昨年の12月24日に「新型コロナ禍とはいったい何だったのか?何兆ドルもの世界規模の負債危機を引き起こして、帝国主義戦略を強化?」と題して投稿をした。そして、翌日、「補足情報」として下記の内容をコメント欄に掲載した:
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ペンタゴンは米軍兵士に対する新型コロナワクチンの接種義務を破棄:
最新のニュースによると、ペンタゴンは米軍兵士は誰もが新型コロナワクチンを接種しなければならないとする今までの命令を破棄することになった。バイデン大統領が最近署名した2023年度「アメリカ国防権限法」(NDAA)にはワクチン接種の義務の停止が含まれている。この新法を受けて、ペンタゴンは30日以内にワクチン義務の政策を破棄しなければならないのだ。こうして、米軍に勤務する兵員たちの多くは政治的ナンセンス、企業利益の追求によってハイジャックされた医療政策から解放されることになった。ご存知のように、米軍内ではワクチン接種を受けない兵士は最悪の場合軍法会議にかけられる。こうして、米国ではワクチン接種を強制されている犠牲者集団は医療従事者だけとなった。(出典:Biden
Forced to Retreat as Military Troops Who Opposed Covid Vaccine Mandate Get
Major Victory: By James Lyons-Weiler, · Popular Rationalism, Dec/24/2022)
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米国政府の威信を代表するような米軍においてさえも嘘を隠し切れない現実があることを知らせる一本の記事が私に「オヤ!」と思わせたのだった。ここまで来ると、政府方針の最後の犠牲者となっている医療従事者たちについても、ワクチン接種の義務は、遅かれ早かれ、解除されるのかも知れない。新型コロナは何度も繰り返された変異によって、感染力は高まったものの、無毒化が進行したという医学的事実はすでにかなり前から報じられていたことである。だが、残念ながら、政府方針はそう素早く変更されることはないのが現状だ。
上記の一片の情報に続いて、最近もうひとつの記事に出遭った(実際には、この記事の方が半年ほど古い)が、それは「米軍の医官が証言 ― 彼女は政府から新型コロナワクチンによる危害を隠蔽するようにと命令された」と題されている(注1)。
本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有したいと思う。
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副題:米軍の医官であるテレサ・ロング医師は、バイデン政権の命令に従う上司から新型コロナワクチンによる危害を隠蔽するようにと命じられたことを法廷で証言 また、ロング医師はワクチンによる軍人の死亡は新型コロナ感染症自体による死亡を上回っていることをデータが示していると証言した。 Photo-1:米軍のテレサ・ロング医師
米軍の医官であるテレサ・ロング医師はバイデン政権の命令に従う上司から新型コロナワクチンによる健康被害を隠蔽するようにと命じられたと法廷で証言した。 国防総省はロング医師の結論を軽視し、ワクチンによる危害の増加は「データベースの不具合」によって引き起こされたものであると述べた。 3月10日、米軍が命じたワクチン義務化と闘っている米軍の30人の兵士らを代表する「リバティ・カウンセル」法律事務所は、スティーブン・メリーデイ裁判官が2人の軍の原告に対して軍によるワクチン接種義務を回避することを許可する予備的差し止め命令を擁護するために、連邦裁判所に戻って来た。 国防総省は本件が上訴されている間はこの差し止め命令を無効にするよう裁判官に求めた。 メリーデイ裁判官はフロリダ州中部地区連邦地方裁判所に努める米地方裁の判事である。 代替メディアである「デイリーイクスポーズ」によると、終日続いた公聴会においてリバティ・カウンセルは水上艦の海軍司令官と3人の航空医官、すなわち、ピーター・チェンバーズ中佐、テレサ・ロング中佐、および、スチュワート・タンカーズリー大佐からの説得力のある証言を提示した。これとは対照的に、国防総省側は証人による提示を拒否した。 リバティ・カウンセルの創設者であり会長でもあるマット・ステーバーは、ブレイズ・メディアのダニエル・ホロウィッツとの月曜日のインタビューにおいて、この事件では現在までに3回の公聴会が開かれ、国防総省はまだ1人の証人さえも提供してはいないと述べた。目撃者の代わりに、政府側は「これらの声明を宣言した」だけだと述べ、ステーバーはそれを説明した。彼は、反対尋問を受けることができるように、生きた証人を法廷に連れて来るようにと裁判官が国防総省に促したが、彼らはそれを拒否したと言う。「彼らは法務担当の弁護士が書いたこれらの声明を準備し、軍の誰かがそれに署名をした。」 ステーバーは、国防総省が法廷で提示している情報は「時代遅れで、間違っており、反対尋問の下で解体の憂き目を見るだろう」と述べている。彼は、彼の証人たちが行った反対尋問は彼らの主張をさらに強化したとも付け加えた。彼は「そんなわけで、彼らはわれわれの証人を反対尋問する術は何も持ってはいない」と言った。 