新型コロナワクチンの有効性や安全性、死亡データの解析、副作用については今までの説明とは違う新たな理解や見解が次々と発表されている。ワクチンがすでに2年以上も使用されている現在、さまざまな状況が新たに報告され、それらの出来事を説明する論文が豊富に蓄積されている。つまり、現実に起こっていることが報告されるようになって来たのだ。今まではワクチンを供給する製薬企業によって提供される情報に頼らざるを得なく、それが故に不十分であった説明が新たな知見によって補足され、真の姿が見え始めたのである。
ここに、「クリーブランド・クリニックで行われた大規模な研究によると、ワクチンを接種し続けると新型コロナに感染し易くなる」と題された最近の記事がある(注1)。
本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。
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彼らはあなた方に嘘をついた。「Debunk
the Funk」チャンネルでさえもこの研究結果については誤りを暴くことはできなかった。何と、まあ。
概要:
トップレベルの研究者らの調査によると、何回も接種を受けた人は接種回数が少ない人よりも新型コロナに感染するリスクが高まることが示されている。
連中は嘘をつき、多くの人々が死亡した。
はじめに:
ここにクリーブランドクリニックで働く、さまざまなワクチン接種の履歴を持ち、幅広い年齢層を背景にした51,011人の人々を調査したクリーブランド・クリニックの調査(2022年12月19日投稿)から抜粋した「図2」がある。
接種回数が多い人は少ない人に比べて新型コロナ感染症に感染するリスクが高かった。
二価ワクチンが最初に従業員に利用可能になった日に、全員についての調査が開始された。
ご覧のとおり、接種回数が多い人は新型コロナに感染するリスクが高く、その差は統計的に有意であった。
この研究成果を暴こうとする試み:
この研究結果は自分たちのストーリーに反することから、ワクチン推進派はこの知見を嫌う。
仮にこの研究が彼らの主張を証明した場合、彼らはそれを賞賛するであろうし、それを批判することはまったくないであろう!
ユージン・グーは「これは査読されていない」と言って、批判した!これはまさに典型的な例だ。データそのものや間違いを指摘するのではなく、専門誌がこの研究結果を公開しにくくなるように誘導している。
「Debunk
the Funk」チャンネルはユーチューブ動画を作成した。その動画で製作者はこう言った。データをプロットする開始点は任意に選択され、Y軸の数値は「大きくない」。Y 軸は線形で、91 日目の差は統計的に有意である。私は本気で喋っている。動画の1分8秒の辺りをよく聴いていただきたい。彼は博士号の取得者である!
それから、彼は同じことを測定したわけではない他の研究も見て欲しいとも言っている。
ファンクさんよ、研究結果を暴きたいならば、互いに異なる結果を示す同種の研究を提示する必要があるんだがね~。主流の筋書きに反するような研究は誰も発表したがらないからだ。当たり前だろう。(訳注:「ファンクさん」とは「Debunk
the Funk」チャンネルでこの動画を作成した本人を指している)
この調査は公平である。誰についてもプロットを同じ時点から開始し、定期的に調査を受けているのはクリーブランド・クリニックの従業員たちであり、労働年齢の全域にまたがっている人たちであるからだ。これは現実世界についての研究である。各グループのサイズは調査結果について統計的有意性を確立するのには十分に大きい。
ワクチン推進派のコミュニティはこの調査結果を嫌っているが、「Debunk
the Funk」の動画からも分かるように、連中はこれに異議を唱える方法を見つけることはできない。
だが、彼はこの研究はうまく設計されてはいないと言った。何ということだ!図2の目的に反して彼らが修正できたかも知れない設計上の欠陥とはいったい何だったのだろうか?それについては彼は何も言及してはいない。
この研究は病院における現実世界に関するものである。彼らがこれ以上いったい何をすることができたのか私には分からない。あなた方はどうお思いであろうか?
