼ら」はこのような事実をどう説明するのだろうか?アップル・バレー・ビレッジは問い合わせには応答しない。彼らはそれについて話したくはない。私はなぜだろうかと疑問に思う。だが、他の人たちは誰もそうは思わない。モリス教授は本件についてはまったく話そうともしない。

その他の逸話:

彼らは下記のような逸話をどのように説明するのだろうか?もしもワクチンが安全であり、効果的であったとするならば、このような逸話が存在することは不可能だ:


Photo-3:(訳注:内容の仮訳をここに示す:「オーカ―ド婦人は2021年の半ば頃まで老人ホームで働いていた知人とお喋りをしたが、その知人は元の職場へは絶対に戻らないと言った。そこでは居住者に対する新型コロナワクチンの接種を開始してから2週間以内に多数の死者が出た。彼女が勤務していた場所では死亡率が75%にもなったが、誰も疑問を挟まず、調査しようともしなかった。英国の老人ホームで働いていた人たちやそういった人たちを知人に持っている人たちからは同様の逸話が聞こえて来る。誰も元の職場には戻ろうとはしない。」)

 14日以内に75%が死亡したって?

CDCのデータベースで、私はワクチン接種後の死亡率が2倍以上に上昇した老人ホームを1,000カ所以上見つけ、さらには、IFR50%以上に跳ね上がった老人ホームを100カ所以上も見つけたので、私にとっては上記の逸話はまったく驚くに値しない。

もうひとつの逸話:

10年間にわたって准看護助手を務めてきたジェームズ・デバロンが掲載したこの動画を見ていただきたい。地方紙から5件の記事。ワクチン接種前には死亡者はいなかった。だが、ワクチン接種後の2週間以内に14人が死亡。このワクチンは患者に重篤な状況をまたらし(彼らは歩くこともできず、考える能力を失った)、人々を殺している。彼はこのことについて発言したために解雇されるであろうと気付いた。彼には得るものは何もない。

問題は、これらの状況を引き起こしたのがワクチンではなかったとしたら、いったい何がこれらの死を引き起こしているのかという点だ。

ワクチン接種は重篤な状況や死亡を引き起こしており、この老人ホームの従業員が観察したことと良く一致する。これらの観察内容により良く一致する仮説が他にあるとするならば、私は是非ともそれを拝聴したい。

さらに、もうひとつの逸話:

非常に尊敬されている人々 は誰もがいわゆる「誤った情報を広める人物」になることが突然閃いて、決心するという事実にあなたはお気付きになっただろうか?なぜなんだろうと自問したことはおありだろうか?

老人ホームのデータ:

すべてのデータとソフトウェアは私のGitHub に収録されており、私が最初にデータを見始めた時からそれらは公開されている。

ワクチン接種開始以前の12週間と開始後の12週間の症例と死亡の分析はこちら(スプレッドシート中の「分析3」のタブを参照)。そのスプレッドシートで6.6のオッズ比を確認できる。

ワクチン接種が大成功を収めたことを示すデータの分析はいったいどこにあるのか?

そういった分析結果は存在してはいない。

次の段階:

次は、筋書きに関してわれわれの側に立っている人たちから始めて、中間にいる人たちへと駒を進め、他の疫学者たちにデータを明白に認めて貰おうと思う。

纏め:

私はワクチンに関して記録のレベルとでも言えるようなデータをついに手に入れた。そして、予想通り、それは連中の筋書きにとっては大惨事であろう。CDCの老人ホームのデータは新型コロナワクチンが高齢者にとって事態をさらに悪化させたことを明瞭に示している。

彼らはこのことについては話したくはない。だが、私はその話をしたい。

私は骨にむしゃぶりつく犬のように本件に焦点を合わせ続けようと思う。

彼らには現実に直面する時がやって来たのである。

***

これで全文の仮訳が終了した。

驚くべき報告である。

この記事では准看護助手のジェームズ・デバロンが引用されている。彼の動画を見ていただきたい。彼が内部告発に動いた背景が語られている。つまり、老人ホームに収容されている居住者たちはワクチン接種後に、次々と死亡していった。ワクチン接種前の死亡率に比べると、桁違いに増加した。この現実を見て、ジェームズ・デバロンは自分の体験を自分の記憶の中に留めておくことはできず、自分が観察した状況を動画で伝えることにした。彼も著者のスティーブ・カーシも周囲の人たちに事実を知って貰おうと決意したのである。こうして、彼らはワクチン推進派からは「誤った情報を広める人物」とのレッテルを貼られた。彼ら以外にも、数多くの研究者や専門家たちもそう呼ばれた。

だが、いったいどちらが実際に「誤った情報を広める人物」であったのかが、今や、明白になりつつある。似たような状況は歴史上何回となく繰り返されてきた。

米国社会は、今後、いったい何処へ到達するのであろうか?

今回、新型コロナ感染症を巡って世界中で展開された状況は、結果として、無意味に何十万人、何百万人もの死者をもたらした。この事実を考えると、われわれが取り組まなければならない状況は極めて重い。伝統的な価値観や倫理観は軽視され、ないがしろにされた。米国の公衆衛生行政に従事する政府機関(保健福祉省、CDCFDANIH、等)はワクチンの安全性を評価する際には科学的な解析を行い、証拠に基づいた論理的な判断をしなければならない。だが、不幸なことには、米政府機関は民間の製薬大手企業にかすめ取られ、彼らの金儲けプロジェクトに加担した。これらの現実に起こった状況は客観的に検討し、非を是正しなければならない。それは米国のためだけではない。世界中の国々は、多くの場合、米国の判断に沿うことになるから、米国が判断を誤ると、全世界が判断を誤ることになる。新型コロナ感染症に関する諸々の対策がその好例であると言えよう。

参照:

1Further analysis of US Nursing Home data proves, once again, the vaccines made it more likely for the elderly to die: By STEVE KIRSCH, Sep/13/2023

 

 


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