ステーバーはホロウィッツに、メリーデイ裁判官は公聴会中に国防総省の弁護士らを非難し、彼らは「虚弱な事件」を抱えているが、「彼らは法を超えているかのような振る舞いをしている」と語った。 公衆衛生の修士号を取得し、DMED(国防医療疫学データベース)で特別な訓練を受けた航空医官のテレサ・ロング医師は3月10日に感情的な証言を行った。 彼女と他の2人の航空医官は昨年DMEDを審査して、軍の兵士らの間でワクチンによる健康被害の発生率が明らかに高いことに関していくつかの驚くべき発見をした。 内部告発者によると、ワクチンの義務化が発効した後、流産や癌、神経学的な問題が1000%も増加したこと、等、特定の障害が急増したのである。 ロング医師は公聴会の前夜に高官から連絡を受け、法廷では爆発的な軍事医療データに関する彼女の調査結果に関しては話し合いをするなと言われたと証言した。伝えられるところによると、内部告発者は上司に調査結果に向き合って貰うように試みた後に「自分の生命と子供たちの安全」について恐怖を覚えたと述べている。 内部告発者たちがDMEDデータを提出して以来、国防総省はワクチンによる危害の増加は「データベースの不具合」によって引き起こされたものだと言って、内部告発者の結論に冷や水をかけた。 「ポリティファクト」は国防保健局の軍隊監視部門の広報官であるピーター・グレイブスに連絡を取り、2021年のデータは正しいが、5年前のデータは何らかの理由で不正確だと述べた。グレイブスはポリティファクトに電子メールで同部門はDMEDのデータを再チェックし、「2016年から2020年のデータは正しくないことを見い出した」と言った。 換言すると、5年連続でデータには深刻な間違いが起こり、国防総省のデータ分析者の誰もこのことを理解してはおらず、2021年に独自に問題が解決された。それ以降、2021年以前の数年間について国防総省は軍隊の間でより多くの病気を示す新しい数字を発表した。 ステーバーは公聴会でDMEDデータに関してロングに質問したが、彼女は「私はその質問には答えないようにと命じられている」と答えた。 伝えられるところによると、メリーデイ裁判官はロングに「誰が命じたのか?」と尋ね、同医官は公聴会の前夜に何が起こったのかについて説明した。 その後、ステーバーはロングに、軍が彼女に差し控えるようにと命じた情報は裁判所や一般の人々が知りたいことと関連性があり、役立つ情報なのかどうかを尋ねた。彼女は「はい」と言い、ステーバーは彼女に理由を尋ねた。 伝えられるところによると、ロングは一瞬そこで立ち止まり、涙をこらえながら裁判官に次のように語った。「数多くの兵士たちがこのワクチンによって命を落とした。私の上司は誰も私の懸念について私と話し合ってはくれなかった・・・。私はこの件について話すことによって得ることは何もなく、すべてを失うことになる。私は人々が完全に破壊されるのを見て来たので、私はそうなってもオーケーだ。」 また、ロング医師はワクチンの副作用による軍人の死亡は新型コロナ感染症自体による死亡を上回っていることをデータが示していると証言した。 ステーバーは後にホロウィッツに、DMEDについて議論しないようにという国防総省が出した命令は、特にロングが内部告発者としての保護を受けていることから、証拠の改竄に相当すると語っている。 「彼らは内部告発者法に違反しただけではなく、証人を脅迫し、その証人の証言を変えようとした可能性がある」と、彼は月曜日の保守的なレビュー・ポッドキャストで述べている。 同医官は、遺伝子ワクチンによって危害を受けた人たちから絶えず連絡を受けており、危害を受けた者の多くはパイロットであり、彼らはより高い体調基準を満たすことが期待されていると述べた。ロングはステーバーに、ある日の午後だけでも4人のパイロットが心筋炎があることを示すMRI検査結果を受けとったばかりだと聞いたと語っている。 軍隊では士気が下がっていると彼女は証言し、兵士たちはワクチン接種の圧力に絶望しており、自殺願望を示す者さえもいるという。 ロングは、圧力を受け、ワクチン接種の拒否に対して予測される罰の脅威から自殺を図った者が少なくとも2人いることを知っていると述べた。 彼女は現政権の政策は「良い秩序と規律」を損なっていると言った。 ロング医師に加えて、匿名の海軍司令官は実験的なワクチン接種を拒否したことから彼を罰しようとした彼の指揮官が試みた事柄について証言した。 メリーデイ裁判官は、2月2日、海軍がワクチン接種状況を理由に司令官を罰することを阻止する一時的差し止め命令を出した。メリーデイ裁判官は、海軍は米連邦の「宗教の自由回復法」(RFRA)に違反していると裁定した。 裁判所が提督に法律を遵守するよう命じた際、彼は司令官が新型コロナワクチンを接種してはいなかったことから同司令官に対して「信頼を失った」という宣誓供述書を提出した。 それから、裁判官は暫定的差し止め命令を下し、国防総省と海軍は司令官に対して「信頼を失った」ため、彼の艦艇は展開することができないと主張して、裁判所に差し止め命令を無効にするよう求める申し立てを提出した。 しかしながら、艦艇を展開することはできないと言われていた当時、同司令官は実際には艦艇の試験航海を行い、乗組員を訓練するために外洋に出ていた。 