部屋の中の巨大なゾウ:
アレックス・ベレンソンに感謝:
下記について執筆したアレックス・ベレンソンに感謝の意を表したい。
アレックスは、ワクチンを4回接種した後に免疫系が損傷し、その損傷がどれくらいの期間継続するのかについては明らかではないことを示した中国の研究について最近書いてくれた。しかし、その研究は人間についてではなく、ヒト化したマウスを使用した研究である。あなた方は彼の論文を読むべきだ。これは重要な研究である。
彼は次のように書いている:
中国の研究者らは4回以上の新型コロナワクチンの接種を受けたマウスはコロナウイルスと戦う能力が崩壊することを発見した。
そして、
先月、クリーブランド・クリニックの研究者たちは「ワクチンの接種回数が多ければ多いほど、新型コロナ感染症に感染するリスクが高くなる」ことを発見したと報告した。
そして、先週、非常に大規模なフランスでの研究が発表された。それによると、2回目のmRNAブースターは同等の時間間隔において最初のmRNAブースターよりも効果が低く、4か月後にはそれを受けてはいない人と比較して実際に感染のリスクが上昇したとのことだ。
私のアンケート調査:
これらのアンケートは接種を多く行えば行う程、結果は悪化することを常に示している。
ブースター接種は102回に1回の割合でしかその有効性を示してはいない。
彼らはその1回をいったいどのように説明するのであろうか?彼らのデータを目にする機会はあるのだろうか?
総括:
クリーブランド・クリニックの研究は主流の筋書きを台無しにする。著者らはワクチン賛成派だ!
この調査結果は実に明白だ。つまり、あなたが接種を受ければ受ける程、あなたが新型コロナに感染するリスクは高くなるのである。
このことが理由で、この研究は主流メディアによっては取り上げられなかった。そして、ユーチューブへの掲載も禁止された。
そのため、クリーブランド・クリニックの精鋭によって行われたこの研究は査読付きの科学雑誌に掲載されることもないのである。それが科学の仕組みなのだから。
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これで全文の仮訳が終了した。
この調査結果によって、二価ワクチンの接種の前に受けた接種回数が多ければ多い程、新型コロナに感染するリスクが増大するという何とも皮肉な状況が浮き彫りにされた。
他の研究報告を見ると、これはmRNAワクチンを繰り返して接種することによって人体が持っている自然免疫機能が弱体化され、ウィルスの攻撃に対する防御が弱まってしまうという報告の内容とほぼ一致する。免疫機能が弱まると、AIDSのような免疫不全症候群に見舞われるリスクが高まることが懸念されている。
クリーブランド・クリニックの調査結果は単独の知見ではなく、中国の研究者からの報告やフランスの研究者の知見ともよく一致する。客観性を重んじる科学の世界においては、これは重要な側面である。
この記事はワクチン反対派の急先鋒のひとりであるスティーブ・カーシが書いたものだ。それだけに彼特有の舌鋒の鋭さが感じられる。この著者についてはご記憶の方々が多いのではないか。イスラエル政府がワクチンの有効性に関して隠ぺいした事実を暴露したのは彼だった(注:「イスラエル政府は新型コロナワクチンの安全性に関して深刻な問題点を見い出すも、必死にそれを隠蔽(第1部)」を2022年9月16日に掲載。「第2部」は2022年9月19日に掲載)。最近は、スティーブ・カーシは「ワクチンは人を救うよりも多くの人を殺害をしている」と主張している。それは過剰死亡数の分析に基づいた見解である。ワクチン推進派にとっては彼は極めて反動的な存在である。だが、彼が言っているように、彼を相手に積極的に議論を挑もうとするワクチン賛成派は実に少ないらしい。
他の専門家の意見はどうであろうか?mRNAワクチンにまつわる諸問題を真面目に議論しようとする他の専門家としてはPeter A. McCullough (たとえば、「Catastrophic COVID-19 Vaccine Casualties in 2021」と題された Jan/26/2023の記事)やCoquin
de Chien(たとえば、「Massachusetts Anecdrokes」と題されたJan/08/2023の記事)といった人物の名前が頭に浮かんでくる。
本論へ戻ろう。最後の総括では第1項目で「クリーブランド・クリニックの研究は主流の筋書きを台無しにする。著者らはワクチン賛成派だ!」と指摘しているが、私にはピンと来なかった。「賛成派」ではなく、著者は「反対派」と言いたかったのではないのかと思う。そうでないと、文脈から逸れてしまうと思えるからだ。クリーブランド・クリニックという巨大な組織の中で働いているトップの研究者らは体制派であるから、彼らはワクチン賛成派であると言ったのであろうか?私には彼の真意は分からない。
上述のような極めて些末な思いからではあるが、念のためにクリーブランド・クリニックの調査報告書を覗いてみることにした。上記の疑問に対して答を見つけ出すことができたわけではないが、この参照記事を読む際に私なりきに重要な情報だと思える事柄がいくつか見つかったので、それらを下記に補足しておこう。
クリーブランド・クリニックの状況:
2020年12月16日:希望者に対してワクチン接種を開始。
2021年10月5日:一価ワクチンによるブースター接種が始まった。
2022年9月12日:二価ワクチン(オリジナルのコロナウィルス用ワクチンとオミクロン変異株用ワクチンの混合)の接種が開始された。この日が本調査の開始日である。つまり、図2の横軸の第1日目である。
本調査の最中に広がった変異株の種類は、オハイオ保健局のデータによると、この調査が始まった頃の10週間はBA.4またはBA.5であった。だが、12月にはBQ.1 、BQ.1.1、BF.7が優勢となった。
調査の結果:
オミクロン変異株が出現する前と後ではワクチンの有効性は大きく変化した。オミクロン変異株が現れてからオリジナルのワクチンの有効性は、ブースト接種の2~3ヵ月以内に、大きく低下した。このような状況から新種のワクチンの投入が必要視されて、二価ワクチンの投入がFDAによって承認された(2022年8月31日)。つまり、オリジナルのワクチンとオミクロン変異株用のワクチンとの混合である。緊急使用が望まれたことから、この新しい二価ワクチンの安全性の確認は行わずに、市場への投入が決断された。このような状況を背景にして、クリーブランド・クリニックは二価ワクチンの有効性を検証することにした。
新型コロナへの感染のリスクはワクチン接種の回数が増えるほど増加するという皮肉な結果が表面化した。
それでは、最終的にワクチン接種による死者数はどれ程になったのであろうか?あくまでも推定値ではあるのだが、数値は極めて大きく、驚愕的だ!
ここに「2021年における新型コロナ用ワクチンによる悲惨な死者数(原題:Catastrophic COVID-19 Vaccine Casualties in 2021: By Peter
A. McCullough, MD, MPH, Jan/26/2023)」と題された最新の記事がある。それによると、ワクチン接種は2020年の12月に開始されたが、2021年の1年間に死亡した米国における患者数は下記のような具合だ。いくつかの異なる数値がある:
◆ファイザー社は2020年12月10日から摂取後90日以内に同社のワクチンの接種直後に発生した死者の数を1,223人と記録した。(訳注:年間の数値に外装すると、約4倍として4,892人となる。だが、実際には接種者の母数が大きく変動するであろうから、単純に4倍することは避けた方が賢明だ。外挿した数値は、あくまでも、大雑把な参考値でしかない。)
◆パンタザトスとセリグマンは、2021年のワクチン投与と米国国勢調査データによる全死因過剰死亡数は146,000人から187,000人の間であり、中央値は166,000人であると報告した。
◆2021年12月末までに、CDC VAERSシステムは~8,000人の死者数を報告し、過少報告係数は30であり、その情報源からの総死者数の推定値は240,000人となった。
◆「BMC感染症」に掲載された最近の論文で、マーク・スキッドモア博士は一般人からの報告から学ぶことは有効であり、代表的であるとも言える調査手法を活用した。合計で22%の人たちはワクチン接種によって重篤な危害を受けた人を知っており、回答者がワクチンに起因すると判断した死亡事例に基づく推定総数は278,000人に達する。
これらの数値は何れも2021年度中の数値である。米国内の数値である。2022年度はどれ程の数値になったのか。世界全体ではどれ程の死者数となったのか。遅かれ早かれ、関連データが入手可能となるであろう。
新型コロナワクチンの有効性について理解しようとすると、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることが分かる。それらを選り分ける作業は専門家にお任せするしかない。われわれ一般庶民の仕事は、たとえそれが医学領域という極めて専門的な領域ではあっても、専門家が到達した結論を少しでも広く、そして、より深く理解することにある。論文の詳細は余りにも専門的過ぎるので、概要だけを読んで終わりにせざるを得ないことも少なからずある。そのような場合であっても、概要欄の記述はあなたに間違いなく新たな認識を与えてくれる。
参照:
注1:Very large Cleveland Clinic study shows more vaccines make you
more likely to get COVID: Steve Kirsch, Jan/19/2023
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