多くの司令官はこれらの作戦を時宜にかなって完了することはできないが、同司令官は予定の任務を早期に完了し、彼が指揮する艦艇は「安全、かつ、準備完了」と判断された。 劇的な場面において、同司令官は自分の宗教の自由を擁護するために法廷にいる必要はないと言った。「将軍や提督たちこそが宗教の自由を守るために私が今日言っていることをここで述べるべきだ。われわれのの宗教の自由は攻撃に曝されている。」 また、先週証言したのは毎週10,000〜20,000人もの不法移民が殺到している南部の国境を守るテキサス国家警備隊にいる「パープルハート」勲章の受賞者であるピート・チェンバーズ医師であった。「私の仕事は兵士の安全を守ることだ」とチェンバースは言った。 40年近くの勤務の後、チェンバースは2023年には軍を引退することを望んでいたが、モデルナ製のワクチン接種から受けた副作用が彼の計画を狂わせてしまった。 ワクチン接種が「安全で効果的」であるとして軍を信頼し、中絶された胎児の細胞が試験や開発に使用された事実については当時何も知らなかったので、彼は接種を受けた。現在、彼は接種によって引き起こされた中枢神経系に影響を与える脱髄疾患に苦しんでいる。 モデルナのワクチンによって健康被害を受けた後、チェンバース医師はロング中佐に会った。彼らは連邦政府のワクチン有害事象報告システム(VAERS)に相当する国防総省の国防医療疫学データベース(DMED)を審査し、他の軍人らも新型コロナワクチンの接種後に脱髄疾患を発症したことを発見した。 軍の航空医官であり、わずか6人のグリーンベレー外科医の1人でもあるチェンバースは彼の仕事は兵士に予防接種を受けさせることであると言われた。彼の上司は彼に宗教的な理由による免除は自動的に拒否されると言った。「兵士たちは免除の適用を試みるだろう。だが、彼らの試みは失敗する」とこの指揮官は言った。 彼はワクチン接種は感染を防ぐのに効果的ではないと指摘した。感染した兵士の約75〜80%は「二回のワクチン接種」を受けているのに対し、ワクチン接種を受けていない兵士の場合は約15%が感染しただけであると推定している。 ロングと同様に、チェンバースも新型コロナワクチンの接種で数多くの兵士たちが健康被害を被っており、「これは正常ではない」と証言した。 大佐の階級で2021年9月に引退した航空医官のスチュワート・タンカーズリー医師は、ワクチン接種は安全でも効果的でもないと証言した。 タンカーズリーは200人以上の新型コロナ感染症の患者を個人的に治療し、死亡者を出さず、彼が関係している医師のグループは18,000人以上の新型コロナ感染症の患者を治療し、死亡者数は一桁に過ぎないと述べた。 「私は軍や民間の世界でこのような事例を見たことがない。対話の欠如や科学的対話に対する抑圧、等が起こった」とタンカーズリーは証言台で述べた。 タンカーズリー医師は新型コロナワクチンの接種による健康被害が非常に多いと言い、いくつかの理由の内のひとつを説明した。RNAは脂質ナノ粒子(LNP)に包まれていないと急速に分解されるため、mRNAワクチンは送達メカニズムとしてLNPを必要とする。この組み合わせは自然の免疫システムを迂回し、体の自然免疫を阻害する可能性のある炎症を引き起こす。 タンカーズリー医師はワクチン接種は安全でもなく、効果的でもないと証言した。また、鼻腔洗浄やイベルメクチンなど、新型コロナ感染症に対して安全で効果的な治療法が存在すると彼は証言した。 リバティ・カウンセルは新型コロナと闘い、軍事的な準備を確実にする唯一の方法はワクチン接種を強制し、ワクチン未接種者を軍から追い出すことであるとする国防総省の立場は「支持できない」と主張し、接種の強制は軍事的な準備を損ない、士気を損なうと主張した。 ステーバーは、「軍のこれらの勇敢な男性や女性に仕えることができることを光栄に思う。私はホワイトハウスや国防総省によって彼らに対して与えられた虐待やプロパガンダには失望している。真実が勝ち、自由が勝つ!」と言った。 |
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これで全文の仮訳が終了した。
最近は新型コロナワクチンに関して極めて具体的な情報が次々と開示されており、当初主流メディアによって喧伝されていたワクチンの有効性や安全性は日に日に裸にされ、その信憑性は低下しているように感じられる。今回の引用記事の内容も例外ではない。
好き嫌いは別にして、大手製薬企業の金儲けのために喧伝されて来た虚偽情報の皮を剥いで、中から本当の情報を掘り出す作業はまだ始まったばかりである。これはまだ半年位にしかなっていない新しい動きである。それが何処まで進むのかは分からない。最終的な段階にまで到達することができるかも知れないし、何らかの理由によって途中であえなく挫折するかも知れない。
いずれにせよ、最低限、こういった新しい情報にわれわれ一般庶民も関心を寄せて行きたいものだ。
参照:
注1:US Military
Doctor Testifies She Was Ordered by govn administration to 'Cover Up' Vaccine
Injuries: By Dr. Paul Alexander, Apr/04/2022
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